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令和3年度のお題

ページID:0006694 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

『おこらいる』【3月1日号】

3月のお題は「おこらいる」で「怒られる」を意味するおらほうの言葉です。
今回は投句が200以上あってたまげたんさ。思わず笑っちゃうような「おこらいた」句がいろいろあったんよ。

  • スマホ手に 返事おろそか おこらいる
    (高浜町 新野 幸子)
  • おこらいる 振りして次の 策を練る
    (町屋町 桜井 覚)
  • おこらいる それよりこわい 黙る妻
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • おこらいる 前にごめんと 先手うち
    (吉井町黒熊 吉田 笑津古)
  • 通信簿 隠しておいて おこらいる
    (日高町 津久井 忠世)
  • おこらいる 逃げ込むババの 膝のうえ
    (石原町 櫻井 義政)
  • おこらいる 時にはそれが 糧となり
    (吉井町長根 横尾 留美子)

(敬称略)

お便り紹介

「弟が 悪くも俺が おこらいる」子どもの頃、3つ違いの弟と相撲をとって障子を壊すと、厳しい父におこらいるのはいつも兄の私でした。弟が亡くなった今では、懐かしい思い出です
(中泉町の横山博之さん)

『かさっぺた』【2月1日号】

2月のお題は「かさっぺた」で、「かさぶた」を意味するおらほうの言葉です。

  • 幼き日 母のまじない かさっぺた
    (箕郷町上芝 関口 春道)
  • 運動会 僕の勲章 かさっぺた
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • 孫のひざ 元気印の かさっぺた
    (中里町 吉田 和伸)
  • かさっぺた 部活の孫の 自慢聞く
    (柴崎町 佐藤 正)
  • かさっぺたが 剥がれたころに また転ぶ
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • かさっぺた 膝小僧が 指定席
    (高関町 伊藤 巧)
  • かさっぺた はがした跡が 日本地図
    (萩原町 清水 米雄)

(敬称略)

お便り紹介

「かさっぺた 出来て自転車 やっと乗れ」昔は補助輪のない自転車で、転がって擦りむいてかさっぺたになる頃、やっと一人で乗れるようになりました
(倉賀野町の鳥羽かおるさん)

今では何気なく自転車を使っているけれど、私も乗れるようになるまでえらい苦労したんさ。泣きべそかきながら練習したのを思い出したんよ。

『~かんべ』【1月1日号】

1月のお題は「~かんべ」で、形容詞の語尾につけて「〜だろう」と推量を表すおらほうの言葉です。
2021年もたくさん川柳を送ってもらえてうれしかったんよ。おらほうの言葉を毎回楽しみにしてくれる人がいっぺぇいてありがたいんさね。

  • ワンコイン そりゃあなかんべ お年玉
    (上中居町 枝窪 俊夫)
  • よかんべと 孫にTシャツ ちっちゃすぎ
    (乗附町 高橋 アサ子)
  • 旨かんべ 今日のけんちん 上出来だ
    (八幡原町 松本 かね子)
  • 空っ風 吹いて干し芋 甘かんべ
    (八幡町 梅村 ヨシ子)
  • ダイエット 目標までは 遠かんべ
    (下小鳥町 清水 弘志)
  • 良かんべと 差し出口して 火に油
    (萩原町 清水 米雄)
  • 寒かんべ 早朝散歩 月明り
    (上小鳥町 星野 政治)

(敬称略)

お便り紹介

「旨かんべ 孫とび跳ねる 食事券」市から配布された食事券で、親子孫三代で久しぶりの食事会。孫はとび跳ねての喜びようでした(中室田町の清水正幸さん)

『もこう』【12月1日号】

12月のお題は「もこう」で「向こう」を意味するおらほうの言葉です。
朝晩は特に冷え込むようになったんね。寒い日の朝はなかなか布団から出られなくて、つい二度寝しちゃうんよ。

  • 稲刈りの もこうはすぐに 冬支度
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • 半分こ なんかもこうが 多く見え
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • きんぎょ鉢 もこうで猫が ねらってる
    (吉井町黒熊 吉田 笑津古)
  • 体重計 もこう見ててと そっと乗る
    (上小塙町 山田 みゆき)
  • どこいぐん きかれていつも もこうまで
    (高関町 伊藤 巧)
  • 鳥の群れ もこうの電線 楽譜かな
    (下斉田町 石原 重子)
  • 雨あがり 遥かもこうに 虹の橋
    (新町 新井 豊作)

(敬称略)

