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染料植物園歳時記(平成30年度)
写真教室「春の花を撮ろう」が開催されました 2019年3月24日
講師に全日本写真連盟関東本部委員の塚越邦明先生をお招きし、写真教室を開催しました。
前半は室内で、カメラの使い方と先生が撮影した写真をもとに撮影のポイントの講義が行われ、後半は園内に出て、実際に写真撮影を行いました。写した写真を先生に見せチェクしてもらう人、光の加減や写し方のポイントを確認する人などみなさん楽しまれていたようです。
春の暖かさに誘われ来園者数も増えてきました 2019年3月15日
春になると植物園には、花を探して散策する人、絵を描く人、写真を撮影する人、小さな子供たちの遠足など、様々な方が来園されます。園内は、自家用車や自転車の乗り入れは禁止されているため、ゆったりとした時間が過ごせます。また、植物園の入園料は無料で、第1駐車場には119台の駐車が可能です。(工芸館への入館は有料、ただし、65歳以上、中学生以下は無料)
写真は、日本水彩画会群馬支部のみなさん、近くにあるこども園のみなさんです。ご利用ありがとうございました。また遊びに来てください。
園内に咲く花の様子 2019年3月10日
園内を歩いていると春を呼ぶ花たちが咲き始めていました。なぜか園内では「黄色」の花が目立ちます。
ミツマタ
緑葉を用いて染めます。また、若葉による緑色染でも綺麗な草色に染まります。現在は製紙用、特に紙幣用として広く植えられている。
ギンヨウアカシア
オーストラリア原産で日本には明治末期に渡来し、庭や切り花用に栽培されています。
サンシュユ
タンニン分が多く、媒染により紫褐色や紫黒色、黒色、黄茶色などに染めます。
マルバマンサク
冬期間に切った樹の幹材をチップにして染めます。媒染により赤肌色、金茶色などに染めます。
セリバオウレン
山地に生える多年草です。同種でもキクバオウレンの花は、まだ咲いていません。
フクジュソウ
福寿草の花は、日当たりの良い場所(写真左)では1月下旬から花が咲き始め、もう見ごろは過ぎていますが、日陰(写真右)では今が見ごろとなっています。
特別体験「奄美大島の泥染め体験」を開催しました 2019年3月10日
講師に、奄美大島から染色家の植田正輝先生をお招きし、泥染め体験を開催しました。
奄美大島から泥とシャリンバイをお送りいただき、絹のストール(子どもは巾着)を染めました。ほぼ全員が初めての体験でどんな色に染まるのか楽しみでしたが、シャリンバイを煮出した液と石灰や泥に何度も浸けながら、きれいな赤茶色やグレーに染めました。
グリーンワークショップ「観音山の野鳥を作る」が開催されました 2019年3月9日
講師に谷畑藤男先生をお招きし、円柱の棒から刃物を使い切り出した、木彫りのフクロウを作成しました。みなさん思い思いのイメージで、他にはない自分だけのフクロウを完成させていました。
春を感じる花たちが咲き始めました 2019年2月13日
今園内には、福寿草の花(写真左)が、あちらこちらに咲いています。太陽の光を浴び、花びらが開く暖かい日には、普段より多くの方に来園いただいています。
福寿草の写真を撮ろうと園路を歩いているといい匂いがしてきました。匂いの主は、葉より早く下向きの黄色い小さな花を咲かすロウバイ(写真右)です。ロウバイの若葉は緑色染めの手法で、緑色に染めます。残念ながら福寿草は染料植物ではありませんが、観音山に春が近いことを感じる花なので大切に育てています。
春が近いことを感じる梅(写真左)と紅梅(写真右)の花も咲き始めていました。
梅は、切った樹皮で灰汁媒染で黄色味のある赤茶色、アルミ媒染で肌色から赤樺色などに染めます。紅梅の心材では、淡紅色から濃く染め重ねるといくらか茶色味のある赤色に染める場合もあります。
春の花を探しながら、園内の散策はいかがでしょうか。
特別講習会「草木染・ウールの原毛を染める」が開催されました 2019年1月29日
講師に山崎和樹先生をお招きし、当園では初めての事業「ウールの原毛染」を行いました。染料にはインドアカネを使用し、媒染は、無媒染、アルミ媒染、アルミ+鉄媒染、鉄媒染の4種類。出来上がりは右上の写真となりますが、無媒染の方がアルミ媒染よりも濃い色に染まりました。染料や熱の入れ方により多少の違いがあるようです。予想と違う色になるのも、また面白いです。
福寿草が咲き始めました 2019年1月9日
園内の日当たりの良い場所に、福寿草の花が咲き始めました。
福寿草は、朝は花が閉じていて、太陽の光を浴びる日中に花を開き、夕方になるとまた閉じてしまいます。
見ごろはまだ先ですが、来園の際、探してみてはいかがでしょう。
グリーンワークショップ「親子で門松を作ろう」 2018年12月22日
講師に浜名三芳先生をお招きし、親子でお正月に飾るミニ門松を作成しました。親子で力を合わせて竹をのこぎりで切ったり、飾り付けをしたり楽しんでいただけたようです。
みなさんよいお年を!
