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平成27年度のお題

ページID:0006154 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

『あんげぇ』【3月1日号】

3月のお題「あんげぇ」は、「案外・意外」を表すおらほうの言葉です。
このコーナーの担当になり、自分があんげぇ方言を使っている事が分かりました。高崎もあんげぇ訛りの多い場所なんですよね。

  • 成功は あんげぇ地味な 一歩二歩
    (並榎町 荻原 英幸)
  • やだそうなん あんげぇ世間 狭いやね
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • 見わたせば あんげぇ広い かみつけ古墳
    (浜川町 経田 一方)
  • 高崎は あんげぇ住みいい とこだんべ
    (下滝町 天田 勝元)
  • 馴れてくりゃぁ あんげぇ似てる じぃと孫
    (上中居町 枝窪 俊夫)
  • スマホ買い あんげぇいけると 爺は言い
    (大八木町 小池 邦雄)
  • 夫婦でも あんげぇ本音は 胸の内
    (倉賀野町 高田 敬子)

(敬称略)

お便り紹介

「孫二十歳 あんげぇいけるね 飲みっぷり」無事に成人式を迎える事ができて家族でカンパイ。ちょっとビックリな光景でした(並榎町の追川和夫さん)

『あんぴん』(その2)【2月1日号】

2月のお題「あんぴん」は、「あんこの入った餅、あんころ餅」を表すおらほうの言葉です。
「うちは餅とあんこ、どっちが中にあるかで呼び方が違うんだけど、どこで使っているの」と質問が。倉渕地域で使われています。

  • 差し入れの 母のあんぴん 力湧く
    (上並榎町 平柳 那智子)
  • 帰省して 食べるあんぴん 母の味
    (下佐野町 川崎 英雄)
  • あんぴんの カロリー調べて 手が止まる
    (下豊岡町 岡田 奏)
  • あんぴんに 誘惑されて また肥える
    (下斉田町 原田 タミ子)
  • 老いてなを あんぴんだけは 手を伸ばし
    (中居町 高田 喜美雄)
  • あんぴんの 粉で唇 雪化粧
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • あんぴんで お茶飲む幸せ 来年も
    (江木町 茂木 富男)

(敬称略)

お便り紹介

「塩あんぴん 村の契約 思い出す」小正月に隣組で、契約餅といって砂糖の入っていないあんこ餅やけんちん汁を作って食べたことを思い出しました(乗附町の田嶋正世さん)

『たまげる』【1月1日号】

1月のお題「たまげる」は「驚く」を意味するおらほうの言葉です。
毎月、複数の句を応募してくれる人がいます。今回は40句以上も考えてくれた人がいて、たまげました。今年も皆さんからのたまげるような力作をお待ちしています。

  • たまげたな 「そうなん」これも 方言かい
    (乗附町 櫻井 優晃)
  • 言い合いで たまげる妻の 物覚え
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • 風呂上がり たまげて下りた 体重計
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • 値札見て たまげてそっと 裏返す
    (下豊岡町 岡田 直江)
  • 宝くじ 当たりたまげる 夢に泣く
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • 分け目変え あまりの白さに おったまげ
    (石原町 飯塚 友己枝)
  • 歳聞いて たまげ我もと 勇気湧く
    (倉賀野町 田村 佐和子)

(敬称略)

お便り紹介

「つくだ煮よ たまげる孫に 出すイナゴ」まだ孫が小さい頃、イナゴを出したらほんとにビックリして目を丸くして母親に抱きついていました(並榎町の追川光家さん)

『めた(めった)』(その1)【12月1日号】

12月のお題「めた(めった)」は「程度が止めどない、甚だしい様子」を意味するおらほうの言葉です。

  • 年とって めった頭が 固くなり
    (聖石町 小林 千美)
  • 見破ろう めった広がる 詐欺行為
    (新町 新井 豊作)
  • めった増え バケツに桶に メダカの子
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • 柿栗も めった食べれば アキきたる
    (乗附町 櫻井 優晃)
  • 農離れ めった広がる 休耕田
    (山名町 石井 歌子)
  • もったいない めったため込む 紙袋
    (下之城町 菊池 弘美)
  • 追い越され めった伸びてく 孫の身長
    (倉賀野町 金子 洋子)

(敬称略)

お便り紹介

「じじばばで めったやたらと 孫自慢」義父が元気だった頃、「孫が100点取った、運動会で一番になった」などあちこちで自慢をしていました。私も孫がおり、いつの間にか他界した義父と同じようなことをしていることに気付き、くすっと笑ってしまいました(箕郷町上芝の関口春道さん)

