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学芸員のつぶやき(2018年度)

ページID:0002320 更新日:2024年5月20日更新 印刷ページ表示

学芸員によるギャラリートーク(第3回目)のご報告 2019年3月30日

開催中の「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」関連事業としまして、本日は学芸員によるギャラリートークの第3回目を開催いたしました。

会期最終週末で、最後のイベントということもあり、本日も多くの方にご参加いただきました。

第1章の解説の様子
本展覧会第1章~第2章では、高崎市ゆかりの人物であるブルーノ・タウト、井上房一郎、アントニン&ノエミレーモンド夫妻を紹介しています。

タウトは世界的な建築家として知られていますが、高崎滞在時には井上と共に家具・工芸品づくりに携わりました。
素材選びから妥協無く真摯に取り組んだ熱心な姿勢が、本展展示品からも伝わってくるようです。

建築だけでなく、工芸にも情熱を注ぎ、地方都市である高崎からよりよい暮らしを提案・発信していたタウトの評価がさらに高まっていけばと、担当学芸員も期待を込めて、解説に力が入ります。

参加者の皆さんも、学芸員の解説に耳を傾けながら、タウトの洗練された作品に見入っているようでした。

第2章の解説の様子
建築家アントニン・レーモンドは日本文化・風土を熱心に学び、日本で数多くの仕事に携わりました。アントニンの建築のインテリアを担当した妻ノエミ・レーモンドは、アントニン以上に日本を愛し、日本について勉強していたそう。

和紙のステンドグラスで知られる新発田教会(新潟県)の図面などを展示していますが、日本の伝統に基づくノエミのインテリアからは、日本文化のすばらしさを再認識させられます。

家具、照明、テキスタイルなど、ノエミのデザインは、今の私たちの暮らしにも馴染む普遍的な美しさと心地よさがあります。

今回のギャラリートークも、多くの方が最後の旧井上邸解説までお付き合いくださり、ノエミによる家具や貴重な資料を隅々までじっくりご覧になっていました。

旧井上邸での解説の様子
本展覧会は、当館での展示は3月31日で終了となりますが、今後は東北歴史博物館(宮城県多賀城市/2019年7月13日~9月1日)、パナソニック汐留ミュージアム(東京都港区/2020年1月11日~3月22日)へと巡回します。巡回館へもぜひ足をお運びくださいね。

高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂「竹皮編をしる×さわる×つくる」開催のご報告 2019年3月24日

本日は高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂2回目の、「竹皮編をしる×さわる×つくる」を開催いたしました。
講師は、西上州竹皮編でんえもんの前島美江さんです。

前島美江さん
伝統工芸士として、高崎の工芸である竹皮編を伝承し、また材料の一つである希少な皮白竹(かしろだけ)の保全・管理・維持に尽力されています。

今回の講座では、まず映像で前島さんの経歴や竹皮編の歴史を学び、次に資料を用いながらブルーノ・タウトと竹皮編、当時の人々の交流などをご紹介。
そして、最後に竹皮の花かごを作りました。

竹皮を裂いているところ持ち手を付けているところ
前島さんがレクチャーしているところ
前島さんが手を動かしながら説明してくださると、いとも簡単に出来上がってしまうのですが、参加者の中には苦戦する方もいらっしゃったご様子。

途中で前島さんに質問しつつ、熱心に取り組んでくださり、皆さん無事に完成しました。

完成した花かご1完成した花かご2
竹皮は一枚一枚色や形、模様が違うので、同じ作り方でもそれぞれに違った表情で仕上がりました。
参加者の皆さんもお互いに見比べたりしながら、楽しく作ってくださいました。

講座の後は、旧井上邸へ移動し、庭園で「茶話」を開催しました。
今回も、軽井沢タリアセンのコーヒーをドリップして提供いたしました。

茶話の様子
やや風が吹いていましたが、前島さんや講座にご参加の方、偶然いらした方にも、パティオでリラックスした時間をお過ごしいただきました。

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」はいよいよ3月31日まで、会期残りわずかとなりました。
展示室、旧井上邸ともにじっくりご覧くださいね。

どのイス(とか)おすすめ?続々おすすめいただいてます! 2019年3月19日

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」も残すところあとわずか。続々お寄せいただいております、皆さんの推しイス(とか)をご紹介します。まず番外編。おすすめは「井上邸仏間」(庭園内の離れです)「風薫る」というタイトルで「障子の下の通風」を推してくださったのは(まさこさん)。意表をつかれました。でもこの仏間正面にある電気スタンド、実はノエミ・レーモンドさんデザインですよ!機会があったらぜひまたご覧くださいね。

続いては38.タウト《レストランチェア》(3月10日の「学芸員のつぶやき」に写真あり)
「タウト作品だし、背もたれの湾曲など、座り心地よさそう」名古屋からお越しの(富田敦子さん)

54.上野伊三郎《竹製農民椅子》も人気!(3月10日の「学芸員のつぶやき」に写真あり)
「繊細で座り心地良さそう!織地クッションと合せてお部屋のインテリアに」とのご提案は(うぶかたゆきこさん)
「スワリ心地でしょう!子供の頃に座った記憶があります」(生方高志さん)
羨ましい!このイスは沼田市の生方記念文庫さんからお借りしたもの。ゆきこさん、高志さんはご親族ですか?

55.城所右文次《バンブーチェア》(3月10日の「学芸員のつぶやき」に写真あり)
「竹の流れが素敵です」

111.剣持勇《スタッキングスツール》

111.剣持勇《スタッキングスツール》の画像
「祖父母のキッチンに重ねて置かれていました。いろいろな色の組合せがあったような?」
スタッキングスツールには、ほかにも思い出をお寄せいただいた方が。さすが現役のロングライフデザイン。記憶に残る佇まいなのですね…私は秩父宝登山参道、阿佐美冷蔵さんのカフェと、世田谷の福沢一郎記念館さんで見ましたよ。

116.剣持勇《籐丸椅子》の画像
116.剣持勇《籐丸椅子》

​118.剣持勇《柏戸椅子》の画像
118.剣持勇《柏戸椅子》

116.剣持勇《籐丸椅子》
「柔らかく、温かそうで!」(S.Yoshidaさん)
「ゆったりくつろげそう。座面でいろいろなポーズとってみたら気持ちが解放されそう」(下山さん)
「包み込んでくれるイスが好み。柏戸椅子にもひかれるけど重そう…」(MonMonさん)
そのとおり、重いです!

