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多胡古墳群 寺ノ上支群

ページID:0005004 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 市指定

​​多胡古墳群 寺ノ上支群(北から)の写真
多胡古墳群寺ノ上支群(北から)

多胡古墳群は吉井町多胡から吉井町神保にかけて分布する古墳時代後期~終末期にかけての群集墳で、90基以上存在していたと考えられる吉井地域最大の古墳群です。鏑川が形成した河岸段丘のうち上位段丘に位置し、鏑川へ流れる大沢川の右岸に直径10~20m程度の円墳を中心とした古墳が分布しています。

周辺の台地には古代矢田郷に比定される矢田遺跡があり、紡錘車や布などの織物業関わる遺物が出土しています。のちの古代多胡郡の基盤になる手工業生産を担った集団が存在し、本古墳群はこの集団の墓域と推測されます。古墳群のなかでも寺ノ上地区には広範囲に密集した多数の古墳が保存状態良く残存しています。築造された当時の景観を良好に保っていることから、学術的価値の高い遺跡です。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定史跡
  • 名称:多胡古墳群 寺ノ上支群(たごこふんぐん てらのうえしぐん)
  • 指定年月日:令和5年8月1日
  • 所在地:高崎市吉井町神保、吉井町多胡