本文
「埴輪は語る」の講演会を下記のとおり開催しました。
その概要をご報告します。
DVDを市民活動センター・ソシアス、社会教育課(市役所15階)、中央図書館で貸出しています。
令和4年7月23日(土曜日)午後1時30分から3時30分
高崎市市民活動センター・ソシアス 市民ホール
古墳時代の350年間作られ続けた埴輪。その埴輪が持つ意味、またその背景にある社会についてお話をしていただきました。
埴輪は大きく2つに分類されます。古墳を魔物から守るために設置された円筒埴輪。埋葬された王の権威や死後の館を示す家や器材、動物や人物を模した形象埴輪。前半はこれらの変遷についてのお話でした。
後半は、人物埴輪の在り方を推定できる保渡田八幡塚古墳を中心としたお話でした。埴輪は群像として設置され、人物埴輪は人々に王の政治・経済力を認識させ、社会を結集させるための仕掛けであったとのことでした。
講師の話は、古墳時代の人々の動きが身近に感じることができるものでした。受講生からは、ますます埴輪が好きになったとの感想がありました。
若狭 徹(わかさ とおる)