118.剣持勇《柏戸椅子》
「木の質、色が単調じゃないところ。包容力がありそうなかたち」(ななさん)
「木目の美しさ。どっしりした様子は安心感を与えてくれそうだ」(みんみんさん)
「見ていて気持ちがよい」(高橋和子さん)
「どうして柏戸という名前なの?」というご質問をよくいただきます。
山形県の天童木工さんが製作しているのですが、同じ山形出身の相撲取り、柏戸関に進呈したそう。それで「柏戸椅子」と。
意外にコンパクトなので柏戸関は座れたでしょうか?でもどっしりとした安定感は、お相撲さんそのものですね。

134.ナカシマ《コノイドチェア》「洗練されてすわりごこちもよさそう」
134コノイドチェアの写真
「座り心地よさそう」というご感想に触れるたび、座れなくてすみません!とお詫びしています。

153.ノグチ《スツール》の画像
153.ノグチ《スツール》

168.ノグチ《あかり1A》の画像
168.ノグチ《あかり1A》

153.ノグチ《スツール》
「シンプル。ひと休みによい感じ。あらあらしさがよい」(ほったさん)
「世の中全ての椅子の原点。そんな感じがする」(玉水のせがれさん)
「さすが彫刻家です。脚の形がよく見ると同じでないのに、完璧に美しいバランス。座のへこみも」(中村知子さん)
そう!また1脚ずつ微妙にかたちが違っていて…悩みに悩んでこの1脚を選びました。

168.ノグチ《あかり1A》
「ほっとするようなやわらかさ」

いかがですか?会場でも皆さんの推しイス(とか)ご紹介していますので、ぜひご覧ください。

水原冬美さんギャラリートーク開催のご報告 2019年3月16日

本日は開催中の企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」関連事業としまして、水原冬美さんをお迎えしてギャラリートーク「タウト×井上房一郎×父、水原徳言」を開催しました。
多くの方にお集まりいただき、急遽、南公民館講義室での実施となりました。

トークの様子
水原さんの父水原徳言氏は、工芸の振興に情熱を注いでいた井上房一郎の元で働き、タウトが高崎に滞在した時には側近としてタウトの仕事の力になるなど、井上・タウト両氏の近くで工芸の発展に尽力した人物の一人です。

水原さんは、水原徳言氏本人や親族から聞いた三氏の交流のエピソードを、熱くお話ししてくださいました。

水原冬美さん
タウトが日本を離れトルコへ行く時には、水原徳言氏を誘ったそうで、トルコでの生活が始まってからも水原氏をお誘いし続けたそうです。水原氏もタウトの離日を寂しく思っていたとか。
タウトの高崎滞在は2年2ヶ月ほど。それほど長くは無い期間の中で、タウトと水原氏は信頼関係を築いていたことがわかります。

水原氏のエピソードとともに、タウトの心の部分に触れ、またタウト・井上両氏が高崎という地方都市でモダンデザインの工芸に夢を託していた様子がより鮮明に伝わってきました。

会期は残り2週間ほどとなりましたが、今後も関連事業を予定しております。
ぜひお気軽にご参加くださいね。

関連事業の予定(申込不要のみ)

1.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:3月30日(土曜日)いずれも午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

2.竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:3月20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます
    ※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

どのイス(とか)おすすめ? みなさまの推しイス(とか)ご紹介します! 2019年3月10日

お気に入りシェア企画「どのイス(とか)おすすめ?」、おかげさまでたくさんの推しイス(とか)が寄せられました。
さっそくここで一部をご紹介しますね。

第1章タウト・井上たちから…

​1.井上房一郎《スチール椅子》の画像
1.井上房一郎《スチール椅子》

​38.タウト《レストランチェア》の画像
38.タウト《レストランチェア》

スチール椅子は井上がタウトと出会う前、国産スチールパイプイスのとても早い作例。さすが井上さん、意識高いです!
どんなところがおすすめ?
「形」(萩原尊宏さん)「このサイズのいすはあまりみたことない」など…萩原さん、おおはらしんじさんのおすすめです。
レストランチェアには「家事の途中一休みしても、次の仕事に背中を押しくれそうな座りごこちかな」という感想も。
タウトはアームチェアやパイプ掛け付き煙草入れの「実用性」(平井さん)も選ばれています。

54.上野伊三郎《竹製農民椅子》の画像
54.上野伊三郎《竹製農民椅子》

​55.城所右文次《バンブーチェア》の画像
55.城所右文次《バンブーチェア》

農家の副業にと上野が考案した竹製イス。「全て竹なのがいい」(いいづかさん)、
アアルト《パイミオチェア》を竹でアレンジした城所(きどころ)のバンブーチェア。「座ってみたい」(中田久美子さん)
「ほしい!このイスが!」(飯塚潤さん)「座れなかったのでなんとも言えませんが曲線美です」(真中てるよさん)
「材料とデザインの調和」(武藤斉さん)

などなど…第1章のおすすめイス(とか)の一部をご紹介しました。
2章から5章のおすすめイス(とか)は下記をご覧ください!会場内でも皆さんのおすすめを紹介しますので、お楽しみに!

おすすめイス(とか)2~5章(PDF形式 419KB)

学芸員によるギャラリートーク(第2回目) のご報告 2019年3月3日

3月2日は、開催中の「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」担当学芸員によるギャラリートークの2回目を開催しました。
本日も多くの方にご参加いただきました。

第2章のトークの様子
本展覧会でご紹介している1930~60年代のモダンデザイン作家は、工場などで大量生産されるプロダクト製品と、伝統工芸など手工芸品のクラフト製品の狭間に立ち、また戦争という時代背景にも揉まれ揺らぎながら、より良い暮らしの定着を求めて模索し続けました。
出自の異なる7人ですが、日本でモダンデザインの暮らしを開花させようとそれぞれに影響しあいながら夢を追い求めました。

特にプロダクトとクラフトの間で苦悩し続けたのは、本展覧会第3章で紹介している剣持勇かもしれません。

第3章でのトークの様子
戦時は技術官僚(テクノクラート)として素材の研究などに携わる「公」の立場でしたが、本来愛したのは、手作りの温もりを感じるクラフト。

剣持勇の展示室では、そんな剣持ならではの、現在も多くの方に愛される家具類を間近にご覧いただけます。

作家ごとにエピソードをご紹介していくと、どうしても時間がかかってしまうのですが、今回も多くの方が、最後の旧井上邸での説明までお付き合いくださいました。

旧井上邸でのトークの様子
「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」では、今後も関連事業を予定しています。
学芸員によるギャラリートークもあと1回あります!

