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「西上州の鎌倉道と北条氏」の講演会を下記のとおり開催しました。
その概要をご報告します。
DVDを市民活動センター・ソシアス、社会教育課(市役所15階)、中央図書館で貸出しています。
令和4年6月18日(土曜日)午後1時30分から3時30分
高崎市市民活動センター・ソシアス 市民ホール
鎌倉道はどのようにできたか、そこから西上州がどんな影響を受けたかについて学びました。
鎌倉時代以前、道とは全国を修行して歩く修行僧のための道のことであり、民間の力、主に神社や寺が整備・管理していました。鎌倉時代、修行の道の他に、鎌倉幕府がおこなった狩りの道や信濃善光寺参詣の道などの道々が結びつき鎌倉道となりました。人々の往来は、宿泊するための宿を生み、宿泊所として神社や寺ができました。
鎌倉時代後期に北条氏の勢力が増すと、西上州の武士たちは鎌倉道を使って北条氏に接近し力をつけました。鎌倉道の往来が盛んになり北条氏主導の鎌倉の文化、特に地蔵信仰が西上州に流入しました。
講師からは、講師が推定した高崎市内の鎌倉道の地図や、鎌倉道によって西上州にもたらされた文化や武士たちの働きについて、古文書や仏像、各地に伝わる伝承や地名などの研究をもとに詳しく説明をしていただきました。
山本 隆志(やまもと たかし)