本文
自然を染める アカネ
アカネ
山野や野原、畑地などに生えるつる性の多年草で葉は4枚が輪生し、そのうち2枚は托葉(たくよう)が変化したもの。茎は四角で細かい逆向きの刺(とげ)がありざらざらしている。根は太いひげ状で黄赤色をしている。
説明
「アカネ」という草をご存知でしょうか。アカネは、古代から赤色を出す染料として使われてきました。このアカネ、探してみると意外と近くにも生えているのです。畑に生えていると厄介な雑草として嫌われます。
下の写真は、アカネの根で染めた「浅緋(あさきあけ)」色の反物です。
山崎 青樹作「浅緋」