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高崎藩用白檀塗浮線綾紋小頭具足
高崎市にある指定文化財 市指定
小頭の具足
正式には「高崎藩用白檀塗浮線綾紋小頭具足」(たかさきはんようびゃくだんぬりふせんりょうもんこがしらぐそく)といいます。
笠、胴部、籠手からなる高崎藩用雑兵(ざっぴょう)具足※1で、「高崎藩道中武具荷拵軍役書上」(たかさきはんどうちゅうぶぐにごしらえぐんやくかきあげ)(石原町 片山文書)に記載された、「江戸六領」のうちの一領にあたります。
笠や胴には白檀塗り※2の上に黒漆(くろうるし)で浮線綾杉文が描かれており、工芸的にも優秀な作品です。
※1 具足:甲冑(かっちゅう)すなわち、よろいかぶとのことです。
※2 白檀塗り:金箔(きんぱく)を貼った上に透漆(すきうるし)を塗ったもの。
文化財情報
- 指定種別:高崎市指定重要文化財
- 名称:高崎藩用白檀塗浮線綾紋小頭具足(たかさきはんようびゃくだんぬりふせんりょうもんこがしらぐそく)
- 指定年月日:平成元年3月8日