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近世寺社建築の見方」の講演会を下記のとおり開催しました。
その概要をご報告します。
DVDを市民活動センター・ソシアス、社会教育課(市役所15階)、中央図書館で貸出しています。
令和4年3月11日(金曜日)午後1時30分から3時30分
高崎市市民活動センター・ソシアス 市民ホール
長年、群馬県の文化財建造物を調査研究されている講師から、近世寺社建築のどこに注目してみたらよいかについて学びました。
江戸時代以前は簡素なデザインだった寺社建築は、近世(江戸時代以降)になると彫刻や金具、彩色などによる装飾性に富んだデザインへと変化しました。市内にも時代や社会を映す鏡としての寺社が多くあります。装飾建築の代表格である榛名神社は、まわりの自然と建築を一体化させた造りになっています。人が歩いて参拝することを意識した空間演出が施されているとのことでした。また無名でも地域の先祖が建てた神社に、芸術性の高い彫刻が施されているものが多くあることもわかりました。
講師からは、多くの寺社の写真を使って詳しく説明をしていただき、寺社を訪ねた際には正面だけでなく、側面、背面、見上げて細部まで見て楽しんでほしいとのお話しがありました。
村田 敬一(むらた けいいち)