大鶴巻古墳

高崎市にある指定文化財 国指定

上空から見た大鶴巻古墳

横から見た大鶴巻古墳

大鶴巻古墳は墳丘全長123メートルの前方後円墳です。前方部は長さ51メートル、高さ6.5メートル、後円部は直径72メートル、高さ10.5メートルの規模があります。後円部に比べて前方部が小さく、浅間山古墳を2/3に縮小した形であることが指摘されています。2段築成と考えられていますが、後円部は3段築成の可能性もあります。墳丘のまわりには、平面が盾形をした周堀があります。墳丘の形や採集された埴輪から、4世紀後半に造られたと考えられています。 

大鶴巻古墳に接して小鶴巻古墳があります。墳丘全長が約87.5メートルで、大鶴巻古墳よりやや小型です。浅間山古墳の1/2であると指摘されています。後円部墳頂では、凝灰岩製のくりぬき式石棺が確認されていることから、5世紀後半頃に造られたと推定されています。

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