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百日咳の報告数が増加しています

ページID:0066905 更新日:2025年6月30日更新 印刷ページ表示

高崎市において2025年1月1日から6月22日までに報告された百日咳患者報告数は159例で、過去最高の報告数を更新しています。

百日咳は乳児がかかると重症化する場合があり、注意が必要です。

百日咳とは

  • 百日咳菌による、特有のけいれん性の激しい咳発作が特徴の感染症です。
  • 患者の咳やくしゃみなどのしぶきによって感染します(飛沫感染または接触感染)。
  • 潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)は約7日から10日です。
  • かぜ様症状からはじまり、次第に咳の回数が増えます(カタル期:約2週間持続)。その後、百日咳に特徴的な激しい咳や息を吸い込む音がする咳発作が出始めます(痙咳期:約2週間から3週間持続)。激しい咳は徐々におさまり(回復期:約2週間から3週間)、全経過2か月から3か月で回復します。
  • 乳児の場合、無呼吸発作から呼吸停止など重篤になったり、肺炎や脳炎などを合併したり、まれに死に至ることがあります。
  • ワクチン接種済みの小児や成人では典型的な症状がみられず軽症の場合が多く、診断が遅れることがあります。

予防のために

  • 予防にはワクチン接種が有効です。
  • 五種混合ワクチンによる定期予防接種が行われていますので、生後2か月に達したら早めにワクチンを接種しましょう。

  定期予防接種に関しては、予防接種のページをご覧ください。

  • 石けんによる手洗いやマスク着用を含む咳エチケットなど、基本的な感染対策を心がけましょう。

症状があるときは

  • 咳症状があるときはマスクを着用しましょう。
  • 激しい咳や長引く咳症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 周囲に百日咳の方がいた場合は、受診時に医師に伝えてください。
  • 身近に乳児がいる方は、乳児にうつさないよう特に注意してください。

高崎市における発生状況

  • 百日咳は感染症法において五類感染症(全数把握疾患)に定められており、診断した医師は7日以内に最寄の保健所に届け出ることが義務づけられています。
  • 2025年(6月22日まで)に高崎市において報告があった百日咳患者のうち、19歳以下が84.9%を占めています。最も報告が多いのは10歳から14歳です。

 

高崎市における百日咳累積報告数

高崎市における年齢区分別百日咳報告数

関連情報リンク

百日咳(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>

百日咳(国立健康危機管理研究機構ホームページ)<外部リンク>