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学芸員のつぶやき(2012年度)
高崎市文化賞受賞作家展 作品解説会を行いました
2月24日、展覧会会場で作品解説会を開催しました。美術館学芸員による解説を予定していたのですが、この日はたまたま出品作家の町田洋二さんと吉田光正さんが会場にいらっしゃったため、飛び入りでお話していただきました。来場していたファンの皆さんは大喜び。自身の作品への想いを熱く語る作家さんたちのお話に、熱心に耳を傾けていました。
洋画家の町田洋二さん。長年、描き続けてきた海外の風景画について解説されました。
彫刻家の吉田光正さん。制作への想いだけでなく、石や木などの素材についてもお話されました。
魔法の美術館 大好評開催中!!
大好評の「魔法の美術館」。先月の12月のオープン以来、多くのお客様にご来館いただいています。特に週末は家族連れ、カップルたちで大にぎわい!
いつもは静かな美術館ですが、今回はお客様の笑い声であふれています。
「まだ行ってない!」という方、ぜひ遊びにいらしてくださいね。
《光であそぶ》で遊ぶ子どもたち
満開になった《GARDEN》(右写真)
※触れない作品もあるので注意してくださいね!
旧井上房一郎邸で何かが始まっています…。
園内では庭こんなことが行われていました。
実はこれ、12月5日(水曜日)より「魔法の美術館」と同時開催される「企画の遊戯」展のセシル・アンドリュさんの作品で、庭園を使ったインスタレーションの展示風景です。
もうちょっと展示が進んだところ。
脚立にのって作業されているのは、作家さんご本人です。
さて、どんな光景が見られるのでしょうか!
それは来場されてからのお楽しみです!
皆さまのお越しをお待ちしております。
レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産展 来館者1万人達成!!!
お盆休み、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、高崎市美術館では、現在開催中の展覧会「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産展」が、来館者1万人を達成しました!本当にたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございます!!
8月17日に記念セレモニーを行いました。
記念すべき1万人目となったご家族に、富岡市長(写真左から二番目)から展覧会図録が、そして上毛新聞社副社長(写真左)からは記念品が贈られました。
高崎市美術館では、引き続き「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産展」を開催しております。
ぜひもっと多くの皆さまに、ダ・ヴィンチの世界をご覧いただければと思います。よろしくお願い致します。
ワークショップ、好評開催!
8月も一週間がすぎ、暑い日が変わらず続いております。
外出するのも億劫な暑さですが、美術館は作品保護のため、いつでも一定の温度を保っています。
こんな時は涼しい美術館でゆったり一日を過ごすのはいかがでしょうか?
さて、現在好評開催中の展覧会「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」ですが、7月28日(土曜日)と29日(日曜日)に、それぞれギャラリーツアー&トークとワークショップを行いました。
今回は講師に富山県立大学工学部の神谷先生をお迎えし、ダ・ヴィンチの考えた機械のしくみやからくりについて、たくさんお話を伺いました。お子さんから大人まで、皆さんたくさんの質問をしてくださいました。
「自走車」の模型を解説する神谷先生
たくさんの方にご参加いただきました!
展示室で、映像を使って機械のからくりを解き明かしました。
また、ワークショップでは、今回のために製作されたキットを使って、ダ・ヴィンチが考えた「リンク機構」という機械を作りました。
かなづちを使い、いろいろな実験をしながらキットを組み立てました。
一つ一つ、どうしたら動くのか、なぜ動かなくなるのかを確認しながら作業を進めていきました。
キットの完成後はみんな、ナゾが解けた発明家のように素敵な笑顔でした。
展覧会は、まだまだ開催中です!
みんなで「リンク機構」という機械を作ります。
かなづちを使って木製キットを完成させていきます。
素敵な袋に入れて、お持ち帰りいただきました。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」ついにオープン!
7月5日(木曜日)より、この夏の企画展「レオナルド・ダ・ヴィンチ もう一つの遺産」が始まりました!
「モナ・リザ」や「最後の晩餐」などの絵画で有名なダ・ヴィンチですが、科学、物理、医学、建築、数学、天文学、さらには音楽にいたるまで、様々なことに挑戦し、膨大な研究を遺しています。今回は、“万能の天才”
ダ・ヴィンチの創造の世界と、そのアイディアの源を探ります。
ミュージアムショップも素敵な商品がいっぱいですよ。ぜひのぞいてみてくださいね。
「福田繁雄大回顧展」絶賛開催中!
新緑がまぶしい5月。皆様いかがお過ごしでしょうか。
高崎市美術館では4月14日より「ユーモアのすすめ 福田 繁雄大回顧展」がはじまりました。
福田繁雄は日本を代表するグラフィックデザイナーですが、その名を世界的に有名にしたのは、作品の中にユーモアとトリックのエッセンスを組み込んだことにあります。
正面から見ると口を閉ざした人、逆さまから見ると口を開いた人が見えるポスター≪見て口を閉ざす日本人≫、近くから見るとたくさんの数式、遠くから見るとアインシュタインが現れるポスター≪FACE≫。切手でできたモナ・リザ、馬の形なのにキリンの柄をした謎の動物、乗れない車≪ペチャンカー≫などなどちょっと不思議で面白い作品がたくさん展示してあります。
ユーモア満載の福田ワールドで、GWでちょっと疲れた体と頭をリフレッシュ。ぜひ遊びにきてくださいね!
展覧会の看板。
黄色と黒の警戒色が目印。
立ち入り禁止ではありません。
キリン?馬?この作品は写真も撮れます。
展覧会の記念にどうぞ。
これが噂?の《ペチャンカー2号》。
もちろん1号もあります(笑)。
新年度がはじまりました!美術館はただいま開館準備中です。
平成23年度もあっという間に過ぎ去り、ふと気づけば桜の季節になりました。朝夕の寒さはまだ残るものの、日中は春の暖かさを感じるようになってきましたね。春爛漫まで、あと少し、といったところでしょうか?
春といえば、入園・入学式や新生活のシーズンです。ブログをご覧の皆さまの中にも、新しい生活をスタートされた方も多いかと思います。ふと「息抜きしたいな」と感じたことがありましたら、ぜひともお休みやお仕事の帰りに、当美術館をご利用ください。美術作品を見ることは頭の体操、心の栄養補給にバツグンです!
さて現在、高崎市美術館は次回の展覧会に向けて展示替え作業中です。
今回の記事では、なかなか見ることの出来ない展示作業をご紹介しようかと思います。
作品の高さをそろえているところ。作品の中心の高さを均一にそろえ、鑑賞しやすく美しい展示を目指します。
水平器という道具を使って、作品がまがって掛かっていないかをチェックします(オレンジ色のものが水平器)。
こちらは版画作品。版画のような軽い作品は、壁に釘をうって、紐で固定されます
大きな油絵など重たい作品は、天井や梁から吊したピクチャーレールを使って吊るします。
照明をとりつけるのも素早い。さすがプロフェッショナル!!