庭園歳時記

歳時記バナー

佐藤晃一展開催中の旧井上邸展示風景 2017年10月1日

高崎市美術館では9月16日(土)より「グラフィックデザイナー佐藤晃一展」を開催しており、会期中は展示室及び旧井上房一郎邸にて佐藤晃一作品の展示を行っています。

高崎高校OBである井上房一郎は、母校の学生たちに社会・芸術・文化など様々な分野の指導をし、特に美術においては才能ある学生を積極的に支援しました。

佐藤晃一も高崎高校在学中に井上房一郎に見出された一人です。
居間のテーブルには学生時代のスケッチブックなどをエピソードと共に展示しています。

居間の展示風景

和室では軸装された作品を展示しています。

和室の展示風景

 

10月に入り、庭園の楓の木が色付き始めました。

色付き始めた庭園の楓の木 背の低い楓の木の様子

これから紅葉が深まっていきますので、佐藤晃一作品の鑑賞とあわせて、ぜひ旧井上邸もごゆっくりお楽しみください。

処暑の時期に猛暑の旧井上邸 2017年8月24日

8月に入り曇天・雨天が続き、過ごしやすい気温の日が多いように感じていましたが、処暑の時期、待ち望んだ太陽と共に気温が上昇しました。

外にいると話をするだけでも汗ばむような中、博物館実習のため美術館に来訪された学生の皆さんに、旧井上邸での仕事を手伝っていただきました。

和室や仏間の掃除、物置前の葡萄の剪定。

葡萄棚の剪定の様子

また、カメラを手に、旧井上邸内を散策して頂き、お気に入りポイント・他の方へオススメしたいポイントを選んで写真撮影と紹介文を作って頂きました!

写真紹介

青いドングリの実
今日は真夏日でとても暑かったのですが、庭園のドングリにはもう実がなっていました。青く若々しい実が秋の訪れを予感させる写真です。
(Iさん 撮影場所:庭園)

 

和室とイサム・ノグチの照明
こちらは日本家屋ならではの和室の写真です。上から吊るされている電灯は日本やアメリカで活躍したイサム・ノグチが手掛けたものです。イサム・ノグチのAKARIシリーズにみられる特徴があります。暖かい明かりに心が癒されます。他にもレーモンドの妻であるノエミ・レーモンドデザインの電灯があり、見応え抜群です。
(Uさん 撮影場所:和室)

 

窓の外から臨む寝室
緑のあふれる庭園をめぐり、すずもうと思い軒先の日陰に入る。そしてふと窓の外からのぞきこんで見た旧井上邸の寝室をおさめた1枚です。家の中から見た雰囲気とはまたちがう表情をみせてくれています。パティオ側のガラス戸に反射してうつる室内の様子がまたすずしげです。夏の風が軒先から家の中をふきぬけると、窓にかかった風鈴が揺れ、チリンチリンと音をたて、なんとも夏らしい風景を味わうことができます。
(Sさん 撮影場所:窓の外から見た寝室)

 

居間の椅子の上の帽子
旧井上邸の居間に置かれたイスの上にある帽子は、生前井上氏が被っていたものです。触れたり動かしたり、イスに座ることはできません。しかし、見ているだけで、井上氏がこの居間でどのように過ごし、どのような想いを抱いていたかがわかるような気がします。
(Hさん 撮影場所:居間(帽子の乗ったイス))

学生の皆さんには、暑い日だからこその感覚で選んで頂いたポイントが見受けられます。
皆様も是非、訪れたその日にしか味わえない魅力を探しに、旧井上邸へお越しくださいね。

旧井上邸の天使と悪魔? 2017年7月22日

本日美術館では、開催中の展覧会に合わせ、「自分だけの天使と悪魔を描こう!」というワークショップを開催したのですが、開館前の旧井上邸には、美しいアゲハチョウが遊びに来ていました。

アゲハチョウの写真1 アゲハチョウの写真2
アゲハチョウの仲間は、飛翔する様子が優雅で、まさに天使や女神のようです。

こちらはコミスジという蝶。

コミスジの写真1 コミスジの写真2

二枚とも同じ個体です。実際は、写真よりも羽に艶を感じる光沢があります。(写真でお伝えきれず恐縮です 汗)

日陰では緑色に見える体が(写真左)、日向では青みがかって見え(写真右)、太陽光に照らされて輝いていました。

石の陰に隠れて止まっていたのは、ヒメジャノメ。

ヒメジャノメの写真
目のような模様が特徴的で、ひっそりじーっと止まる姿が神秘的です。
このヒメジャノメの幼虫はとても愛らしい姿をしているようです。
ぜひ調べて見て下さいね♪

一方、こちらは・・・
出た!悪魔?モンスター?怪物?