以下は事前申し込み不要のイベントです。お気軽にご参加くださいね。

関連事業の予定(申込不要のみ)

1.水原冬美さんギャラリートーク「タウト×井上房一郎×父、水原徳言」

  • 日時:3月16日(土曜日)午後2時~
  • 講師:水原冬美
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:3月30日(土曜日)いずれも午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

3.竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:3月6日(水曜日)・15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます
    ※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

レーモンド夫妻のお孫さん、シャーロットさんがアメリカから来館されました! 2019年3月3日

ビッグニュースです!レーモンド夫妻のお孫さん、シャーロット・レーモンドさんが「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展のために、わざわざアメリカから来館されました!
ご一行はシャーロットさん、ワシントン大学の研究者、ケン・タダシ・オオシマさん、レーモンドさんの秘書だった五代美子さん、レーモンド設計事務所の土屋重文さん、アーティストの鎌田友介さん。
レーモンドさんご一行来館
左からシャーロットさん、五代さん、ケン・オオシマさん。旧井上邸寝室のアントニン・レーモンドさんの写真の前で。

シャーロットさんと館長
旧井上邸居間にて。同じテーブルがペンシルベニアのご自宅にもあり、木組みが異なるそう。
機能にあわせてノエミ・レーモンドさんが変更したのでは?と教えてくださいました。

シャーロットさん記入シャーロットさん記入用紙
シャーロットさんにもおすすめイスを選んでいただきました。72番はもちろんノエミ・レーモンドの…

三角椅子ノエミ照明
三角椅子ですよね。ケン・オオシマさんのチョイスは…やはりノエミさんの照明でした。

シャーロットさん、皆さん、遠路はるばるお越しいただきありがとうございました!
これからご来館予定の皆さまも、ぜひおすすめイスを教えてください!

ホワイトデープレゼントのおしらせ! 2019年3月1日

今年も3月14日(木曜日)のホワイトデーが近づいてきました。ホワイトデー当日午前10時より受付にて、ご来館のお客様先着20名様にスイーツをプレゼント!今年のスイーツは…
高崎といえばブルーノ・タウト(やや強引)、ブルーノ・タウトといえば市内南町、九重ねぼけ堂さんの高崎銘菓「ブルーノ・タウト」!ということで、今回特別にねぼけ堂さんから「ブルーノ・タウト」をご提供いただきます!

ホワイトデープレゼント
洋風のおいしいお菓子です!担当学芸員もやみつきに…

先着20名様ですので、3月14日(木曜日)はどうぞお早めにおこしください!

あなたのおすすめイス(とか)おしえてください! 2019年3月1日

暖かい日が多くなり、お出かけ日和の3月になりました!企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」では、会場内にある175のアイテムから、皆さんのおすすめイス(とか)をえらんでいただく企画「どのイス(とか)おすすめ?」を始めました。

おすすめイスコーナー
見本の25のアイテムからえらんでいただいてもよいですし、作品リストの1~175、どのアイテムでもかまいません!
おすすめポイントも書いていただき、アンケート箱へ!ご回答いただいた方で公開OKの方のご意見を、会場で、ホームページで紹介していきますよ!おすすめイス(とか)を、会場で、ホームページでシェアしませんか?

おすすめイスエントリー(PDF形式 374KB)

おすすめイス記入用紙(PDF形式 137KB)

高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂「空間×生活=デザイン」開催のご報告 2019年2月26日

開催中の企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」関連事業としまして、本日はトークイベント「高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂「空間×生活=デザイン」」を開催しました。

講師は、工学院大学建築学部教授の鈴木敏彦さんです。

鈴木敏彦さん
鈴木さんは建築・家具など広く精通し、本展覧会でご紹介しているアントニン&ノエミ・レーモンド夫妻やブルーノ・タウトに関する著作も刊行されています。
今回のトークでは、特にノエミ・レーモンドについてクローズアップしてお話しいただきました。

トークの様子
夫レーモンドの建築に欠かせない、インテリアデザイナーの妻ノエミの家具には、暮らしに寄り添う機能的な美しさ・温もりが宿ります。
鈴木さんは貴重な写真や資料のスライドなどを用いて、ノエミの仕事を丁寧に解説してくださいました。

トーク終了後は、鈴木さんを囲んでの歓談イベントとして、旧井上邸庭園で「茶話」を開催しました。

旧井上邸での茶話の様子1旧井上邸での茶話の様子2

梅の花がほころび始めた旧井上邸は、天候に恵まれ、和やかな雰囲気の中ご歓談いただきました。

本日は、お隣長野県の、軽井沢タリアセンのコーヒーをご提供。
軽井沢タリアセン内のペイネ美術館は、レーモンドが夏季に軽井沢で過ごした「軽井沢・夏の家」(1933年)として知られ、旧井上邸(1952年)より古いレーモンドスタイルを見ることができます。

本日は軽井沢タリアセンの藤巻館長、スタッフの方がご来館くださり、コーヒーを淹れてくださいました!
トークに参加された方をはじめ、多くの方に楽しんでいただけたようです。

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」では、今後も関連事業を予定しています。
以下は事前申し込み不要のイベントです。お気軽にご参加くださいね。

関連事業の予定(申込不要のみ)

1.水原冬美さんギャラリートーク「タウト×井上房一郎×父、水原徳言」

  • 日時:3月16日(土曜日)午後2時~
  • 講師:水原冬美
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:3月2日(土曜日)・30日(土曜日)いずれも午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

3.竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:3月6日(水曜日)・15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます
    ※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

高崎市立中央図書館とのコラボ企画 ブックコーナーをご紹介 2019年2月17日

開催中の企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」高崎市美術館と高崎市立中央図書館とのコラボ企画としまして、両館内にて特設ブックコーナーを設けています。

まずは高崎市立中央図書館の展示風景をご紹介。
高崎市立図書館ケース展示風景
こちらは5階図書館ガラスケースです。
本展覧会で紹介している各作家ごとに、経歴や作品、関連書籍をまとめたパネルのほか、美術館展示・関連事業でご紹介している竹皮編みの作品(協力:西上州竹皮編でんえもん)、模型などの展示を行っています。

関連書籍は図書館で貸し出し可能なものがたくさんあります。
「旬の本」コーナーでは、今回ご紹介している書籍をまとめて配架していただいていますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

高崎市立図書館旬の本コーナー
高崎市立中央図書館の特設コーナーは3月26日まで。
高崎市立中央図書館は、美術館から徒歩約15分ほどの、高崎市総合保健センターと同じ建物内になります。
展覧会とあわせてお散歩がてら出かけてみてくださいね。

