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上野国保渡田薬師塚古墳出土品

ページID:0004455 更新日:2023年12月18日更新 印刷ページ表示

高崎市にある指定文化財 国指定

薬師塚古墳は前方後円墳でかなり変形を受けているが、発掘調査の結果では三段に築かれ、斜面には石垣をふき平坦部には円筒埴輪を巡らしていたことが判明した。全長105メートル、高さ6メートルで、周囲は二重に堀を巡らし、堀を含めた全長は全長は165メートルを測る。保渡田古墳群の中で最後に造られ、5世紀末から6世紀初頭の年代が推定される。後円部頂上には凝灰岩をくりぬいた船形石棺があり、出土品は江戸時代にこの中から発見された伝承がある。出土品には小型の国産鏡・装身具の各種玉類・儀式の際に馬を飾る馬具類があり、中でも馬具は二例を除き鋳造品で、国内に類例のない特殊なものといえる。

一部はかみつけの里博物館で展示されている。

文化財情報

  • 指定種別:国指定重要文化財
  • 名称:上野国保渡田薬師塚古墳出土品(こうずけのくにほどたやくしづかこふんしゅつどひん)
  • 指定年月日:昭和14年9月8日
  • 所在地:高崎市保渡田町(かみつけの里博物館) 地図(地図情報システム)<外部リンク>