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ピロリ菌について
ピロリ菌とは
ピロリ菌は、胃の中にすみつく細菌です。乳幼児期に人の胃に感染する細菌で、胃がんの最大の原因であるとされています。
日本では、衛生環境が十分整っていなかった時代に生まれた人の感染率が高く、50歳以上の約半数の人は、ピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌に感染している人の口の中にピロリ菌がいることがあるので、箸の共用や親がかみきった食べ物を子どもにあたえることは避けたほうがよいでしょう。
ピロリ菌に感染しているか調べるには
高崎市では、「ピロリ検診」及び「胃がん【リスク】検診」として、ピロリ菌に感染しているかを調べられる検診(血清ピロリ菌抗体検査)を実施しています。ピロリ菌に感染しているかどうか、まだ調べたことのない人は、ぜひ受けましょう。
※ピロリ菌除菌治療後の人、腎不全の人、胃切除後の人は、正しい結果が得られない場合があります。
ピロリ菌に感染している場合は
ピロリ菌に感染している場合は、除菌治療をすると胃がんが発生するリスクも減少するといわれています。
ピロリ菌除菌治療を受けた後は
ピロリ菌の除菌治療に成功すると、ほとんどの人は、胃の調子が良くなります。胃がんになるリスクは減りますが、ゼロにはなりません。除菌治療後も主治医の指示に従って、胃内視鏡(胃カメラ)などの検査を受けることが大切です。