特別講習会「草木染・紫根染」を開催しました 2018年12月16日
園内で栽培したムラサキの根を試験布染に初めて使用しました。
講師に山崎和樹先生をお招きし、ムラサキの根(紫根)で絹のふくさを染めました。ふくさは、購入した中国産のムラサキの根で椿灰を媒染とし染めましたが、今回の講習会では、園内で栽培しているムラサキの根を初めて試験布を染める際に使用しました。また、最近ではあまり使用していなかった椿の灰も媒染に使用し講習が行われ、講習生さん達も大変貴重な経験ができたと喜ばれていました。
左の写真は、園内で栽培したムラサキ(2年栽培と3年栽培)の根の土を払い、半生状態にするため乾燥させているところです。右の写真は、講習会で染めた試験布です。媒染は、左から「椿灰」、「椿灰」、「ミョウバン」、「無媒染」ですが、左から2番目の試験布には、「園で育てた国産のムラサキの根」が使用されており、同じ媒染(左)でも少し色が違うのが分かります。また、同じ染料(紫根)、同じ媒染(椿灰)でも、ふくさの色と試験布(左端)の色が違います。これは布の材質による違いのようです。
染料植物園から見える紅葉は、今もきれいです 2018年11月28日
左は染色工芸館内から庭を、右は染色工芸館から観音様を望む写真です。少し葉が落ちましたが、まだ紅葉がきれいにみられます。
この時期は、染料植物園からひびき橋(吊り橋)を通り、観音様までの遊歩道(途中木道)を多くのみなさんが散策しています。
技法講習会「草木染・絹の絣糸を染める」 2018年11月28日
岡田教子先生を講師に招き、手括りの絣の技法で絹糸をスオウの銅媒染で小豆色に染めました。
受講生のみなさんも手際よく、見事に染め上げていました。
今回の収蔵品展「草木染の美・冬」では、岡田先生の講習会で染められたウールの絣糸も展示されますので、ぜひご覧ください。
特別講習会「草木絵の具を作る」 2018年11月18日
山崎和樹先生を講師に招き、植物染料を顔料化して草木絵の具を作り、和紙のハガキやコースターなどに摺り染めで絵を描きました。こんな手作りの素敵な年賀状が届けばうれしいでしょうね。
観音山丘陵の木々も色付き始めました 2018年11月8日
左が11月6日、右が11月8日の園から観音様を望む写真です。少しずつ木々が色付き始めました。
紅葉の見ごろは11月中旬頃かな?
