木彫仏像「十王像及び奪衣婆」

高崎市にある指定文化財 市指定

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木彫仏像「十王像及び奪衣婆」

片山の金蔵寺に木彫仏像「十王像及び奪衣婆(だつえば)・地蔵」が12体ある。像は寄木造りで内刳りになり、彫眼に、檜材で彫られ、地蔵以外彩色されている。像幅24~26センチメートル、厚さ16~19センチメートルである。銘から天正13年(1585)に作られ享保6年(1721)修復したことがわかる。修復の施主名に飯島・新井・大村・野宮・中島がみえる。木彫十王では県内最古である。

十王は死後の世界である冥土(めいど)で死者の生前の罪業を裁く十人の王で閻魔(えんま)を含めて「十王の信仰」が中国から伝えられた。十王は秦広王・初江王・宋帝王・五官王・閻魔王・変成王・太山王・平等王・都市王・五道転輪王で仏の変身である。

そこで人々は地獄に墜ちてひどい責め苦に会うのは難儀であるから、お互いに悪行を戒め、十王堂を建て逆修(ぎゃくしゅ)供養をした。また、閻魔大王・奪衣婆を恐れた。

吉井町多比良・長根・高などに十王信仰に関する堂と石仏が残る。

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