セミの頭部のアップ
まだ羽化してあまり時間が経っていないのか、木から落ちてきたミンミンゼミです。
アップにするとお顔は戦隊ヒーローのヘルメットのようでもありますが、深緑色の目に吸い込まれそうです。

ミンミンゼミの写真
体の緑・黒・白の模様が見事です。

天使・悪魔のように羽を持つ様々な生き物が見られる旧井上邸、ぜひお越しください♪

展示替え中に見頃を迎えた花々 2017年7月11日

美術館では企画展「ウィリアム・ブレイクと神の世界」が始まりました。
展示替えの休館中、旧井上房一郎邸庭園では見頃を迎えた花がありました。

真っ白い花と甘い良い香りが魅力的なくちなしの花。

くちなしの木全体 くちなしの木

旧井上邸庭園内には、数本くちなしの木があり、甘い香りが風に乗って周辺に漂います。

暑い陽射しの下、紫陽花も目を楽しませてくれます。

紫陽花の木 紫陽花のアップ

これらの花々は、そろそろ見頃を終えそうですが、これからは色々な虫などが遊びに来てくれるかもしれません。
昨年は夏の間、蝶やセミ、トンボが見られました。

今年も早速、大きなトンボ、オニヤンマが遊びに来ました!

建具に止まるオニヤンマ 木で休むオニヤンマ

まだ羽化して間もないようです。
止まっている時も悠々と飛んでいる時も、見入ってしまうほどに存在感があります。
オニヤンマとそっくりなトンボに、コオニヤンマというトンボがいます。左右の複眼がぴったりくっつき、写真のように木などにぶら下がるように垂直に止まるのがオニヤンマで、複眼が離れ、水平に休むのがコオニヤンマです。

この夏は他にどんな生き物に出会えるでしょうか。

美術館の展示をご覧になった後は、旧井上邸の庭園散策も楽しんでみて下さいね。

この時期の旧井上邸のおすすめポイント 2017年6月22日

梅雨に入り、庭園内の緑がますます濃くなっているように感じる今日この頃。

庭園の芝生には、可愛らしい花が咲いていました。

ネジバナの写真 ネジバナの花部分アップ

ネジバナです。他に「ネジレバナ」「ねじれ草」などと呼ばれています。
小さな花が螺旋階段のように並んで咲きます。

この日は、「幸運を呼ぶ」と言われている黄色いテントウムシがパティオに遊びに来ていました!

黄色いテントウムシ

パティオの屋根のガラスが、テントウムシのつるんとした体に映っているのがわかります。

また、居間のガラス戸には、小さなカマキリがくっついていました。

カマキリのこども
まだ2cm弱ほどの大きさで、こどものようです。
毎日いろいろな発見のある旧井上邸、お子様連れでも楽しんで頂けるのではないでしょうか。

さて、本日旧井上邸に「高崎市やるベンチャーウィーク」の一環として中学生2名が来訪されました。
旧井上邸に関わる仕事の説明の後、実際に畳の部屋の掃除などを手伝っていただきました。

また、お二人の目線で、「旧井上邸のおすすめポイント」として、来館者に特にご紹介したいところを選んでいただき、写真撮影と文章作成をお願いしました。

Sさん
撮影場所:和室

Sさん和室

「私が選んだお気に入りの場所は、主屋にある和室です。この和室は、旧井上邸において、新たに夫人用として作られたそうです(注)。障子を開けると庭が見え、その庭にはたくさんの植物が植えてあります。和室からは楓が見え、秋には紅葉が楽しめます。今の季節は風が吹くと、葉どうしがぶつかり合い、サラサラと音を立てていて、涼しい気分になります。また、畳のにおい、ぬくもりを感じられます。どの季節に行ってもきれいな景色を楽しめると思うので、美術館を訪れた際には、ぜひお越し下さい。」
(注:旧井上邸の元となるアントニン・レーモンド自邸には無かった和室を、井上房一郎氏は茶道を嗜む奥様のために作ったと考えられています)

 