高崎市立中央図書館についての詳細は図書館のページをご覧ください。
中央図書館(高崎市立図書館サイト)<外部リンク>

高崎市美術館では、1階エントランスにて、作家ごとに関連書籍をパネルでご紹介しています。

美術館内ブックコーナー
館内ミュージアムショップで販売中の書籍もございますので、ショップへもぜひお立ち寄りくださいね。

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展覧会図録のご紹介 2019年2月17日

本展覧会の図録は、表紙・裏表紙に、当館併設の旧井上房一郎邸の写真を使用しています。

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」図録
カバーの折り返し部分や、カバーをはずした本体も、違った写真でお楽しみいただけます!
当館1階のミュージアムショップのほか、全国の書店でも入手いただけます。
展覧会が気になるけど高崎まで出かけられない、という方は、お近くの書店にお問い合わせくださいね。

モダンデザインが結ぶ暮らしの夢

  • 発行日:2019(平成30)年2月1日
  • 発行:Opa Press
  • 発売:丸善出版
  • 編著:住田常生(高崎市美術館)、小谷竜介(東北歴史博物館)、大村理恵子(パナソニック汐留ミュージアム)
  • 定価:本体2000円+消費税

ワークショップ「紙でつくるタウトの小さなおうち」ご報告 2019年2月17日

本日は開催中の企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」関連事業のワークショップ、「紙でつくるタウトの小さなおうち」を開催しました。

本展覧会で紹介する作家の1人、ドイツ生まれのブルーノ・タウト(1880-1938)は、世界的建築家として知られています。
今回のワークショップでは、ブルーノ・タウトが日本滞在中に天皇陛下へ献上されたと言われる日本家屋の模型の設計図をもとに、ペーパークラフトでタウト設計の家を作っていただきました。

1.色を塗って、2.台紙から切り取り、3.組み立てて貼り付け、4.ジオラマ撮影!
という、小さなお子様から大人までどなたでも楽しく取り組める作業なのですが、一つ一つの工程に没頭すると時が経つのを忘れてしまいます。

熱心に取り組む参加者のみなさんの、作業の様子を見てみましょう。

1.色塗り

色塗りの様子1色塗りの様子2
色塗りの様子3色紙を貼る様子
お気に入りの画材や色紙などをお持ちいただき、白い台紙にどんどん色をつけていただきました。
色塗りの形跡がわかる色鉛筆・サインペンからは手塗りならではの温かみや独特のリズムが生まれ、色紙の均一な色面からはクールでおしゃれな印象を受けます。

2.切り取り

ハサミでの切り取りナイフでの切り取り
小さな手で一生懸命ハサミを動かす子どもたちも、ナイフで慎重に丁寧に切り取る大人のみなさんも、真剣そのもの。

3.組み立て・貼り付け

組み立ての様子1組み立ての様子2
室内の床を作る様子
1・2の作業では皆さん静かに黙々と作業されていたのですが、組み立て・貼り付け作業はあちこちで、親子が協力し合っていて、和やかな雰囲気でした。
紙の余白を使って家具を作ったりと、内装にも手を抜かないこだわりを見せてくださり、完成が楽しみです。

4.ジオラマ撮影

撮影を楽しむ参加者撮影の様子
今回はフォトスポットをご用意。
背景・下地をお好みの印刷画像に替えながら、思い思いに写真を撮っていただきました。
背景があると、より臨場感が増しますね。

それでは、皆さんの完成作品を一部ご紹介いたします。

作品紹介

作品1作品2
作品3作品4
作品5作品6
作品7作品8
作品9作品10
作品11作品12

皆さんの力作は、旧井上邸和室にて、当館で本展覧会のために用意した模型と並べて展示しています。
旧井上邸和室での展示風景
内装をご覧いただけるよう、屋根をはずして展示している作品もございますので、お近くでご覧になってくださいね。

学芸員によるギャラリートークのご報告 2019年2月16日

本日は開催中の企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」担当学芸員によるギャラリートークを開催しました。

第4章のトークの様子

本展覧会は、美術館の5つの展示室それぞれを第1~5章として構成+旧井上邸も展示室として使用しています。
トークでは各章で紹介している人物や作品について、また二つの大戦がどのように作家たちに影響を与えたのか、その他関連する人物や時事を盛り込んだ解説を行いました。

第2章のトークの様子第3章のトークの様子

本展覧会の各展示室では写真を拡大したバナー展示があります。
美術館内では再現しにくい実際の建築の雰囲気を、少しでも感じとっていただけるような展示となっています。

第5章のトークの様子旧井上邸でのトークの様子

旧井上邸ではアントニン&ノエミ・レーモンド夫妻の絵画作品・家具を展示。
レーモンドの麻布笄町自邸を写して建てられた旧井上邸ならではの、レーモンド邸居間の再現を試みた展示となっており、旧井上邸の構造に見入ってくださる方も多くいらっしゃいました。

学芸員の熱のこもったトークは、予定時刻をややオーバーしてしまいましたが、多くの方が最後まで熱心に耳を傾けてくださいました。

ギャラリートークは途中参加・退席ともに可能なイベントですので、皆さんぜひお気軽にご参加くださいね。

今後もトークイベントを多数予定しています。
申込み不要のイベントもありますので、ぜひお越しください。

関連事業の予定(2月16日現在申込可能・申込不要のみ)

1.高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂

※井上房一郎が夢みた「高崎哲学堂」を受けつぐシリーズ講座です。

[1]「空間×生活=デザイン」
  • 日時:2月24日(日曜日)午後2時~
  • 講師:鈴木敏彦(工学院大学教授)
  • 場所:高崎市南公民館
  • 参加費:無料
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 申し込み:高崎市美術館にて電話受付中(電話:027-324-6125)

※トーク終了後、美術館敷地内旧井上房一郎邸で、講師と参加者の交流イベント「茶話」があります。(美術館スタッフによるコーヒーサービスを行います)

2.水原冬美さんギャラリートーク「タウト×井上房一郎×父、水原徳言」

  • 日時:3月16日(土曜日)午後2時~
  • 講師:水原冬美
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

3.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:3月2日(土曜日)・30日(土曜日)いずれも午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

4.竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:2月22日(金曜日)、3月6日(水曜日)・15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます
    ※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

竹皮編み体験コーナーご紹介 2019年2月16日

開催中の「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」でご紹介している作品には、竹を使用した家具や、竹皮を編んで作る「竹皮編み」の作品がありますが、1階ラウンジでは、日頃さわる機会の少ない竹皮に親しんでいただく「竹皮編み体験コーナー」を設けています。

