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旧井上房一郎邸
旧井上房一郎邸について
旧井上房一郎邸は、本市の文化振興に大きく貢献した井上房一郎の自邸として建てられました。音楽センター設計者の建築家アントニン・レーモンドの建築スタイルを取り入れたもので、戦前・戦後を通じて交流した井上とレーモンドの友情の証でもあります。 2010(平成22)年2月、高崎市景観重要建造物第1号に指定され、同年4月1日から高崎市が一般公開しております(高崎市美術館の開館日に公開しています)。
建築の特徴
《旧井上房一郎邸外観》
旧井上房一郎邸は、東京・麻布の笄町(こうがいちょう、現 港区西麻布)に1951年(昭和26)に建てられたレーモンドの自邸兼事務所を写した建物として知られ、いわゆるレーモンド・スタイルがよく表れている建築です。
1952年(昭和27)、高崎の自邸を焼失してしまった井上は、「笄町の自邸」を再現しようと計画し、レーモンドの快諾を受けた後、井上工業の職員に建物を実測させ、これらを元に同年新たに井上邸の設計・建築をしました。「笄町の自邸」はレーモンドの没後、事務所移転にともない取り壊されますが、居間部分のみがレーモンド設計事務所新社屋のメモリアルホールに移り保存されています。旧井上房一郎邸は失われたレーモンドの自宅の様子を知ることができる貴重な建築といえます。
旧井上房一郎邸観覧料金・ご利用時間について
観覧料金
旧井上房一郎邸の観覧料は美術館観覧料に含まれます。
開館時間(予約不要)
邸内公開時間
午前10~11時、午後2~4時
庭園
3月~11月:午前10時から午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
12月~2月:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
※金曜日の夜間開館は実施しておりません。
休館日
高崎市美術館に準ずる。
月曜日(祝日は開館し翌平日休館)、祝日の翌平日、展示替期間、年末年始(12月28日から1月4日まで)
※イベントなどのため臨時休館することもあります。同邸は、展示会目的などの一般貸し出しはありません。
問い合わせ
高崎市美術館
電話:027-324-6125