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避難所環境を改善する資機材の整備
令和6年に発生した能登半島地震では、避難所での女性や乳幼児、高齢者などへの配慮が課題となりました。本市では、避難生活を送る被災者の心身の健康状態を良好に保つため、以下のような防災資機材の整備を進めています。
水循環式シャワー
使用した水を浄化し繰り返し再利用できる水循環式シャワーを導入しました。
通常、シャワーを浴びる場合1人あたり50リットルの水を使用するため、100リットルの水では2人しか利用できません。しかし水循環式シャワーは使った水をその場で循環するため、100リットルの水で100人シャワー入浴が可能です。災害時において限られた水を有効活用することができます。
また、個室テントでシャワーを浴びられるため、女性でも安心して利用できます。

※大きな脱衣テントの中にシャワーテントを設置してその中で使用します。
カーテン式間仕切り・一人用テント
災害時の避難所での生活は、限られた空間の中に多くの人が生活するため、心身の負担が大きくなります。
そこで、本市では避難所生活でプライバシーを確保するため、カーテン式間仕切り及び一人用テントを導入しました。カーテン式間仕切りは避難所で生活空間を区切るため、一人用テントは更衣室や授乳室としての活用を見込んでいます。
カーテン式間仕切り
一人用テント
自動ラップ式トイレ
排泄物等を防臭フィルムで1回ごとに密封して微生物(細菌)も遮断する自動ラップ式トイレを導入しました。水を使わず、臭いも漏らさないため、避難所の衛生環境の向上や感染症対策として整備しました。

テントに入った自動ラップ式トイレの様子

