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レジオネラ症にご注意ください

ページID:0042818 更新日:2024年7月2日更新 印刷ページ表示

レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症です。季節を問わず発生しますが、特に7月、9月に発生が多い傾向があります。

レジオネラ属菌は、自然界(河川、湖水、温泉や土壌など)に広く生息しています。また、循環式の浴槽、給湯設備や空調設備の冷却塔、加湿器などの人工環境で、衛生管理が徹底されていない場合に、バイオフィルム(ぬめり)の中で増殖することがあります。

症状

通常、2~10日の潜伏期間の後に発症します。重症な呼吸器症状を起こす「レジオネラ肺炎」と、一般的に軽症な「ポンティアック熱」の2つの病型があります。

  • レジオネラ肺炎は、38℃以上の高熱や呼吸困難、意識障害などの症状がみられ、高齢者や免疫機能が低い方(糖尿病や透析患者など)では肺炎を発症しやすく、重症化し命に関わることもあります。
  • ポンティアック熱は、突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの症状がみられますが、一過性で治癒します。​

感染経路

  • レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(ミスト状の細かい水滴)や塵埃を吸入することで感染します。
  • ヒトからヒトへ感染することはありません。

家庭での予防方法

感染源となるレジオネラ属菌を「発生させない」、「増やさない」、「吸い込まない」ことが重要です。日常生活において以下の点にご注意ください。

お風呂での注意

  • ​浴槽水は毎日取り替え、ぬめりが発生しないように浴槽の清掃をしましょう。​
  • 追い炊き機能のある風呂や、24時間風呂では専用の洗浄剤を使用し、定期的に配管を洗浄・消毒しましょう。
  • シャワーヘッドを定期的に洗浄・消毒しましょう。
  • 浴槽に入る前には、体の汚れを落としてから入るようにしましょう。

加湿器の管理

  • タンクの水は水道水など衛生的な水を使用し、毎日交換しましょう。
  • 定期的にノズルの清掃やタンクの洗浄を行いましょう。
  • 長時間使用しない場合は、水を抜いて乾かしましょう。

マスクの着用

  • 土いじりや農作業、エアロゾルが発生する高圧洗浄などの作業をする際はマスクを着用しましょう。

関連情報リンク

レジオネラ症(厚生労働省)<外部リンク>

レジオネラ対策のページ(厚生労働省)<外部リンク>

レジオネラ症とは(国立感染症研究所)<外部リンク>