企画展関連事業 講演会「秋田の染めと織り -絞り染めを中心に-」、講習会「秋田の絞り染め -実技編」が開催されました 2018年11月3日、4日
秋田県立博物館の宮本康男先生を講師にお招きし、11月3日に秋田の伝統的な染め織りをはぐくんできた北国の暮らしの背景や絞りの技などの手仕事、伝統技術を絶やさないための秋田県立博物館の取り組みについて講演が行われました。翌4日には、宮本先生による秋田で行われてきた絞り技法の講習会が開催されました。両日とも定員を上回る応募があり、みなさん熱心に先生のお話し、また、技術指導に耳を傾けていました。
講演会の様子(展示室)
講演終了後展示室に移動し、展示された作品について説明が行われ、参加者からの質問に丁寧に答えられていました。
講習会の様子
講演会の翌日には、実習室で絞り技術の講習会が行われ、鹿の子絞り、折り縫い絞り、梅の帽子絞り、三浦絞りの講習が行われました。右が先生が当日染めた作品です。1枚の手ぬぐいに4種類の絞りを行い藍で染めました。
高崎経済大学国際交流プログラムで留学生が藍染体験に来てくれました 2018年10月21日
高崎経済大学の留学生が藍染体験に来てくれました。
初めての藍染体験、世界にひとつだけのハンカチをきれいに染め上げ、とても楽しそうでした。
展示室の企画展「絞り染め技術の伝承」の絞りの展示を見て、担当者に『これを作るのにはどのくらい時間が掛かるの?』と質問が飛んでいました。出品者の方にお聞きしたら1か月くらいのものもあれば、1年半くらいかかるものもあるとか・・・・。
またお友達を連れて遊びに来てくださいね。楽しみにしています。
「ネイチャークラフト-My標本箱と木の実の小物作り-」が開催されました 2018年10月20日
はじめに園内で植物の特徴を学びながら実や種を見つけながら収集し、実習室に戻り、里見先生の指導のもと、みなさん思い思いの標本箱やおもちゃ、小物を作りました。
子ども達の作業を手伝う保護者の方も、子どもと話をしながら楽しんでいました。
技法講習会「藍染・ろう染め」、「草木染・ろう染め」が開催されました 2018年10月18日
ろう染めという技法を使った講習会が、藍染(講師:関礼子先生)で9月20日から、草木染(講師:吉村晴子先生)で9月21日から、それぞれ4日間のコースで開催されました。
同じ時期で同じ技法の講習を行って参加者は集まるの?、ろう染めとは何?といった、そんな不安はすぐに吹き飛びました。
ろうを溶かし、防染力として色が染まらないように模様を描きます。この技法で、藍染・草木染でこんなにもできあがった布の表情が違うのかと、驚きです。
藍染は、紺色の濃淡により何ともいえない古くからの日本らしさが感じられ、また草木染は、鮮やかな色彩によりいろいろなデザインが楽しめました。これなら参加希望者が多いのもうなずけます。
来年は春に講習を予定しています。
藍染・ろう染め
草木染・ろう染め
夏も終わり植物の実がとてもきれいです 2018年9月23日
ガマズミの実です。
園路を歩いていると、真っ赤な実に目を奪われました。
春の企画展で群馬先生が描いていて印象深かった。これがガマズミか!
※9月頃の葉を取って染色すると薄柿色や鼠色に染まるそうです。
サワフタギの実です。
初めて見たきれいな濃紺の実です。
日が当たるとキラキラ光りとてもキレイです。
※アルミ成分を多く内蔵しているため、葉を焼いた灰で作った灰汁は、紫根染や茜染などの染色に用いられたそうです。
和綿の実です。
綿花といわれているので、これが花かと思い調べてみると、実なんだそうです。
この白い綿の中に包まれ、中に種がありました。とても暖かそうですネ。
糸にしてみようと、職員が糸紡ぎにチャレンジしたことがあったそうですが、なかなか難しいそうです。
ヤマボウシの実です。
実の多くは、葉の下に隠れるように生りますが、ヤマボウシの実は、葉の上に生ります。
鳥に種を運んでもらいたいために、目立つようにしているとか。本に生食できるとあったので食べてみたら美味い!これなら鳥も食べにきてくれる!
