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B型肝炎
B型肝炎の予防接種は、平成28年10月から定期接種となりました。
B型肝炎はB型肝炎ウイルスによる感染です。このウイルスは主にヒトの肝臓に感染し、一過性感染あるいは持続感染を起こします。持続感染の場合は、年月を経て慢性肝炎を発症し、その後肝硬変や肝臓がんを発症する恐れがあります。
免疫機能が十分でない乳幼児が感染した場合は、成人と比べて持続感染になりやすいといわれています。感染はB型肝炎ウイルスを含む血液や体液との接触によって生じますが、はっきりとした心当たりがなく原因不明のことも多いといわれています。
B型肝炎ウイルス保有者の母親から出産時に感染したり、家庭内や友人間などでの感染も知られています。
対象者
1歳未満の子
ただし、母子感染予防のためのB型肝炎ワクチンの接種の場合は、健康保険が適用されるため、定期予防接種の対象外となります。
標準的な接種期間と回数
生後2か月から生後8か月までの期間を標準的な期間とし、27日(4週)以上の間隔をあけて2回接種した後、1回目の接種から139日(20週)以上の間隔をあけて、計3回接種します。
注意
1歳になる前に3回の接種を終える必要があります。1歳になってしまうと、定期接種の対象外となり有料となります。
副反応について
ワクチンの主な副反応は、接種したところの発赤・腫れなどですが、数日で消失することがほとんどです。また、発熱などの症状が出ることもあります。症状がひどかったり、長引くときは、早めに医療機関を受診してください。
もしもワクチンによって健康被害が起こってしまった場合は
接種に必要なもの
- 予診票
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 福祉医療費受給資格者証
※母子健康手帳は必ずご持参ください。母子健康手帳がないと、予防接種は受けられません。
実施医療機関
※実施医療機関以外(市外・県外)での接種を希望される場合は、下記までお問い合わせください。
予防接種のご予約・ご相談は、直接実施医療機関にお問い合わせください。ご不明な点は、高崎市保健所保健予防課または各地域の保健センターにお尋ねください。
関連情報リンク
- 厚生労働省 予防接種情報<外部リンク>
- 国立感染症研究所 予防接種情報<外部リンク>