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獅子舞という名の民俗芸能」の講演会を下記のとおり開催しました。
その概要をご報告します。
DVDを市民活動センター・ソシアス、社会教育課(市役所15階)、中央図書館で貸出しています。
令和4年9月10日(土曜日)午後1時30分から3時30分
高崎市市民活動センター・ソシアス 市民ホール
高崎には北関東一を誇る39組の一人立ち三頭獅子舞が存在しています。
獅子舞の源流は大阪・京都であり、中山道や信州街道などを通して地方に拡散しました。高崎には江戸時代中期には存在し、城下だけでなく近郷の村々でも行われていました。
獅子舞は神社へ奉納する神事芸能であり、雨乞いや疫病退散を目的としても行われました。また氏神や氏子向けに、道化したしぐさなどの舞で人々を楽しませる余興舞でもありました。獅子舞の技術は習得に時間がかかるため、人流の少ない農村部で広まり、村の秩序や連帯感を構築する役割も担っていました。
講師からは、高崎で行われてきた獅子舞の史料などを読み解きながら、古くから伝わる民俗芸能について詳しく解説していただきました。
田口正美(たぐち まさみ)