お便り紹介

「もこうから 会釈されたが わからない」あいさつされても、年のせいか、マスクのせいか、すぐに名前が出てきません(倉賀野町の藤田エミ子さん)

『つっこくる』【11月1日号】

11月のお題は「つっこくる」で「強く押す」を意味するおらほうの言葉です。

  • 肝試し 先に行ってと つっこくる
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • つっこくる 相手もいない オンライン
    (上中居町 枝窪 俊夫)
  • おさな子は テレビのネコを つっこくる
    (行力町 経田 一方)
  • 上棟式 つっこくられたら 餅ゲット
    (剣崎町 河合 盛喜)
  • ぬかるんだ 畑で軽トラ つっこくる
    (上里見町 古嶋 忍)
  • 秋晴れに 沈んだ気持ち つっこくる
    (町屋町 桜井 覚)
  • 福だるま つっこくられても 起き上がり
    (吉井町黒熊 吉田 笑津古)

(敬称略)

お便り紹介

「孫ゲンカ 叩かれ泣いて つっこくる」小学2年生と年長の孫のけんかが始まると、仲裁に入るばあばは大変です。どっちも負けていません(吉井町中島の森和子さん)
私も昔はよく、ささいな事で妹とけんかしてたんさ。子どもはけんかになっても、いつの間にか仲直りして遊んでるから不思議だいね。

『おこさま』【10月1日号】

10月のお題は「おこさま」で「蚕」を意味するおらほうの言葉です。

  • 嫁に来て 初おこさまに たじろぎぬ
    (中島町 田口 良子)
  • おれんちは おこさま偉え 亭主より
    (高関町 伊藤 巧)
  • おこさまに 遠慮して寝る 部屋のすみ
    (八幡町 梅村 ヨシ子)
  • おこさまが 桑を食む音 四重奏
    (萩原町 清水 米雄)
  • 純白の 可愛いおこさま 繭になる
    (和田多中町 黒澤 繁)
  • おこさまが 繁栄紡ぐ 絹の国
    (新町 杉本 曉)
  • おこさまが 世界遺産を 上州に
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)

(敬称略)

お便り紹介

「お蚕さまに 寝る部屋とられ 板の間に」

蚕が育つと、広い部屋は蚕に使われ、普段は大事にされているおばあさんも狭い板の間で生活していました(下佐野町の後藤清子さん)
おこさまをうんと大切にしていたのが伝わってくるんね。当時を懐かしむ句がいっぺぇあって、心が温かくなったんよ。

『つるさる』【9月1日号】

9月のお題は「つるさる」で「つり下がる、ぶら下がる」を意味するおらほうの言葉です。

  • アスリート 首につるさる 夢を追う
    (新町 新井 豊作)
  • 婆ちゃんに つるさる孫の モミジの手
    (下斉田町 石原 重子)
  • つるさった マスクは家族の 数干され
    (貝沢町 大塚 節子)
  • いつか着る つるさる服も 捨てられず
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • 出番なく 浴衣つるさる 奥座敷
    (上中居町 平野 道子)
  • つるさった 赤提灯が なつかしい
    (下之城町 菊池 修)
  • つるさって 軒の祭りや 柿すだれ
    (町屋町 桜井 覚)

(敬称略)

お便り紹介

「ひぐらしと つるさる風鈴 夕涼み」
今年の夏もとても暑かったですね。風鈴が鳴ることで涼を感じました(上小塙町の山田みゆきさん)
今年もえらいあっちぃけんど、ふと聞こえるスズムシの声や、ほのかなキンモクセイの香りに、秋の訪れを感じるんさね。

『はえる』【8月1日号】

8月のお題は「はえる」で「卵がかえる」を意味するおらほうの言葉です。
毎日あっちくてよいじゃあないんね。熱中症に気い付けてくんない。

  • はえる蚊に 夏が来たよと 足さされ
    (江木町 茂木 富男)
  • はえた鮭 肩の荷下りる 放流日
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • もうスイスイ はえたばかりの めだかの子
    (上中居町 枝窪 俊夫)
  • 浜辺にて はえた亀の子 海へ向く
    (新町 新井 豊作)
  • ひよっこが はえて孫たち 親代わり
    (町屋町 桜井 覚)
  • ピーピーと 親鳥を呼ぶ はえたひな
    (新町 杉本 曉)
  • つばめはえ 毎日見守る 老い二人
    (下之城町 菊池 弘美)

(敬称略)