※9月から10月頃の緑葉を用いて染色します。黄茶色や紫味の黒鼠色に染まります。
クワガタ発見 2018年9月8日
観音山丘陵にある植物園には、いろいろな昆虫が遊びに来ますが、今年、園内でクワガタを見たのは初めてです。ちょっと季節はずれな時期に出会いました。
「草木染で手ぬぐいを染める」が開催され、受講生さんが「三浦絞り」のエプロンを着て参加してくれました 2018年9月1日・2日
木綿の手ぬぐい地に立涌絞りをして茜色に染めました。2日間の講習でしたが、みなさん素晴らしい作品ができあがりました。
受講生さんが、園の講習会で作成した「三浦絞り」の手ぬぐいをエプロンに仕立て上げ受講されました。
見事な出来栄え!
3枚のスカーフを染めブラウスに仕立て上げ来園されました 2018年9月1日
藍染の染色体験に通うこと数回、3枚のバンダナを染め上げ、ブラウスに仕立て上げて草木染の講習会を受講されました。
前身、後ろ身、肩口と3枚のバンダナを計画的にデザインし見事に繋ぎました。側面の絞りのライン、柄がバッチリ合っています。みなさん本当にスゴイ技術です。
着心地をたずねると、「とても涼しくて気持ちいい」そうです。
またのご来園を楽しみにしています。
「三浦絞り」の受講生さんが作品を見せに来てくれました 2018年8月30日
今年6月~7月に行われた絞り染めワークショップ「藍染で手ぬぐいを染める 三浦絞り」の受講生さんが、講習会で染めた布を使い、半巾帯を作り見せに来てくれました。
裏地には手持ちの藍の布を使い、刺し子のような刺繍糸が入っています。糸は講習会で布を絞るときに使ったほぐした糸を使ったそうです。とても素晴らしい出来栄えです。
園の担当者も、受講生さん達の作品を見せていただき、次の講習への励みになりました。どうもありがとうございました。
藍の花を見つけていたら、天敵を発見しました 2018年8月26日
今日で藍の生葉染め体験も終了しました。大勢のみなさんに体験いただきありがとうございました。夏休みの自由研究などには最適だったかな?
園内の藍につぼみが出始めました。もうすぐ咲き始めそうです。
そんな中、花が咲いていないか探していると、枝の途中から先が枯れている藍を見つけました。
聞いてみると「シンクイムシ(通称)」が入ったのではないかとのこと。
茎を採り、ムシを探してみました。
茎の芯にムシを発見!
だから「芯食い虫(シンクイムシ)」と呼ばれているのか。
これが園の藍を枯らしてしまうこともある「シンクイムシ」です。
見事に茎の真ん中を食べ、食べたところから先に栄養がいかなくなり枯らしてしまいます。
大きさはこんな感じ。
茎の芯は空洞になっていました。
このような害虫駆除も、私たちの重要な仕事です。
8月の染色体験「藍生葉染」がスタートしました 2018年8月1日
5月に植え替えを行った藍も大きく育ち、たくさんの葉をつけました。
8月1日から染色体験「藍生葉染」がスタートしました。夏らしく鮮やかなスカイブルーに染まります。ぜひ、体験してみてください。
子どもワークショップ「夏休み親子藍染」が開催されました 2018年7月29日
親子で協力しながら、午前中は子どものTシャツ、午後は親のTシャツを染めました。みなさん夏休みの一時を楽しんでいました。
藍色に染め上がったTシャツを持ち、最後に全員そろって写真をパッチ!