竹皮編み体験コーナー
加工していない竹皮など、ご自由に手に取って感触を楽しんていただけます。

また、ラウンジでは、竹皮を使用した「竹皮の花かご作り」を会期中に7回開催!
3月24日の関連事業「竹皮編をしる×さわる×つくる」講師の前島美江さん(西上州竹皮編でんえもん)監修の体験イベントで、竹皮編みによる花かご作りにチャレンジしていただけます。

2月13日は、その第1回目を開催しました。

花かご作り体験の様子
当日は前島さんにもお越しいただき、来館者にレクチャーしていただきました。

レクチャーする前島さん
今後も前島さんが直接レクチャーしてくださる日があるかも?
詳細は美術館までお問い合わせくださいね。

関連事業

竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:2月22日(金曜日)、3月6日(水曜日)・15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます
    ※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

天皇陛下御在位30年記念無料入館のお知らせ 2019年2月15日

来たる2月24日(日曜)は、天皇陛下御在位30年記念式典が挙行されます。
高崎市美術館は天皇陛下御在位30年を慶祝し、2月24日(日曜日)は観覧料を無料とします。

また、当日は以下の関連事業の開催日です。
現在当館にて申し込み受付中です。ぜひご参加くださいね。

関連事業

高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂

※井上房一郎が夢みた「高崎哲学堂」を受けつぐシリーズ講座です。

[1]「空間×生活=デザイン」
  • 日時:2月24日(日曜日)午後2時~講師:鈴木敏彦(工学院大学教授)
  • 場所:高崎市南公民館
  • 参加費:無料
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 申し込み:高崎市美術館にて電話受付中(電話:027-324-6125)

※トーク終了後、美術館敷地内旧井上房一郎邸で、講師と参加者の交流イベント「茶話」があります。(美術館スタッフによるコーヒーサービスを行います)

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」フォトスポットのご紹介 2019年2月3日

開催中の「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」では、日頃から撮影可能な旧井上房一郎邸のほか、美術館1階のメインサイン、受付横エントランスの照明の展示が撮影可能エリアとなっています。

モダンデザイン展エントランスメインサイン
メインサインは旧井上邸和室で撮影した剣持勇デザインのスツール。照明はイサム・ノグチのデザインです。
ご来館の際、旧井上邸の庭園はどんな表情を見せてくれるでしょうか。
旧井上邸和室から同じアングルで庭園を眺めてみるのも良いかもしれません。

モダンデザイン展エントランスあかりシリーズ
受付横エントランスには、イサム・ノグチデザインの「あかりシリーズ」が並んでいます。存在感のある照明とぜひ記念撮影してくださいね。

「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」始まりました! 2019年2月3日

2月2日(土曜日)より、企画展「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」が始まりました!

モダンデザインか結ぶ暮らしの夢展外観
高崎ゆかりの建築家ブルーノ・タウト没後80年、建築家アントニン・レーモンド生誕130年、高崎出身の事業家で地元群馬の芸術・文化の振興に尽力し、タウトやアントニン&ノエミ・レーモンド夫妻と公私にわたり親交のあった井上房一郎生誕120年、レーモンドや剣持勇ら日本の建築家・芸術家と交流した総合芸術家イサム・ノグチの没後30年を記念し、ジョージ・ナカシマ、剣持勇ら同時代作家も合わせ、1930年代~1960年代にかけての建築・工芸にまつわる約170点の作品・資料をご紹介しています。

工芸デザインが装飾から機能へ移りゆく時代、戦前戦後の時代背景と共に様々に影響しあった作家たちが描いた夢が、現代の私たちの暮らしを見つめるヒントになるかもしれません。

美術館併設の旧井上房一郎邸居間では、アントニン・レーモンドによるデッサンなどの作品や、妻でインテリアデザイナーのノエミ・レーモンドがデザインした家具を展示し、レーモンドが東京・麻布笄町に建てた自邸の雰囲気を再現しています。

旧井上邸展示風景
レーモンド自邸を写して建てられた旧井上邸の建築とあわせて、ゆっくりご覧になってくださいね。

関連事業の予定

1.高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂

※井上房一郎が夢みた「高崎哲学堂」を受けつぐシリーズ講座です。

[1]「空間×生活=デザイン」
  • 日時:2月24日(日曜日)午後2時~講師:鈴木敏彦(工学院大学教授)
  • 場所:高崎市南公民館
  • 参加費:無料(展覧会観覧、茶話ご参加の方は要観覧料)
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 申し込み:2月2日(土曜日)午前10時から高崎市美術館にて電話受付いたします
    (電話:027-324-6125)

※トーク終了後、美術館敷地内旧井上房一郎邸で、講師と参加者の交流イベント「茶話」があります。(美術館スタッフによるコーヒーサービスを行います)

[2]「竹皮編をしる×さわる×つくる」

定員に達したため受け付けを終了しました

  • 日時:3月24日(日曜日)午後2時~
  • 講師:前島美江(西上州竹皮編でんえもん)
  • 場所:高崎市南公民館
  • 参加費:無料(展覧会観覧、茶話ご参加の方は要観覧料)
  • 定員:20名(予約先着順)
  • 申し込み:2月2日(土曜日)午前10時から高崎市美術館にて電話受付いたします
    (電話:027-324-6125)

※トーク終了後、美術館敷地内旧井上房一郎邸で、講師と参加者の交流イベント「茶話」があります。(美術館スタッフによるコーヒーサービスを行います)

2.ワークショップ「紙でつくるタウトの小さなおうち」

※タウトの設計をもとにした小さな家のペーパークラフトを作ります。ご希望の方は旧井上房一郎邸内に展示します。
定員に達したため受け付けを終了しました

  • 日時:2月17日(日曜日)午後1時~3時
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市南公民館
  • 対象:小学生から大人まで
  • 定員:20名(予約先着順、小学3年生以下は保護者同伴)
  • 材料費:300円
  • ご用意いただくもの:お気に入りの画材(画材は美術館でもご用意いたします)、カッター、はさみ
  • 申し込み:2月2日(土曜日)午前10時から高崎市美術館にて電話受付いたします
    (電話:027-324-6125)

3.水原冬美さんギャラリートーク「タウト×井上房一郎×父、水原徳言」

  • 日時:3月16日(土曜日)午後2時~
  • 講師:水原冬美
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

4.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:2月16日(土曜日)、3月2日(土曜日)・30日(土曜日)いずれも午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

