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第10回高崎学検定シンポジウム

ページID:0005071 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

 

第10回高崎学検定シンポジウムの報告

日時および会場

  • 日時:令和4年12月3日(土曜日)午前11時10分から
  • 会場:高崎市市民活動センター・ソシアス/市民ホール

第1部 パネルディスカッション

高崎学博士と語る第10回高崎学検定

第10回高崎学検定で博士に認定された内山富士雄さん、大野直樹さん、竹内良嗣さん、吉川裕司さん。高崎学検定運営委員会・根岸良司委員長の司会で、難関を突破した4人の博士たちに、学習方法や高崎を案内するとしたら、などをお聞きしました。

皆さんの受検動機はさまざまでしたが、学習方法として共通していたのは「勉強したことを現地に行って確認することが重要」とのことでした。高崎を学ぶことであらためて高崎の良さを知った、現地に行く楽しみが増えた、もっと知りたいという気持ちになっていったそうです。

“もし県外の友人に高崎を案内するとしたら”という質問に、高崎には現代的なもの(芸術劇場や隈研吾設計の駐車場、群響、映画祭や音楽祭などのイベント)と、歴史的なもの(上野三碑や多くの古墳、佐野の渡し、箕輪城跡、音楽センターなど)が混在している。個別に訪ねるのもいいし、それをセットにして案内したらいいのではないか。いろいろな年代の人に喜ばれるのでは、との意見がありました。博士たちは、高崎のここがいいよ!というところをたくさん持っていて、市民の方もぜひ新しい発見をしてほしい、ともお話ししてくださいました。

パネル
パネルディスカッションの様子

第2部 講演

多胡郡正倉跡の最新発掘調査成果

講師:小根澤 雪絵 氏(高崎市教育委員会文化財保護課)

古代多胡郡の役所跡に関連する遺跡を確認するための発掘調査中、昨年偶然にも銅鏡が出土しました。講師からその時の状況や、調査結果などをお話ししていただきました。

銅鏡は、桑の木の抜根で掘り起こされることもなく奇跡的に出土しました。鏡面は破損のない完形で、光が反射して輝いていました。デザインの特徴から「鳥頭四獣鏡系」に属し、県内では初めての出土です。銅鏡の直下からは、鉄製工具のヤリガンナが出土、どちらも古墳時代前期のものと分かりました。その周辺からガラス小玉と硬い石で作られた管玉も出土しました。これらは、前期古墳の副葬品としてよく見られ、埋葬施設に関係する遺構であると推定されています。奈良時代に作られた役所跡の一つ多胡郡正倉跡との関係については、銅鏡と300年以上も時間が隔たることなどから、関連性はないだろうとのことです。しかし、遺構内部の土の分析など、これからも調査は継続されていきます。
講演会
講演会の様子

講座資料

 講演会資料(PDF形式 2.1MB)

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