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HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症(子宮頸がん予防)ワクチン

ページID:0001211 更新日:2024年9月1日更新 印刷ページ表示

ワクチンの種類(9価ワクチン)について情報を更新しました。
平成9年4月2日生まれから高校2年生相当の方の接種は救済措置(キャッチアップ接種)についてをご覧ください。

ヒトパピローマウイルス感染症について

ヒトパピローマウイルス(以下HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんを始めとした病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。HPVに感染しても多くの場合ウイルスは自然に排出されますが、一部が数年から数十年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。子宮頸がんは国内では年間約10,000人が発症し、年間約2,700人が死亡すると推定されています。このHPV感染症を防ぐために、HPVワクチンの接種がすすめられています。(予防接種と子どもの健康より)

※予防にはワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診を定期的に受けることが大切です。

国が示すHPVワクチンの積極的勧奨等ついて

HPVワクチンは平成25年4月に予防接種法に定める定期予防接種とされましたが、同年6月に「ワクチン接種後にワクチンとの因果関係が否定できない持続的な痛みが特異的に見られた」ことから、国民に適切な情報提供ができるまでの間、積極的に勧奨すべきでないとされました。
その後、令和3年11月に「HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められた」ため、積極的勧奨が再開されることとなりました。

子宮頸がん予防ワクチンについての今後の対応について(厚生労働省通知)(PDF形式 167KB)

また、国によるHPVワクチンの積極的な勧奨を差し控えている間に、接種機会を逃した方(平成9年4月2日生から平成20年4月1日生の女性)につきましても特例として定期接種の対象となります。

HPVワクチンのキャッチアップ接種の実施について(厚生労働省通知)(PDF形式 378KB)

HPVワクチンと副反応について

HPVは、200種類以上の遺伝子型が確認されており、HPVワクチンは、その中で子宮頸がんをおこしやすいと言われている型の感染を防ぐことができます。HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されているとともに、子宮頸がんそのものを予防する効果があることも分かってきています。

ワクチンの種類

令和5年4月1日より、定期接種として2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類のワクチンが公費で受けられます。
ワクチンの種類や接種年齢によって接種間隔や接種回数が異なるため、医療機関でよく相談してください。原則として、同じワクチンを3回接種することになります。(ただし、すでに2価あるいは4価ワクチンを用いて1回または2回の接種を終了した方が残りの接種を行う場合には、同一のワクチンで3回を完了することを原則としつつ、適切な情報提供のもと医師とよく相談した上で9価ワクチンを選択しても差し支えないこととされています。)
いずれのワクチンも、標準的には6ヵ月かけて必要回数の接種を行います。
※標準的な間隔では接種が間に合わない場合は、下記をご参照ください。

2価ワクチン(サーバリックス)

筋肉内に合計3回接種をします。

接種間隔

サーバリックス接種間隔イメージ

4価ワクチン(ガーダシル)

筋肉内に合計3回接種をします。

接種間隔

ガーダシル接種間隔イメージ

9価ワクチン(シルガード9)

筋肉内に合計2回もしくは3回接種をします。

接種間隔

     1回目を接種する日が15歳未満(15歳の誕生日の前日まで)の場合は、合計2回で接種完了とすることが可能です。

シルガード接種間隔イメージの画像1

※1回目と2回目の間隔が5か月未満の場合には、2回目から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種する必要があります。

     1回目の接種が15歳以上の場合は、4価ワクチンと同じ接種間隔で3回接種します。

シルガード接種間隔イメージの画像2

副反応

主な副反応として、注射したところの発赤・腫れ・痛みなどがありますが、通常2から3日で自然に治ることが多いです。このほか、発熱や頭痛、寒気やだるさなどが起こることがあります。また、極めてまれですが、じんましんや全身の脱力、失神などの症状がでることもあります。
症状がひどかったり、長引くときは速やかに医療機関を受診してください。

もしもワクチンによって健康被害がおこってしまった場合は

予防接種健康被害救済制度

対象者

接種日に高崎市に住民登録がある小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女性

標準的な接種期間:中学1年生

※上記の対象者のほか、令和4年4月から令和7年3月までは、接種の機会を逃した方のための救済措置(キャッチアップ接種)があります。

接種に必要なもの

  • 予診票 ※1
  • 母子健康手帳 ※2
  • 健康保険証
  • 福祉医療受給資格者証(持っている場合のみ)

※1 標準的な接種期間に該当する中学校1年生には、予診票を個別発送いたします。それ以外の対象者の方で、接種を希望の方は保健予防課予防接種担当までご連絡ください。(接種医療機関に予診票が置いてある場合はそれを使用しても構いません。)

※2 母子健康手帳を紛失された場合は、保健所もしくは地域の保健センターで再交付できます。この先、お子さんの就学、実習、就職など様々な場面で予防接種記録が必要になりますので、母子健康手帳は大切に保管しましょう。

実施医療機関

HPVワクチン接種実施医療機関一覧 [PDFファイル/80KB]

※実施医療機関以外(市外・県外)での接種を希望される場合は、下記までお問い合わせください。

予防接種のご予約・ご相談は、直接実施医療機関にお問い合わせください。ご不明な点は、高崎市保健所保健予防課または各地域の保健センターにお尋ねください。

救済措置(キャッチアップ接種)について

HPVワクチンの積極的勧奨の差控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に、定期接種の特例として、定期接種の対象年齢を超えても公費(無料)で接種ができます。

対象者

接種日に高崎市に住民登録がある平成9年4月2日生から平成20年4月1日生の女性で、過去にHPVワクチンを合計3回接種してない方

実施期間

令和4年4月1日から令和7年3月31日

ワクチンの種類

2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)

※9価ワクチン(シルガード9)は、令和5年4月1日から新たにキャッチアップ接種に加わりました。(すでに2価あるいは4価HPVワクチンを用いて1回または2回の接種を終了した方が残りの接種を行う場合には、同一のワクチンで3回を完了することを原則としつつ、適切な情報提供のもと医師とよく相談した上で9価ワクチンを選択しても差し支えないこととされています。)
※それぞれのワクチンの接種間隔は、通常の定期接種の規定に準じます。

接種に必要な物

予診票、健康保険証、母子健康手帳※などの接種記録がわかるもの

※接種記録の確認・記入に必要になります。必ずご本人のものをご持参ください。

接種場所

HPVワクチン接種実施医療機関一覧 [PDFファイル/80KB]

キャッチアップ接種対象者でHPVワクチンの接種を自費で受けた方への償還払いについて

HPV(子宮頸がん)ワクチンの償還払いについてのページをご覧ください。

資料

厚生労働省のホームページにリーフレットが掲載されていますので、お読みください。

関連情報リンク

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