『ちょっくら』【11月1日号】

11月のお題「ちょっくら」は「ちょっと、少し」を意味するおらほうの言葉です。

  • 運動会 ちょっくらハッスル 整体に
    (並榎町 追川 光家)
  • 回覧を 持ってちょっくら 1時間
    (八幡町 梅村 ヨシ子)
  • 秋深し ちょっくら屋台で まず一献
    (江木町 茂木 富男)
  • ちょっくらが 居ごこち良くて 3時間
    (倉賀野町 堰塚 みや子)
  • 言い過ぎた 後でちょっくら ごまをする
    (下豊岡町 岡田 直江)
  • 味付けが ちょっくら似てきた 祖母の味
    (飯塚町 中村 豊雄)
  • マイナンバー ちょっくら学び 詐欺防止
    (新町 新井 豊作)

(敬称略)

お便り紹介

「ありがとう ちょっくらてれるな この言葉」(中川小4年の関口海来さん)今月は小学生から複数の応募がありました。総合的な学習の授業で、群馬県の魅力や特徴を学んでいるそうです。その中で上州弁を勉強し、川柳を考えてくれたとのこと。またちょっくら考えて応募してくんない。

『おくり』(その1)【10月1日号】

10月のお題「おくり」は「奥や奥の間」を意味するおらほうの言葉です。
先日乾電池を探していたら、引き出しのおくりからたくさん出てきました。ないと思い買っていましたが、おくりにしまい忘れていただけでした。

  • 見つけたよ 棚のおくりの とらの子を
    (倉賀野町 儘田 晴子)
  • おくりから 買えば見つかる 探し物
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • 不意の客 あわておくりに 片付ける
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • 家庭訪問 おくりの部屋で 身を潜め
    (倉賀野町 堰塚 みや子)
  • おくりから くしゃみが聞こえた かくれんぼ
    (八幡町 須田 美千代)
  • 初秋刀魚 喉のおくりに 骨刺さり
    (中室田町 清水 正幸)
  • 本棚の おくりの日記 読む夜長
    (八幡町 梅村 ヨシ子)

(敬称略)

お便り紹介

「亡き妻の タンスおくりに ラブレター」先月先立たれて涙し、遺品の中に自分の出した古き手紙があり、当時を忍び、また涙に暮れました(和田多中町の黒澤繁さん)

『とんでく』【9月1日号】

9月のお題「とんでく」は、「走っていく、急いで行く」を表すおらほうの言葉です。
小学生の時、学校が終わるとテレビ見たさにあぜ道をとんで帰ったのが思い出されます。

  • 通学路 とんで帰るよ 百点と
    (倉賀野町 遠藤 晴菜)
  • 初孫に とんでく爺の エビス顔
    (上佐野町 小山 英雄)
  • とんでくと 口では逸り 足縺れ
    (山名町 石井 歌子)
  • 寝坊して とんでく孫に 婆はらはら
    (乗附町 高橋 亜紗子)
  • 新婚さん 終業と同時に とんでくよ
    (金古町 上道 國男)
  • 運動会 とんでる孫に 声嗄らす
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • 自慢げに クワガタ手に孫 とんでくる
    (阿久津町 山口 光明)

(敬称略)

お便り紹介

一句目の投稿者はこのコーナーのファンだという小学6年生です。最近は常連さんだけでなく、20代の人などさまざまな年齢層から応募があり、うれしい限りです。みなさんからの投句お待ちしています。

『○○げ』【8月1日号】

8月のお題「○○げ」は、「○○らしい様子、○○っぽい」などの意味を表すおらほうの言葉です。
標準語でも大人げ、得意げなど使われています。線引きが難しげですが、これもまさしくおらほうの言葉です。

  • 良さげだと 聞けば飛び付き すぐに飽き
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • 頭たれ 舟こぎ出した 眠たげね
    (和田多中町 黒澤 繁)
  • 眠ったげ 母の背中で コックリこ
    (貝沢町 西野 進一)
  • まぶしげに 孫を見上げる 祖母の笑み
    (倉賀野町 高田 敬子)
  • うまげだね ゆうげのにおい 母の味
    (島野町 大場 泰子)
  • 晩酌の ビールうまげに 喉鳴らす
    (下豊岡町 岡田 陽子)
  • 父の歌 うまげに聞こえる 風呂場から
    (片岡町2丁目 柴山 その子)

(敬称略)

お便り紹介

「同窓会 あちらもこちらが わかんなげ」同窓会は毎年楽しみにしていますが、そこへ新入りが現れると「あの人誰」が飛び交います。分かると積もる話が止まりません(下豊岡町の岡田直江さん)