5.竹皮編み体験「竹皮の花かご作り」(監修:前島美江さん(西上州竹川編でんえもん))

美術館1階のラウンジでは、竹皮を手に取り感触を楽しんでいただくコーナーを設けています。
下記日程で、前島美江さん監修による竹皮編み体験も実施します。ぜひご参加ください。

  • 開催日:2月13日(水曜日)・22日(金曜日)、3月6日(水曜日)・15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)・29日(金曜日)
  • 時間:各日午後1時~3時 時間中自由にご参加いただけます※各日用意した竹皮がなくなり次第終了
  • 講師:美術館スタッフ
  • 場所:高崎市美術館 1階ラウンジ内
  • 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です

学芸員によるギャラリー・トーク開催のご報告 2019年1月19日

開催中の「アナザー・ストーリー展」最後の関連事業、担当学芸員によるギャラリートークを開催しました。
会期最終の週末ということもあり、多くの方にご参加いただきました。

今回のトークでは、第2展示室の「人生の中の顔」、第3展示室の「戦争と美術」の作品を中心にご紹介しました。

第3展示室でのトークの様子

本展覧会のチラシ・ポスターのメインビジュアルに使用しているパブロ・ピカソ、マリー・ローランサン、アンディ・ウォーホルら巨匠の作品にまつわるエピソードや、それぞれ戦争体験の影響がうかがえる作品を残し昨年惜しくも亡くなられた宮崎進、浜田知明両氏の制作活動のエピソードなど、作品の裏側にある「アナザー・ストーリー」をご紹介。

第3展示室でのトークの様子2

ご参加の皆さんも興味深く聞いてくださっているご様子でした。

最後は第5展示室で、国内外での展示などを通して注目が集まる村上早さん、独特の世界観を精緻に表現する長野順子さんの、いずれも銅版画作品でありながら大きく異なるアプローチをみせる作品を見比べたり、一方鮮やかな色彩で華やかな空間を作り出す大竹夏紀さんのろうけつ染め作品の、絹地ならではのきらびやかな風合いを間近でお楽しみ頂くなど、現在活躍中の3名の作品についても紹介させていただきました。

「アナザー・ストーリー 人の数だけ、物語がある。」は明日が最終日!
ぜひお出かけくださいね。

アナザー・ストーリー展 アーティスト・トーク開催のご報告 2019年1月12日

本日は、開催中の「アナザー・ストーリー展」に出品しているろうけつ染め作家、大竹夏紀さんによるアーティスト・トークを開催しました。

大竹夏紀さん

本展覧会では、第5展示室で4作品をご紹介しており、そのうちの《澱》(2007年)は作家デビュー前の大学院時代の貴重な作品、そしてご自身で展示作業も行った最新作《イデア》(2018年)は本展覧会直前まで制作した力作で、本展覧会で初公開。
大竹さんのこれまでの制作活動を物語るに最適ともいえる作品を展示しています。

パネルを使って作業工程を説明する大竹さん作品の解説をする大竹さん
最初に、大竹さんが使用しているろうけつ染めの染料・道具類と写真パネルを使い、ろうけつ染めの工程をご紹介。
そして学生時代に制作していたという友禅染めとろうけつ染めの違いや、ろうけつ染めを選んだ理由を教えてくださいました。

大学院卒業直後から、加速度的に注目を集め人気作家となった大竹さん。
相次ぐ国内外での展示やメディア取材は「(大学院卒業後の2000年代初期にはまだ一般的ではなかったが)自分の作家活動の個人サイトを自作しメールアドレスを公開していたから、ネット検索で探してくださり問い合わせが来た」、アイドルのような女性像の作品が受け入れられたことも「マンガやアニメといった題材を美術表現としてとらえる幸運な時代とリンクした」と冷静に謙虚にとらえているご様子。
しかし作品そのものに人を惹きつける引力のような魅力が備わっていたことは言うまでもありません。

本日もイベント終了後には、多くの方が作品の撮影をしてくださいました。
(本展覧会中は第5展示室のみ撮影可能となっています。)

「これからも自分の中の理想に向かって、群馬を拠点に活動していく」と、作品の女性のように瞳を輝かせ、抱負を語る大竹さん。
今後のご活躍も楽しみですね。

トーク中の展示室内の様子
美術館内のミュージアムショップでは、ポストカードやピアス、ハンカチ、ストールなど大竹さんデザインのグッズを販売中です。
展示をご覧になった後はぜひショップにもお立ち寄りくださいね。

今後の関連事業の予定

学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:平成31(2019)年1月19日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室
  • 参加費・申込み不要。当日直接美術館へお越しください。(要観覧料)

アナザー・ストーリー展 アーティスト・トーク開催のご報告 2018年12月24日

本日は、開催中の「アナザー・ストーリー展」に出品している銅版画家、長野順子さんによるアーティスト・トークを開催しました。

長野順子さん
長野さんの作品を展示している第5展示室で、実際の作品を前に作家ご本人からお話を伺う大変貴重な機会となり、多くの方にご参加いただきました。

第5展示室でのトークの様子1第5展示室でのトークの様子2
長野さんの作品で使われるエッチング、アクアチントなど銅版画の技法の説明から、作品のモチーフにまつわるエピソードまで、幅広くお話しくださいました。

長野さんのインスピレーションの源は幼少期にさかのぼります。高崎市ご出身の長野さんは自然に触れながら育ちました。
石の間を割って芽吹く草花から、「人工物よりも植物の凄さを肌で感じていた」と語る長野さん。
作品には人工物と共に様々な動植物や大木が親しみをこめて描かれますが、2011年の震災以降は更に「自然の中で覚悟を持って生きていく」と気持ちを新たに創作に挑んでいらっしゃいます。

長野順子さん
描きたい世界が「頭の中に動画でイメージが沸く」という長野さんの、その「動」の部分がより表現されている《果て無き世界へ》(2016年)では、長野さんの作品にたびたび描かれる妖精やうさぎ、植物といったモチーフの中心に、竜に乗った中性的な若者が描かれます。髪をなびかせ進行方向を見つめる人物像から、鑑賞者に「その先」を想像させます。
これからの活動について「自分の想像の世界を広げていきたい。RPGのような感じ」と語ってくださった、まさにその一端を示しているような作品の数々を、ぜひ皆さんもご覧になってくださいね。

年明け以降もトークイベントを予定しています。ぜひご参加ください。

今後の関連事業の予定

1.アーティスト・トーク

本展覧会に出品している大竹夏紀さんが、自らの作品と制作について語ります。

  • 日時:平成31(2019)年1月12日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室
  • 参加費・申込み不要。当日直接美術館へお越しください。(要観覧料)

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:平成31(2019)年1月19日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室
  • 参加費・申込み不要。当日直接美術館へお越しください。(要観覧料)

3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント

  • 日時:平成31(2019)年1月5日(土曜日)、6日(日曜日)

各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているかはお楽しみ。福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが待っています。

アナザー・ストーリー展第5展示室と撮影スポットSNS発信企画のご案内 2018年12月16日

開催中の「アナザー・ストーリー展」第5展示室では、群馬を拠点に活躍する長野順子さん、大竹夏紀さん、村上早(むらかみ さき)さんの作品を紹介しています。
大竹夏紀さんは、今回の展示にあわせて最新作を制作してくださいました!

