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平成25年度 第25回企画展 「飾るからだ - 古代装身具の力」
私たちは、毎日洋服を着替え、アクセサリーを身につけます。勤務先の制服やネクタイ、名札、団体のピンバッヂなども同じです。これら日々の装いには、個性を表現するとともに、属する集団や身分などを象徴し、自分と他者を区別する目的も含まれているのではないでしょうか。
美しく見せたいという装飾本能や、美的欲求だけではなく、人は古来より、さまざまにからだを飾りながら、儀礼と深く結びつき、装身具そのものの造形も変えてきました。
今企画展では、粘土を焼いて作った素朴な勾玉から、硬い翡翠を磨いて作られた豪華な珠、きらびやかな金製の耳飾りなど、縄文時代から古墳時代まで、県内から発掘された資料より、さまざまな装身具を展示いたします。古代日本人のモノづくりの精緻さ、多様性を間近にご覧頂くとともに、装身具そのものに宿る力を感じていただければと思います。
会期
平成25(2013)年10月12日(土曜日)~12月8日(日曜日)
無料開館日
- 10月12日(土曜日):企画展オープニング記念
- 10月20日(日曜日):観音塚八幡文化まつり
- 10月28日(月曜日):群馬県民の日
休館日
毎週月曜日、祝日の翌日
観覧料
- 大人 100円(団体 80円)
- 高校生・大学生 80円(団体 50円)
団体は有料入館者20名以上、中学生以下・65歳以上、体の不自由な方とその介護者1名は無料。
主な展示品
剣崎長瀞西遺跡2遺跡金製垂飾付耳飾り 山名原口2遺跡 玉類
オープニングパフォーマンス ~月妃女神楽による創作古代舞踊
月妃女神楽(つきひめかぐら)さん
- 日時:10月12日(土曜日):午後2時~午後3時
- 出演:月妃女神楽(舞踊家)・壱太郎(ゲスト出演・和太鼓)
- 内容:天照大神の「天の岩戸神話」をテーマにした創作舞踊をお楽しみください。
- 会場:八幡観音塚古墳石室前 ※雨天時は企画展示室
- 費用:無料で、事前申し込み不要
講演会
- 日時:11月16日(土曜日):午後1時30分~午後3時
- 講師:唐澤至朗氏(史学博士・立正大学文学部非常勤講師)
- 演題:『玉・珠・魂―飾りと護り―』
- 費用:無料で、事前申し込み不要
体験学習【古代のアクセサリーづくり】
1.「石の勾玉」
- 日時:10月20日(日曜日):午前10時~午後3時(時間内随時受け付け・所要時間約1時間)
- 内容:やわらかい滑石を、紙ヤスリで削って、古代の勾玉アクセサリーをつくります。
- 対象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)
- 費用:100円
2.「金工ワークショップ」
ワークショップで制作する真鍮のネックレスと耳飾りの見本
- 日時
【ペンダント】11月2日(土曜日):午前10時~午後3時
【耳飾り】11月3日(日曜日・祝日):午前10時~午後3時 - 講師:平出豊氏(彫刻家)
- 内容:古墳時代の耳飾りを参考に、真鍮板にたがね打ちで凹凸の模様を施したアクセサリーを制作します。
- 対象:中学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)
- 費用:300円
- お申し込み:10月26日(土曜日)より電話で当館へ
3.「ガラスの勾玉」
- 11月23日(土曜日・祝日):午前9時30分~午前11時30分
- 内容:石こう型にガラスの粉を入れて、当館の電気窯で焼きあげて後日お渡しします。
- 対象:小学生以上(小学3年生以下は保護者同伴)
- 費用:200円
- お申し込み:11月9日(土曜日)より電話で当館へ