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終生飼養は飼い主の責務です
ペットを飼うことは命を預かることです
犬や猫を見て「かわいい」「飼ってみたい」と思われるかたや、すでに飼われてるかたは大勢います。その一方で、飼ってみたら「言うことを聞かない」「手が掛かる」「鳴き声がうるさい」などの理由で、保健所に動物の引き取りを求めるケースは後を絶ちません。ペットを飼う前に、家族全員で話し合うことが重要です。
ペットを飼いたいと思われてる方へ
ペットを飼うことは、想像以上に手間も時間もお金も掛かります。
下記の項目を読んで、本当にペットが飼えるかチェックしてみてください。
家族全員が納得、協力してくれますか?
お散歩や餌やりなどの世話を家族全員ができますか?
生涯飼い続けることができますか?
犬や猫の寿命は、10年から18年くらいです。
10年後も家族全員でペットの世話ができますか?
ペットを飼うことが可能な家ですか?
賃貸のアパートやマンションなどでは、ペットの飼養が可能な家ですか?
特に、猫は室内飼いができないと交通事故など思わぬトラブルに発展します。また、ふん害や毛の飛散によるご近所とのトラブルも発生します。
※公営住宅では、ペットを飼うことができません。
経済的な負担は大丈夫ですか?
病気の治療や予防には動物病院の受診が必要です。
特に、犬の場合は法律(狂犬病予防法)により登録と毎年の狂犬病予防注射が義務づけられています。
ペットは毎日、餌を食べますので毎月の餌代を考えておく必要があります。
不妊・去勢手術を行いますか?
生まれてくる子犬・子猫の一生に責任が持てない場合、飼っている犬・猫に対して不妊・去勢手術は飼い主の義務です。手術をすることにより、発情期の、衝動やストレス、異常行動を取り除くことにもなり、子宮や前立腺の病気も予防できます。
十分なしつけのできる大人がいますか?
犬も猫もトイレのしつけなどは最低限必要です。
犬の場合、飼い主が信頼できるリーダーでないと、ほかの犬への攻撃やムダ吠え、言うことを聞かないといった問題行動が起きますので、責任を持って世話やしつけのできる大人が管理してください。