大竹夏紀さんの作品展示風景
大竹夏紀さんの華やかな色彩が目をひくろうけつ染め作品や、長野順子さんの繊細で緻密な銅版画、

長野順子さん作品展示風景
同じ銅版画でありながら大画面で展開する村上早さんの作品、

村上早さん作品展示風景
いずれもそれぞれの世界観に引き込まれる、見応えのある展示室となっています。
本展覧会では、こちらの第5展示室内と入口すぐのメインサインが撮影スポットになっています。

アナザー・ストーリー展メインサイン
第5展示室の展示風景

お気に入りの作品と共にぜひ記念撮影してくださいね。

本展覧会では、SNSで発信してくださった方へのプレゼント企画をご用意しています。
撮影スポット(メインサイン・第5展示室内)で撮影した写真をSNSで発信し、受付にて該当ページを見せてくださった方に、本展覧会出品作品の大判カードをお一人様1枚プレゼントいたします。

プレゼントのカード2種

ご来館記念にぜひ撮影してくださいね!

アナザー・ストーリー展、本日より開催! 2018年12月15日

本日12月15日(土曜日)より、コレクション展「アナザー・ストーリー 人の数だけ、物語がある。」が始まりました!

アナザー・ストーリー展外観美術館入口
アナザー・ストーリー展外観窓ガラス
鮮やかな黄色の看板が目を引きますが、窓ガラスには何やら文章が。

本展覧会で作品を展示する有名画家たちによる、印象的な言葉を紹介しています。
ポスターやチラシにも掲載していますので、館内で配布中のチラシをお手に取って、ぜひ読んでみてくださいね。

本展覧会では、当館所蔵のコレクションから「もうひとつの物語」を秘めた作品たちを展示。あわせて群馬を拠点に活躍する長野順子(銅版画)、大竹夏紀(ろうけつ染め)、村上早(むらかみ さき/銅版画)の作品を紹介します。
現在活躍中の三人の作家の心のうちには、どのような物語が秘められているのでしょうか。
会期中には、作家によるアーティスト・トークも予定していますので、お楽しみに!

今後の関連事業の予定

1.アーティスト・トーク

本展覧会に出品している長野順子さんと大竹夏紀さんが、自らの作品と制作について語ります。

  • 日時:
    長野順子さん 平成30(2018)年12月24日(月曜日)午後2時~
    大竹夏紀さん 平成31(2019)年1月12日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室
  • 参加費・申込み不要。当日直接美術館へお越しください。(要観覧料)

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:平成31(2019)年1月19日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室
  • 参加費・申込み不要。当日直接美術館へお越しください。(要観覧料)

3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント

  • 日時:平成31(2019)年1月5日(土曜日)、6日(日曜日)

各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているかはお楽しみ。福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが待っています。

山口薫先生へのメッセージ 2018年11月25日

1階エントランスで実施している「わたしたちから山口薫先生へ!」と題したメインサインのメッセージコーナー、多くの方にご参加いただいています。

前回10月8日付の報告からおよそ1カ月半の間の、メッセージシールの進捗状況をご報告いたします。

10月16日のメインサイン
(10月16日)

10月28日のメインサイン
(10月28日)

群馬県民の日の10月28日は多くの方がご来館され、メッセージもたくさん残してくださいました。

11月10日のメインサインの画像1
(11月10日)

11月10日のメインサインの画像2
(11月10日 山口薫さんアップ)

11月に入ると、それまでは遠慮がちに貼られていた山口薫さんの写真の上にも、どんどんとシールを貼っていただけるようになりました。

11月24日のメインサイン
(11月24日)

そして24日には、かなりぎっちりと貼られていました!
たくさんのメッセージ、本当にありがとうございました。
これから来館される方も、展覧会をご覧になった感想などぜひお寄せくださいね。

開催中の展覧会「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」は、12月2日(日曜日)までの開催です。
前日12月1日(土曜日)にはトークイベントを予定しています。ぜひお越しください。

今後の関連事業の予定

学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:12月1日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

著名人ギャラリートーク「先生・山口薫─やるったら、やらなきゃいけないよ」開催のご報告 2018年11月18日

本日は画家・大津英敏さんによるギャラリートーク「先生・山口薫─やるったら、やらなきゃいけないよ」を開催いたしました。

講師を務めてくださった大津英敏さんは、東京藝術大学大学院研究室での、山口薫の最後の教え子です。
本展覧会では、第5展示室で大津さんの作品も2点展示しています。

講師の大津英敏さん
1階から3階まで巡りながら、作品の前で山口薫先生とのさまざまな思い出をお話しいただきました。

第2展示室でのトークの様子第3展示室でのトークの様子
山口先生からは「教わる」だけでなく、学生たちが「慕っていた」と語る大津さん。
先生の葬儀の際には大勢の教え子たちが涙ながらに集まったと、当時の学生目線でのエピソードを穏やかにお話しくださいました。

第5展示室でのトークの様子ご自身の作品の前でお話しされる大津英敏さん
ご自身の作品については、お子さんやお孫さんをモデルに描いているというお話も。
娘・あやこさんや愛犬クマをモデルに愛情をこめて制作した山口先生と、大津さんとの共通点が垣間見え、温かな雰囲気に包まれたトークイベントとなりました。

トークイベントを多数開催してきた本展覧会ですが、次回「学芸員によるギャラリートーク」を残すのみとなりました。12月1日(土曜日)午後2時から行います。ぜひご参加くださいね。

今後の関連事業の予定

学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:12月1日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」(第2回目)開催のご報告 2018年11月16日

開催中の「山口薫展」の関連事業、対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」の2回目を開催しました。

