ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

古典雛と御殿

ページID:0002796 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

​高崎市にある指定文化財 市指定

古典雛
御殿
古典雛と御殿

高橋家の雛人形は飾り台の板裏に「尾州名古屋橘町裏通り茶町上がル西グ巳(西組)作人太田屋藤兵衛」と墨書きされている。

飾り雛は幅2.90メートル、奥行1.22メートルの「紫宸殿風の御殿 上屋なし」の中に配置されている。

御殿は総檜造りで組立式になり、彫り物、板絵、指物、敷畳など実に精巧優美な意匠が施されている。中央の御座所に内裏(だいり)雛、女房(にょうぼう)、随臣(ずいしん)、女官、衛士(えじ)など十八体が面立(おもだち)よく衣装の織りも色彩もよい。京風の流れをもつ有職ゆうそく風である。顔や手足は木彫りで表情は豊かである。製作年代は江戸末期のものと思われる。現当主六代前の高橋安兵衛氏が横浜へ絹を運んでの帰路、入手(当時500円)して馬にのせて吉井へ運んだものである。

文化財情報

  • 指定種別:高崎市指定重要文化財
  • 名称:古典雛と御殿(こてんびなとごてん)
  • 指定年月日:昭和52年3月24日