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食生活改善普及運動
食生活改善普及運動について
国は、健康寿命の延伸及び健康格差の縮小の実現を目指し、健康日本21(第三次)を策定し推進しています。生活習慣病の発症や進行を防ぐためには、生活習慣の改善、とりわけ食生活の改善が重要です。このため、国民一人ひとりが改めて食生活改善の重要性を認識し、理解を深め、日常生活での実践を促進するため、毎年9月1日から30日までの1か月間に本運動を展開し、食生活改善の普及啓発を図ります。
食事をおいしくバランスよく
主食・主菜・副菜を組み合わせよう
主食(ご飯、パン、めん)、主菜(魚、肉、卵、大豆及び大豆製品)、副菜(野菜、海そう、いも、きのこ)をそろえると、様々な栄養素を摂取することができ、バランスのよい食事になります。
野菜を毎日1皿プラスしよう
野菜は低エネルギーでビタミン、ミネラル(カルシウム、カリウム、鉄分など)、食物繊維が豊富で、生活習慣病の予防に有効です。大人が1日に必要な野菜は350gです。日本人の平均摂取量は350gに達していません。毎日、もう1皿分の野菜を加えましょう。
毎日果物を食べよう
果物をとることで、高血圧、肥満、2型糖尿病などの生活習慣病の発症リスク低下との関連があるといわれています。カットフルーツなどを活用して毎日食べましょう。
※2型糖尿病などの疾患のある方は、果物の過剰摂取が疾患管理において影響を与えうることに留意が必要です。
おいしく減塩1日マイナス2g
食塩の取り過ぎは、高血圧や心臓病、脳卒中などの原因になります。出汁や柑橘類、香辛料等を上手に使い、素材の味を生かしましょう。外食や持ち帰り弁当・惣菜を利用する時は栄養成分表示の食塩相当量の表示を確認しましょう。現在の摂取量からマイナス2gを目標にしましょう。
毎日牛乳・乳製品をとろう
牛乳・乳製品は、丈夫な体づくり・骨づくりに不可欠なカルシウムがたっぷり含まれています。野菜や小魚に比べて、乳製品のカルシウム吸収率は高くなっています。
骨量は、成長期から20~30歳代にかけてピークをむかえ、その後、減少します。カルシウムが不足すると骨がもろくなる骨粗しょう症の原因にもなります。
毎日食事の中に、牛乳・ヨーグルト・チーズなどを上手に取り入れましょう。
食生活改善普及運動に関する情報
- 厚生労働省 食生活改善普及運動<外部リンク>
- 厚生労働省 健康日本21(第三次)<外部リンク>