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家屋の税額が下がらないのはなぜ

ページID:0002161 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

Q 住宅を建てて年数が経っていますが、家屋の税額が下がりません。どうしてですか?

評価替えの年度ではない

固定資産税の評価額は、3年ごとに見直しを行うこととされています(これを「評価替え」といいます)。その間は、前年度の評価額を原則として据え置くことになっています。そのため、評価替えに当たらない年度で家屋の評価額が変わることはありません。

物価の上昇等により、当該年度の評価額が前年度の評価額より上がったため前年度の評価額に据え置かれている

評価替えにあたり、家屋については、建築物価の変動や経過年数に応じた損耗の状況による減価を考慮しています。通常は物価の上昇よりも経過年数に応じた減価のほうが大きいので、前年度の評価額よりも見直した評価額のほうが下がることになりますが、物価の上昇のほうが大きい場合には、計算上前年度の評価額よりも上がってしまうことになります。こうした場合には、前年度の評価額に据え置くこととされています。そのため、物価が上昇している時や、過去の物価上昇時に評価額が据え置かれていた場合などは、見直した評価額が前年度の評価額や過去に据え置かれていた評価額を下回るまで評価額が変わらないという状況がでてきます。

経過年数に応じた損耗の状況よる減価が、下限である20%に達した

経過年数に応じた減価は評価替えごとに少しずつ下がっていきますが、20%が下限とされています。そのため、建築からある程度年数が経過して減価が下限まで達している場合には、評価額が変わることはありません。一般的な木造の専用住宅は約25年、鉄筋コンクリート造の共同住宅は約60年で下限まで達します。