Nさん
撮影場所:寝室

Nさん寝室

「私がオススメする場所は「寝室」です。理由は、旧井上邸の中で最も生活感を感じたからです。昔のソファベッドやテーブルなどの家具から時代感、窓からさしてくる光や、木々のぬくもりが入っている所が特に良いなと思いました。写真の右下部分に見える棚にはたくさん戸がついていて、『色々な物をたくさん入れていたのかな?』など色々想像できる所が好きです。皆さんもぜひお越し下さい。」

お二人の写真の構図はどちらも室内から臨める庭園の様子が写し出されていますね。
日毎・時間毎に天候が変わる梅雨の時季、通り抜ける風が心地良い旧井上邸で、青々と茂る木々を眺めながらゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

短い期間限定のお楽しみ 2017年6月10日

先日梅雨入りの直前に、歩道沿い・茶室付近の樹木の剪定を行いました。
職人さんが、背の高い樹木をどんどん整えてくださいました。職人さんによる樹木剪定の様子

これからの梅雨時期以降の成長を見越して、すっきりとしました!
剪定後の樹木の様子
日陰になっていた部分にも太陽の光が届くようになり、元気に成長して、夏にはまた心地よい木陰を作ってくれるはず。
生い茂っていた葉で見えなかった幹や枝の様子がよくわかるのは今だけです♪

5月後半から6月にかけては、可愛らしい白い花も見られました。
こちらは美術館入口近くのソヨゴの木の花。

ソヨゴの白い花

歩道沿いのモチノキの花は、陽射しを浴びて気持ち良さそうです。

モチノキの花

小さな白い花はその印象通り、可憐な姿を一瞬見せたかと思うと、あっという間に散ってしまうようです。

さて、これからはいよいよ紫陽花の季節。

旧井上邸主屋と紫陽花 色付き始めた紫陽花の様子
まだ色付き始めたばかりの紫陽花は、刻々と変わる様子を長く楽しめます。
美術館へお越しの際は、紫陽花を見に、是非旧井上邸へお越しくださいね!

庭園の花々 2017年5月16日

5月も半ば、新緑や花を楽しむ良い季節です。
旧井上邸庭園は、高崎の街中でありながら自然を満喫できます♪

高崎市美術館周辺や高崎市役所近くの歩道では、5月に入りツツジが見頃を迎えていましたが、旧井上邸庭園でもゆっくり咲き始めています。

庭園のツツジ 美術館の近くのツツジ
見頃まであと一息!というところです。

庭園内でツツジの撮影をしていますと、ツツジの花の上に小さな王冠が。

王冠を被ったようなツツジの花

付近を見回すと、石の上や葉の上にも!

石の上のシイノキの花 ツツジの葉の上のシイノキの花

これはシイノキの花です。
まるで風花のように、風に乗って舞い落ちます。
庭園内には何本もシイノキが植えてあるのですが、旧井上邸のシイノキは背が高いため、庭園からは花の様子がよくわかりません。

庭園内のシイノキの様子

そこで、美術館が入っている建物の最上階、6階から見てみました!
(お客様は立ち入ることができませんのでご了承下さい。)

6階から見たシイノキ 6階から見たシイノキのアップ
小さな白い花が、びっしりとくっついていました!

鮮やかなツツジだけでなく、小さな可愛らしいシイノキの花にも目を留めてみて下さいね♪

ゴールデンウィーク中の旧井上邸 2017年5月9日

ゴールデンウィーク期間には、美術館で開催中の「ルネ・ラリックの香水瓶 アール・デコ─香りと装いの美─」と併せ、旧井上房一郎邸へも多くの方がお越しくださいました。
この時季、風が穏やかな晴天の日は、室内のガラス戸を開けていることが多いので、居間や和室で自然の風を感じながらゆっくり休んでいただけます。
和室から見られる楓の景色
旧井上邸の魅力を体感していただく良い季節かと思います。

天気の良い日に館内ラウンジから旧井上邸への入口に立ちますと、芝生を照らす強い陽射しに、庭園へ立ち入るのをためらう方もいらっしゃるかもしれません。

ラウンジから旧井上邸への入口

(特に女性のお客様は紫外線も気になりますよね!)

庭園では茶室や仏間へ向かう通路が気持ちの良い木陰になりますし、室内で風を感じながら青々した木々を眺めるのも気分転換になります。

茶室への通路 仏間への通路

居間から見た景色

そろそろ庭園のツツジも見頃を迎えそうです。
お出かけ日和の日には、美術館と旧井上房一郎邸へ是非お越しください。

庭園の春の風物詩 2017年4月23日

旧井上房一郎邸庭園の春の名物が、元気に顔を出し始めました!

