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動物の熱中症に気を付けてください

ページID:0069865 更新日:2025年7月29日更新 印刷ページ表示

 

動物の熱中症にお気を付けください

暑い季節、熱中症の患者さんが増加しますが、人と同様、犬や猫も熱中症になります。
犬や猫は体温調節が得意ではなく、人よりも暑さに弱いため、体調の急変や死亡の危険性があります。
ペットとの日中の散歩や外出・直射日光のあたる屋外での係留・高温の室内での留守番等、熱中症になり得る危険な状況を避け、ペットと健やかな日々を過ごせるよう​、ペットの熱中症について正しく理解し、予防法や対処法を知っておきましょう。

・熱中症の症状

【初期症状】
・ハアハアと激しい呼吸(パンティング)
・食欲不振
・大量のよだれ
・目や口の中の充血
・心臓の動きが普段よりも早い
・ふらつき
・体温が40℃以上
【重篤化した際の症状】
・虚脱(ぐったりとして意識がない)状態
・下痢や嘔吐、ふるえ
・舌や口の色が紫色(チアノーゼ)
・意識消失
・けいれん発作
・呼吸困難

※パンティングについて・・・犬は通常でもパンティングをしますが、猫がパンティングをすることは稀です。猫でパンティングが認められる場合は体温が非常に高くなっている可能性があります。

・応急処置

【すぐにやること】
常温の水をかける
・水で濡らしたタオルなどで包む
・涼しい場所に移動させ、風を送る
・喉や脇、内股を保冷剤で冷やす
・意識があり、飲めるようならゆっくりと水分補給

※常温の水について・・・氷水など冷水をかけると体温を下げすぎてしまい逆効果になる恐れがあります。

応急処置を終えたら早急に動物病院を受診しましょう。

・予防と対策

【屋外】
・日除けを設置して直射日光を防ぐ
・土のある場所やウッドパネルやすのこなどを敷いて、地面が暑くない場所にいられるようにする
・風通しのよい日陰にいられるようにつなぐ
・常に新鮮な水を置いておき、動物がいつでも飲めるようにする
【室内】
・風通しを良くする
・暑い時期は室内温度を26度以下にし、動物が自由に涼しい場所へと移動できるようにする
【暑い時期の犬の散歩】
・日中を避け、朝や夜の涼しい時間帯に行う
・散歩途中や散歩後にこまめに水分補給をさせる

※アスファルトは非常に熱くなるため、足裏のやけどにも注意してください。

【車に乗せる際】
・閉め切った車内に動物を残して長時間車から離れない​
・温度管理を徹底し、こまめな水分補給をさせる


防ごうペットの熱中症                                                 ​
防ごうペットの熱中症 [PDFファイル/5.65MB]

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