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講演会・実演会
企画展関連事業 シンポジウム ラックの魅力:臙脂(えんじ)の赤
「ラック」とは、アジアの亜熱帯・乾燥帯地域に生息するラックカイガラムシが分泌する樹脂状の物質です。この樹脂や虫に含まれる赤い色素は古くから美術工芸品や日常生活で利用されてきました。日本では生産できないものの、正倉院には世界最古のラックと、ラックを使用した宝物が所蔵されています。
しかし、気候環境や社会構造の変化により、近年ラックの生産量は激減しています。
この講演会はラック研究会との共催で、主に色素としてのラックの特性や、これまでどのように使われてきたのかを4名の専門家から伺い、ラックという天然素材の未来を考えます。
開催日
令和6年10月13日(日曜日)
時間
午後1時~午後5時
共催
ラック研究会
会場
高崎市総合保健センター 2階第1会議室
〒370-0829群馬県高崎市高松町5−28(高崎市立中央図書館と同じ建物です)
JR高崎駅西口から徒歩15分
群馬バス、関越交通バス「連雀町(れんじゃくちょう)」バス停より徒歩6分(料金200円)
群馬バスぐるりん系統番号1少林山線「市役所前」バス停より徒歩5分(料金100円)
講師
山崎 和樹さん【草木染研究所柿生工房(草木工房)主宰 、染色工芸家/染色研究家】
吉岡 更紗さん【染司よしおか六代目 染織家】
田中 陵二さん【東海大学理学部化学科客員教授】
北川 美穂さん【摂南大学農学部特定研究員、ラック研究会主宰】
対象
高校生以上
定員
150人
参加費
無料
申込方法
ぐんま電子申請受付システムで申し込みください
・ぐんま電子申請受付システムへはこのQRコードを読み込んでください
申込〆切は、令和6年9月30日(月曜日)です
応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
企画展関連事業 講演会「カンボジアの自然染色ーラックを中心に」
講師の岩本みどりさんは、Ikttクメール伝統織物のゼネラルマネージャーです。Ikttクメール伝統織物では、内戦で途絶えかけてしまったカンボジアの伝統的な絹織物の復興と再生に取り組んでいます。原種に近いカンボウジュ種といわれる蚕を育て、絣の括りや染色、織りなど、すべて自然のものを使用し、それらすべてを手作業で行った染織品を製作しています。
この講演会では、ラックカイガラムシの巣であるラックを使った自然染色を中心に、その他の自然染料の紹介をも交えて、カンボジア染め織りについてお話しいただきます。
開催日
令和6年11月2日(土曜日)
時間
午後1時~午後3時
会場
染色工芸館3階多目的室
講師
岩本 みどり さん
対象
高校生以上
定員
40人
参加費
無料 (要入館料)
申込方法
令和6年10月5日(土曜日)午前9時30分から電話でお申込みください。定員になり次第締め切りとさせていただきます。
企画展関連事業 「黎明期のラックのレコードの音を聴こう!ー蓄音機から最新のオーディオまで」
現在のレコードは主にポリ塩化ビニールを主体とする合成樹脂で作られていますが、昔のレコード(Spレコード)はラックカイガラムシという昆虫の分泌する樹脂状物質を精製したものにカーボンブラックを混ぜたもので作られていました。レコードの材質の違いは音質にも影響するのでしょうか。コーヒーとお菓子を味わいながら楽しいお話を聞き、蓄音機から最新のオーディオの音まで、音の聴き比べをしてみませんか。
開催日
令和6年11月10日(日曜日)
時間
午後1時~午後2時30分
会場
染色工芸館3階多目的室
講師
小峰 篤 さん
対象
小学生以上
定員
30人
参加費
500円
申込方法
令和6年10月19日(土曜日)午前9時30分から電話でお申込みください。定員になり次第締め切りとさせていただきます。