竹林の中に生えたタケノコ
タケノコです!

草に隠れたタケノコ 生垣の下のタケノコ
草の陰や、生垣の下からも、にょきっ!っと顔を出しています。
これからしばらくは、抜いても抜いてもどんどん生えてくる逞しいタケノコに元気をもらえそうです。

庭園の樹木には新葉が付き始めました。
こちらは楓の木。

北側の楓の木の様子 楓の花と小さな虫のアップ
赤いものは楓の花です。小さな虫も早速やってきています。

別の楓の木の葉は、風が吹く度にキラキラと輝いています。
キラキラ輝く楓の葉
水滴などではなく、キラキラした小片が新葉についていて、太陽の光を反射しているようです。

楓の葉のアップ

冬場は葉が落ち寂しかった樹木が、青々と爽やかな風を運んでいます。
今しか見られない春の景色を、旧井上房一郎邸で是非お楽しみくださいね。

春めいてきました 2017年4月3日

3月26日まで開催していた「生誕100年 木村忠太展」の終了に合わせるように、梅の花の見頃も終わりを迎えました。
会期終了の二日後、庭園内ですっかり花が少なくなった梅の木を観察していると、ほとんど白に近い花びらに縁取りのようにピンク色がついた梅の花が咲いていました。

花びらの先がピンクの梅の花の写真

同じ樹の花びらは皆白っぽい色。一輪だけ、ピンクが混ざった花びらでした。
最後に力いっぱい咲いた花が、春がすぐそこに来ていることを教えてくれているかのようです。

庭園内では椿が見頃を迎えています。
赤や白、沢山花が咲いている高い樹や生垣。

赤い椿の花の写真 白い椿の花の写真

見頃を迎えた背の高い椿の木の写真 生垣の椿の花の写真
生垣にそっと一輪咲く椿も、趣があって良いものです。

主屋の北側には背の高い椿が茂っていますが、椿に囲まれ、ひっそりと可愛らしい桃紫色のツツジが咲いていました。

カラムラサキツツジの一種

花が約3~4cmほど。早咲きの種類のツツジのようです。カラムラサキツツジの一種でしょうか。

私たちの目を楽しませ、春を告げるのは、花だけではありません。

6月頃見頃を迎える紫陽花。
冬場は花はもちろん葉も無く、細い木の棒がニョキニョキ生えているだけのようでしたが、新しい黄緑色の葉が、次から次へと、花びらが開いていくかのように葉を開いています。

紫陽花の新葉が出てきている様子

まるで、梅の花の咲く様子と似ていませんか?

梅の花の付き方と似ている紫陽花の新葉 紫陽花と似ている付き方の梅の花の写真

美術館は現在展示替えの為、4月14日(金)まで休館しています。
併せて旧井上房一郎邸も休館していますのでご了承ください。

先日、庭園内ではモンキチョウ・アゲハチョウを見かけました。
次回展「ルネ・ラリックの香水瓶 アール・デコ─香りと装いの美─」の開催期間中は、より自然を満喫して頂けると思います。どうぞお楽しみに。