『けえる』【7月1日号】

7月のお題「けえる」は、「帰る」を意味するおらほうの言葉です。
バーベキューをしたとき、友人の小学3年生になる息子が「ママ、早く買い物からけえってこないかな」とつぶやきました。おらほうの使い手に育てて応募してもらおうと計画中。小学生からの投稿もお待ちしています。

  • 午前様 けえり待ったね 若い頃
    (倉賀野町 鳥羽 かおる)
  • けえったら レンジで5分 メモがあり
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • 上司でも うちにけえれば 部下になる
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • 故郷に けえる子が無く 空き家増え
    (聖石町 小林 千美)
  • いなごとり 亡母とふたり けえる道
    (金古町 井上 陽子)
  • 孫けえりゃあ 次に来る日を 待ち焦がれ
    (下滝町 天田 勝元)
  • 背伸びして けえる子送る 老二人
    (上佐野町 小山 英雄)

(敬称略)

お便り紹介

「はあけえる 気短爺の 決め台詞」自分がつまらなくなると孫が楽しんで遊んでいてもさっさと帰り支度を始め、時々しらけてしまいます(並榎町の追川光家さん)

『うんと』【6月1日号】

6月のお題「うんと」は、「たくさん、すごく」を意味するおらほうの言葉です。
今月もうんと投句がありました。力作ぞろいで、選ぶ方もうーんと悩みます。ひときわ輝く一句を楽しみにしています。

  • うんと食べ でっかくなれよ ばば心
    (井野町 引田 敦子)
  • うんと飲み うんと眠って 育った子
    (聖石町 小林 千美)
  • 薫風を うんとはらんで 鯉のぼり
    (八幡町 梅村 ヨシ子)
  • 宝くじ うんと買っても 夢に散る
    (和田多中町  黒澤 繁)
  • 診療所 うんと待たせて 「加齢だね」
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • 寄り合って うんと笑えば ボケ防止
    (上中居町 枝窪 俊夫)
  • 老いの坂 うんと楽しむ 二人旅
    (倉賀野町 高田 喜久雄)

(敬称略)

お便り紹介

「食べ放題 うんと食べても もととれず」年老いて食べ放題はきついものです。おいしい物を少し食べる、これが良いと思います(下豊岡町の岡田賢六さん)

『さがねる』【5月1日号】

5月のお題「さがねる」は、「さがす」を意味するおらほうの言葉です。
桜が散り、次の風物詩をさがねる日々。観音山丘陵の新緑がとても鮮やかです。

  • 子の長所 さがねて伸ばす 親の愛
    (江木町 茂木 暘子)
  • 合格日 さがねる番号 あの笑顔
    (八千代町4丁目 上原 興栄)
  • さがねてる ふりして孫と かくれんぼ
    (飯塚町 小野寺 アイ)
  • 配達員 待たせてさがねる はんこ入れ
    (金井渕町 小林 ナツ子)
  • 妻を呼び さがねる物が すぐに出る
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • 老眼鏡 さがねる姿 はいはい児
    (新町 新井 豊作)
  • さがねてる 眼鏡はおでこで しらんぷり
    (乗附町 高橋 亜紗子)

(敬称略)

お便り紹介

「老い二人 春をさがねて 遠回り」春は芽吹きの季節でもあり郊外に出てみると気分がすがすがしくいろいろな芽吹きが見られて感動です。思わず立ち止まることもあり、また遠回りしてしまいます(下豊岡町の岡田直江さん)

『すらっといい』【4月1日号】

4月のお題「すらっといい」は、「しなくていい」を意味するおらほうの言葉です。
同じ意味でも山梨県では「しんでもいい」と使うそうです。「しんでもいい」、意味を知らずに初めて言われたらたまげてしまうかも。

  • 鍋焦がす 家事する夫に すらっといい
    (倉賀野町 儘田 晴子)
  • 俺がやる 「すらっといいよ」と 三日経ち
    (倉賀野町 金子 洋子)
  • ダイエット すらっとしてれば すらっといい
    (並榎町 追川 光家)
  • すらっといい 無理したあげく 医者通い
    (倉賀野町 高田 喜久雄)
  • 雨予報 すらっといーんに 水くれる
    (倉賀野町 田村 佐和子)
  • 「すらっといい」と 言いつつチョット あてにする
    (台新田町 三木 博子)
  • すらっといい 言ってもせっせと 母動く
    (乗附町 高橋 亜紗子)

(敬称略)

お便り紹介

「すらっといい 事ばかりする 一歳児」娘が棚の物を全部引っ張り出したり、洗濯物を畳んだそばから散らかしたりイタズラし放題・・・「そんなことすらっといいから!」と声を張り上げては片付けに追われる毎日です。(上並榎町の平柳那智子さん)