絞り染めワークショップ「藍染で手ぬぐいを染める」が開催されました 2018年7月1日
園の職員が講師となり、6月3日、7月1日の2日間に渡り木綿の手ぬぐいに「三浦絞り」をして、藍に染める講習が開催されました。布を家に持ち帰って根気のいる作業となりましたが、みなさん素晴らしい作品ができあがりました。
数日後、講習会で染めた布でブラウスを作り見せに来てくれた講習生がいらっしゃいました。きれいな仕上がりに職員も驚いていました。どうもありがとうございます。
特別講習会「草木染・緑色染」が開催されました 2018年6月17日
山崎和樹先生を講師に迎え「草木染 緑色染」が、開催されました。
染料にセンダン(栴壇)の生葉と茎を使い、ドウ、焼き明ばん、テツの3種類の媒染液を使用し試験染を行いました。同じ染料から媒染液を替えるだけで緑色、黄色、茶色に布が染まり驚きました。最後に、ドウ媒染でストールを鮮やかな緑色に染め、講習は終了となりました。
技法講習会「草木染・ウールの絣糸を染める」が開催されました 2018年6月13日
岡田教子先生を講師に「草木染・ウールの絣糸を染める」が、開催されました。
糸を部分的に防染して白く染め残したり、他の配色を部分的に染め加えたりして意識的に染めた糸を「絣糸」といい、絣糸を用いて織物を「絣」といいます。今回は、西洋茜を染料とし、硫酸第一鉄を媒染液として絣糸を染めました。講習生の皆さんは、この糸を使って何を作るのでしょう、楽しみです。
技法講習会「藍染 筒描染5月コース」が開催されました 2018年5月26日
みずむらやよい先生を講師に「藍筒描染5月コース(全3回)」が、開催されました。
5月コースは、ユネスコ「世界記憶遺産」に登録された上野三碑の一つ、「多胡碑」の文字を染める初心者向けの講習でした。
講習は、先生の筒描染の説明から始まり、対象物の写生、染色する布へ青花ペンでの下書き、糊で下書きにそって描き、糊を乾かしてからの染色作業となりました。
皆さんの個性溢れるすばらしい作品が出来上がりました。
筒描染についての説明からスタートです。
青花ペンで練習した下書きを乾燥させる様子です。
5月コースでは「多胡碑」に記されている文字を染めました。
子どもワークショップ 自然と友だちになろうネイチャーゲーム 2018年5月20日
5月20日(日曜日)に「自然と友だちになろうーネイチャーゲーム」を開催しました。
はるなネイチャーゲームの会のみなさんを先生に、園内の木々や花、昆虫などを見つけながら自然の中でゲームを楽しみました。
「ここから見える木々の緑色は濃い色、薄い色いろいろあるね。何種類あるか数えてみよう。」
「うーん8種類」、「10種類」
子どもたちの大きな声が響きました。
藍の植え替えを行いました 2018年5月17日
8月の「藍の生葉染体験」に使用するため、藍の植え替えをしました。
今は株の間がだいぶ空いていますが、時期になると隙間なく葉っぱで覆われます。
体験は、この葉っぱを摘むところから始まります。
「藍の生葉染体験」は、7月7日から募集開始です。
ムラサキの花が咲きました 2018年5月8日
昨年植えたムラサキが、花を咲かせました。小さな可憐な花は、7月上旬まで見ることができます。
「紫は灰さすものぞ海石榴市(つばいち)の八十(やそ)の衢(ちまた)に逢へる児や誰」この万葉集の歌に名前が出るほど歴史は古く、奈良時代から江戸時代末頃まで栽培が行われた染料植物です。現在は、合成染料の登場により使用が減少し、自生のムラサキは、絶滅危惧種レッドデータブックIb類(環境省レッドリスト)にランクされるまでになっています。
来園の際は、ぜひご覧ください。
技法講習会 和紙夾纈染の講習会が開催されました 2018年4月22日
4月22日(日曜日)に技法講習会「菊池周子の草木による和紙夾纈染」の染色講習会が開かれ、高崎友の会「くりの会」のみなさんにご指導いただきました。
草木染料は、渋木(しぶき)、蘇芳(すおう)、ロッグウッド、茜、黄檗(きはだ)、栗(鬼皮を干したもの)の6種類。媒染剤はアルミ、鉄の2種類から選びました。
染色方法は、三角のびょうぶだたみに折った和紙の角に草木染料を染み込ませ、広げると万華鏡のような雪花模様になります。染め上がりの和紙は、折り目を中心に左右対称となります。