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ヒブ
ヒブ(Hib)は、「インフルエンザ菌b型(Haemophilus influenzae type b)」感染症の頭文字をとったものです。ヒブは、乳幼児に対して耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などのほか、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重篤な全身感染症を引き起こします。2010年以前の全国の調査では、ヒブによる髄膜炎は5歳未満人口10万対7.1〜8.3人とされ、年間で約400人が発症していました。また、4ヶ月~1歳までの乳児が過半数を占めていました。現在は、予防接種の普及によりこれらの感染症は激減しています。
※令和6年4月から、五種混合ワクチン(四種混合ワクチン:ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ+ヒブ)が導入されており、4月以降に1回目を接種する場合は、五種混合ワクチンを接種することが基本となっています。4月以前に接種を開始した場合は、原則これまでどおり四種混合ワクチンとヒブワクチンを接種することになります。
対象者
生後2か月から5歳に至るまで(5歳の誕生日の前日まで)
標準的な接種期間と回数
- 初回:生後2ヶ月から7ヶ月に至るまでに開始し、27~56日の間隔をおいて3回
- 追加:初回接種終了後、7ヶ月以上13ヶ月未満の間隔をおいて1回
接種回数は、接種を開始する月齢によって異なります。下表を参考にしてください。
接種を開始した月齢 | 接種回数 |
---|---|
2か月以上7か月未満(標準) | 4回 |
7か月以上12か月未満 | 3回 |
1歳以上5歳未満 | 1回 |
副反応について
ワクチンの主な副反応は、接種したところの発赤・腫れなどですが、数日で消失することがほとんどです。また、発熱などの症状が出ることもあります。症状がひどかったり、長引くときは、早めに医療機関を受診してください。
もしもワクチンによって健康被害が起こってしまった場合は
接種に必要なもの
- 予診票
- 母子健康手帳
- 健康保険証
- 福祉医療費受給資格者証
※母子健康手帳は必ずご持参ください。母子健康手帳がないと予防接種は受けられません。
実施医療機関
※実施医療機関以外(市外・県外)での接種を希望される場合は、下記までお問い合わせください。
予防接種のご予約・ご相談は、直接実施医療機関にお問い合わせください。ご不明な点は、高崎市保健所保健予防課または各地域の保健センターにお尋ねください。
関連情報リンク
- 厚生労働省 予防接種情報<外部リンク>
- 国立感染症研究所 予防接種情報<外部リンク>