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高崎城乾櫓
高崎市にある指定文化財 県指定
移築・整備された乾櫓
「御門御櫓両刎橋武者雪隠絵図」より
乾御櫓南面之図
(櫻井家旧蔵「高崎城絵図並びに文書」)
乾櫓はもとは高崎城本丸の北西、戌亥(いぬい)の方角にあった櫓です。
『高崎城大意』によると、「もとこの櫓こけらふきにて櫓作りになし、二階も無く土蔵などの如くなるを、先の城主腰屋根をつけ櫓に取り立て」とあります。
「先の城主」とは7代藩主安藤重博(1657~1695)のことと考えられているので、乾櫓は17世紀末頃に改築されたと推定されています。
明治維新後に払い下げとなり、近郊の農家で納屋として使用されていたものを、昭和52年現在の位置に復元移築しました。
文化財情報
- 指定種別:群馬県指定重要文化財
- 名称:高崎城乾櫓(たかさきじょういぬいやぐら)
- 指定年月日:昭和49年9月6日
- 所在地:高崎市高松町 地図(地図情報システム)<外部リンク>