お便り紹介

「ひなはえる 老人ホームの 軒栄える」老人ホームの軒下にツバメがはえて、にぎやかです。先日巣立って、親子で飛ぶ練習をしていました(吉井町吉井川の小林道雄さん)

『めんめ』【7月1日号】

7月のお題は「めんめ」で「うどん」を意味するおらほうの言葉です。

暑い日は、冷たいめんめがぴったりだいね。私は、祖母の手打ちめんめが大好物なんさ。今度作り方を教えてもらうんよ。

  • おめんめに 季節を添える しそみょうが
    (筑縄町 山田 誠)
  • ご馳走は 地粉めんめに 野菜天
    (八幡町 梅村 ヨシ子)
  • めんめ打つ 旦那尻目に カップめん
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • 母の横 見よう見まねで 打つめんめ
    (吉井町黒熊 吉田 笑津古)
  • めんめ打つ 母の背丸き 早日暮
    (上中居町 平野 道子)
  • 煮込むほど めんめの味の 奥深さ
    (下之城町 菊池 弘美)
  • 母作る めんめを囲み 晩ごはん
    (山名町 荻原 榮一)

(敬称略)

お便り紹介

「給食の やわらかめんめ なつかしく」給食のソフトうどんに、きんぴらを入れて食べました。思い出のなつかしい味です(箕郷町下芝の上原つる代さん)

『行ぐ』【6月1日号】

6月のお題は「行ぐ」で「行く」を意味するおらほうの言葉です。

  • 散髪に 行ぐたび額 広くなり
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • もう行ぐべ おしゃべりばぁば 陽がくれる
    (矢島町 中里 充子)
  • コロナ禍で 行ぐな帰るな 皆ガマン
    (筑縄町 山田 誠)
  • 行ごうにも 行げない旅路に 心馳せ
    (乗附町 藤野 エツ子)
  • 嫁ぐ朝 行ぐなと泣いた 父淋し
    (箕郷町上芝 関口 春道)
  • いつからか 帰るが行ぐに なる実家
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • 初節句 行がずに会えた オンライン
    (和田多中町 黒澤 繁)

(敬称略)

お便り紹介

「見行ぐべえ 昔なつかし 電気館」若い頃、映画を見るといえば電気館でした。「ここに泉あり」は何回見ても感動します(中室田町の清水正幸さん)
高崎電気館は、大正2年に市内に初めて開館した映画館なんさ。映画だけじゃなく、かつての映画館の雰囲気が味わえるのも魅力の一つなんね。

『しんねー』【5月1日号】

5月のお題は「しんねー」で「知らない」を意味するおらほうの言葉です。

  • 種をまき しんねー芽が出 目が点に
    (萩原町 清水 米雄)
  • 立ち話 しんねーうちに もうお昼
    (乗附町 高橋 亜紗子)
  • 新聞も しんねー横文字 多くなり
    (吉井町吉井川 小林 道雄)
  • しんねーと スマホで調べ すぐ忘れ
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • もうしんねー 言った先から 世話をやく
    (我峰町 槇田 操)
  • 馴れ初めを 祖父母に聞くも しんねーな
    (上小塙町 山田 光勝)
  • しんねー子 帰りは仲良し 新学期
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)

(敬称略)

お便り紹介

「しんねーか 戸棚に入れた だいふくを」だいぶ前のことですが、こっそり大福を食べてしまった時のことを思い出しました(中尾町の関原潤子さん)
私もこないだ、後で食べようと思っていたパンを、しんねー間に家族に食べられちゃったんさ。思わず台所を探し回っちゃったんよ。

『あかっこ』【4月1日号】

4月のお題は「あかっこ」で「赤ん坊」を意味するおらほうの言葉です。

孫が生まれたけど、コロナ禍でなかなか会えないって投句が多かったんさ。早くいつでも会えるようになってほしいんね。

  • あかっこの 顔を見たくて スマホ買う
    (箕郷町下芝 上原 つる代)
  • 動画しか 会えぬあかっこ もうあんよ
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • あかっこに 百面相の ジジとババ
    (町屋町 桜井 覚)
  • どっち似と あかっこ眺め 言い合いに
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • あかっこを 寝かせる前に ママ眠る
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • あかっこを 抱いた温もり 明日の糧
    (新町 新井 豊作)
  • あかっこの 見つめる先に 笑顔の輪
    (上里見町 古嶋 忍)

(敬称略)

お便り紹介

「あかっこを 背負いし肩に 春の風」孫を背負って散歩中に、暖かくなってきた風を顔に受けて孫が喜んでいる様子を詠みました(下斎田町の田口惠美子さん)