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大切な人を守るためにあなた自身ができること

ページID:0005051 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

あなたの身近に不安や悩みを抱えている人はいませんか。

いつもと違う様子に気づいたら、声をかけてあげてください。
そして、その人が悩みや不安について話をしてくれたら、「元気を出して」と安易に励ましたりせず、じっくりと話をきいて、気持ちに寄り添い、ぜひ相談窓口を紹介してください。

1 気づき

以下のような、いつもと違う様子が見られたら、それはこころのSOSかもしれません。

  • 気持ちの変化…涙もろくなる、イライラする、気分の浮き沈みが激しい、自分を責めてしまう、怒りっぽくなる、口数が減り周囲との交流を避けるようになる
  • 体の変化…眠れない、食欲不振、疲れやすい、体が痛い・だるいなどの体調不良を訴える、お酒を飲む頻度や量が増える
  • 考え方の変化…集中力がなくなる、好きなことに興味がわかない、自暴自棄になる、死をほのめかす

2 声をかける

例えば、「なんとなく元気がないようですが、調子はどうですか?」、「最近疲れているようだけど、何かありましたか?」、「良かったら話を聞かせてくれませんか?」、「何か力になれることはありませんか?」などと、声をかけてみましょう。一声かけることで、“あなたを気にかけている”、“あなたのことを心配している”という気持ちを伝えることができます。

3 傾聴

本人の話をきくときは、安心して話せる雰囲気を作りましょう。「あなたに原因があるのでは?」と批判や否定をしたり、「元気を出していきましょう」と安易に励ましたりせずに、「そういう状況なんですね」「そういう風に考えてしまうんですね」などと受け止めましょう。「死にたい」「消えてしまいたい」と打ち明けられても、うろたえずに、「大変でしたね」「つらかったですね」「話してくれてありがとう」とねぎらい、その気持ちに寄り添うことが大切です。

4 つなぐ・見守る

こころが弱くなっていると、自分から行動を起こすことが難しい場合があります。相談窓口について丁寧に紹介していただき、可能であれば、相談者の了承を得て「あなたを支えてくれる他の人にも話して、どうすればよいか考えましょう」と伝えましょう。そして、相談機関に直接連絡を取ったり、一緒に行くなど、早めに専門の相談機関などにつながるようお手伝いをしてください。

その後も、引き続き相談にのることや変わらず見守っていることを伝えて、安心してもらえるようにしましょう。