梅が見頃を迎えています 2017年2月28日

高崎市内で来月、箕郷梅林・榛名梅林が見頃を迎えますが、高崎の街中に位置する旧井上邸では、二本の梅の木がすっかり見頃を迎えています。

まずは主屋南側の木。
秋の紅葉時期は潔いほどに目立たず、楓を引き立てていた木が
秋の紅葉時期の風景

可憐な花を咲かせています。
南側の梅の木 楓の横の梅の花アップ

主屋の北側にも梅の木があります。外から写すと主屋の茶色を背景に花が映えますが、
主屋を背景に北側の梅の花アップ

主屋内からですと、北側の趣のある物置や、緑の葉・鮮やかな青空と共に撮影できることもあります。
北側の梅の木

空と緑の葉を背景にした北側の梅の花

さて、今はちょうど、バレンタインデーとホワイトデーの間頃。
旧井上邸の梅の幹には、ハートマーク・・・?
梅の木のハート模様

街中とは思えない静かな場所ですので、デートにもおすすめです!
旧井上邸敷地内は撮影可能ですので、カメラ片手にお越しくださいね。

展示替え期間の旧井上邸の風景 2017年2月3日

この冬は日本全国が寒波に襲われていますね。各地の例年にない程の大雪の様子をテレビでよく見かけます。
旧井上邸でも「5つの部屋+I(プラスアイ)」が終了する前の1月20日、再び雪景色を見ることができました。
5つの部屋プラスアイ期間中の雪景色
こちらは、普段お客様には建物の外からご覧頂いている、浴室の中から見える雪景色です。
浴室から見える雪景色
群馬には温泉地が多数ありますが、冬場は美しい雪景色を見ながら温泉で温まりたいと思う方も多いと思います。
房一郎さんは自宅で、雪化粧をした自然を見ながらゆっくり入浴されたのかもしれません。
(上の2枚の写真には石彫作家齋木三男さんの作品がありますが、現在は展示期間を終了しています。)

 

そんな雪の日、枝に雪が降り積もり寒そうな梅のつぼみ。

寒そうに見える梅のつぼみ

1週間ほど経過した1月28日には、つぼみの先の白い部分が大きくなってきていました。
白い部分が増えた梅のつぼみ

梅のつぼみのアップ

アップにすると、白い花びらがぎゅっと重なっているのがわかります。
例年の見頃は2月上旬頃です。

展示替え中の静かな旧井上邸にお客様が。
枝に止まったヒヨドリ
ヒヨドリです。
開館前の人が少ない時間帯など、庭園には鳥が遊びに来ることもあります。

美術館では「生誕100年 木村忠太展 光に抱かれ、光を抱いて。」を開催しています。
木村忠太が見つめたフランスの風景とは違うかもしれませんが、旧井上邸の自然に触れると、木村忠太が描こうとしたものが少し感じ取れるのかも・・・?
展示をご覧になった後は、是非旧井上邸まで足を延ばしてみてくださいね。

年末年始の旧井上邸 2017年1月6日

新年を迎えました、旧井上邸。
昨年12月から開催している「5つの部屋+I(プラスアイ)」の展示室として、引き続き、石彫作家・齋木三男さんの作品を展示しています。
「美術館にはこれまでにも来ていたけど、今回の展覧会をきっかけに、初めて旧井上邸を訪れた」と仰る方も少なくありません。
本年も、多くの皆様にごゆっくり楽しんで頂けますよう、ご来館をお待ちしております。

さて、昨年12月に、県立吉井高等学校の生徒お二人が職場体験の為美術館に来館し、旧井上邸でも業務を手伝って下さいました。
その中で、旧井上邸のおすすめポイントをお二人の視点で選んでいただき、撮影していただきましたのでご紹介いたします。

撮影者:Kさん

選んだ箇所:和室の天井
旧井上邸の和室天井
「私が一番印象に残った所は和室の天井です。和室だけではなく、旧井上房一郎邸のほとんどの天井は骨組みが見えている状態になっています。これは『レーモンドスタイル』とよばれ、当時戦後まもない頃、コンクリートや製材が高価で不足していたため、簡易さと経済性が求められ、この作りが誕生したそうです。作りやすさ、見栄えなどを考えて作られていて、とてもすばらしいなと思いました。旧井上房一郎邸を訪れる際は、ぜひ天井にも目を向けてほしいなと思います。」

撮影者:Mさん

選んだ箇所:寝室
旧井上邸の寝室
「私がこの部屋を撮った理由は、部屋の窓が庭の景色を一望できる程大きくて、開放感があって素敵だなと思ったからです。これなら光もたくさん入ってくるだろうし、いつでもくつろげる様な休憩スペースなんだろうなと感じました。また、寝室であるためベッドも工夫して作られているそうなので、きっと眠りやすいのかなと思いました。一度はこんな感じの部屋で過ごしてみたいなと思いました。」 

今回の展覧会中は、旧井上邸で寛いでいかれる方が多く、旧井上邸の魅力をより感じて頂ける機会になっているのではと感じています。
旧井上邸には、お客様にお座り頂けるテーブルセットもございますので、ゆっくり作品鑑賞を楽しみながら、お二人が選んだポイントも体感してみてくださいね。

「5つの部屋+I(プラスアイ)」は1月21日(土)までの開催です。
1月22日(日)~28日の(土)の間は、展示替えの為休館となりますのでご注意ください。

このページの担当

  • 高崎市美術館
  • 電話:027-324-6125
  • ファクス:027-324-6126