対話型アート鑑賞ラボの皆さんと展示室を巡る本イベント、今回も参加者の皆さんと会話を楽しみながらの和やかなイベントとなりました。

第3展示室での鑑賞の様子第5展示室での鑑賞の様子
対話型アート鑑賞ラボの方に第3展示室・第4展示室・第5展示室の作品の中から各展示室1点づつ作品をお選びいただき、参加者の皆さんには各作品の前でじっくり作品を見た後で感想を話していただきました。
中でも思わず「難しい・・・」という声が聞こえたのが、第4展示室の《サラサラ粉雪ふる》(1960年)でした。

第4展示室での鑑賞の様子第4展示室で作品の感想を話す様子
粉雪が舞う雪景色を思わせる全体的に白っぽい画面には、人物や建物、たびたび描かれたひし形や円などのような、目で捉えやすいものははっきりとは描かれていません。

参加者の方に、見えてきたもの・感じたことをお話しいただきました。

  • 「緑色のものは木で、青いところは海のよう。白いものが船で、下の方に人がいる。何かを求めて船で下ってきているようだけど、何かを運んでいるのだろうか」
  • 「切れ長の目、高い鼻に見える。日本の女性ではないようだけど、女性の顔が見える」
    「しんしんとした、絵の中に入っていくような、寂しい気持ち。皆さんが言うようにいろんなものが見えるけど、賑やかではない」
  • 「犬が雪の中で寝ている感じ」
  • 「見ていると懐かしいけれど手が届かなくて寂しい、というような寂しい気がしてくる。」
  • 「寂しさの中に、黄色い暖色があって、温もりを感じる」

「難しい」という感想から始まった作品ですが、参加者の皆さんはそれぞれに、自身の心象風景に重ねて作品を鑑賞してくださいました。対話型アート鑑賞ラボの方が「見えないからこそ、色々なものが見えてくる」と締めてくださったとおり、ご覧になる方が様々に解釈できる作品なのですね。

これからご覧になる皆さんも、ぜひ自由なお気持ちでご覧になってくださいね。

学芸員によるギャラリートーク(第3回目)開催のご報告 2018年11月10日

山口薫展では3回目となる「学芸員によるギャラリートーク」を開催しました。
今回は第3展示室での解説を少しだけご紹介します。

第3展示室入ってすぐの壁面にはりんごや桃をモチーフとした作品を展示していますが、「港」という作品だけは、桃だけでなく背景に港が描かれています。港にテーブルと桃を置いて描いたわけではなく、桃を描いていくうちに浮かんできた港の想い出の風景を背景に重ねて描いたようです。
先日お越しいただいた小学生団体のお客様からは「港を描いていくうちにお腹がすいて桃を描いたんだよ」という声もありました。そんな山口薫さんを思い浮かべるのも楽しいですね。
ギャラリートークの解説では山口薫さんの人柄、生活、交友関係などを交えながら、作品をご紹介していきますので、自由にご覧いただきながら、耳を傾けていただければ幸いです。
「学芸員によるギャラリートーク」は残り1回となりました。12月1日(土曜日)午後2時から行いますので、当日直接美術館へお越しくださいね!(予約不要・要観覧料)
予約不要の関連事業もありますので、展覧会と併せてお楽しみください。

ギャラリートーク会場の様子1
ギャラリートーク会場の様子2

今後の関連事業の予定

1.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

2.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:11月16日(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます。
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:12月1日(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

学芸員によるギャラリートーク(第2回目)開催のご報告 2018年10月27日

山口薫展では2回目となる「学芸員によるギャラリートーク」を開催しました。
本展では山口薫さんの作品81点、山口薫さんに縁のある作家9名の作品19点の併せて100点の作品とともに、1階の高崎市立箕輪小学校6年生とのコラボインスタレーション作品を展示しています。

解説の中から、第2展示室の話を少しだけご紹介します。
第2展示室では、ある時期より作風が変わっていくことがわかります。風景、人物などから、心の世界、詩の世界へと大きく舵をきる瞬間。その頃の山口薫さんの生活についての解説を聞いたうえで作品と対面すると、画家・山口薫の想いが透けて見えてくるような気がします。

ギャラリートーク会場の様子1
ギャラリートーク会場の様子2
「学芸員によるギャラリートーク」は残り2回。ぜひ足を運んでみてくださいね。

今後の関連事業の予定

1.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:11月16日(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます。
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

関口将夫さんによる詩の朗読&トークのご報告 2018年10月21日

本日は詩人・画家である関口将夫さんによる詩の朗読&トーク「詩人・山口薫―絵のてまえ、絵のうしろ」を開催しました。
関口将夫さん

非常にたくさんの方にお越しいただくことができました。

第4展示室にて大勢の方の前でお話しする関口さん
詩の朗読&トークでは関口将夫さんに事前に選んで持参いただいた山口薫さんにまつわる詩を、作品の前で解説を交えながら朗読していただきました。

第2展示室での詩の朗読の様子第4展示室での詩の朗読の様子
1階の第1展示室から3階の第5展示室まで各展示室を巡りましたが、進むごとに少しずつ参加人数が増加していくのが印象的でした。

人を惹き付けるのは、関口将夫さんの声でしょうか。マイクなしでも館内に響くような力強く温かな朗読にしーんと静まり返る展示室。

関口将夫さん
途中笑い声が起きる一幕もあり、和やかな時間を共有できるイベントとなりました。

山口薫展では関連事業を多数ご用意しておりますので、今後の関連事業もぜひご注目ください。

今後の関連事業の予定

1.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

2.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:10月27日、11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:11月16日(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます。
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

アーティスト・温井大介さんご来館 2018年10月19日

開催中の「山口薫展」で、高崎市立箕輪小学校6年生とのコラボインスタレーション作品を担当してくださったアーティスト・温井大介さんが来館されました!

児童の作品の前で温井大介先生

コラボインスタレーション作品の制作にあたり、温井さんには実際に、山口薫の《箕輪城跡》が描かれた高崎市箕郷町の箕輪城跡へ児童と写生に出かけていただいて、写生のアドバイスをしていただいたり、美術館での作品展示作業にもご協力いただくなど、制作から展示まで大変ご尽力いただきました。

ご来館時には、児童による写生画や、写生時の写真パネルを懐かしそうにご覧になっていました。

児童の作品を見る温井さん写生時の写真を眺める温井さん

山口薫の作品も、1点1点ゆっくりとご覧いただきました。

山口薫作品を見つめる温井さん

最後は、エントランスで開催中のパレットシールイベントにもご参加いただきました。

パレットシールを貼る温井さんメインサイン前の温井さん

温井さんに担当していただいた、児童100名によるコラボインスタレーション作品は、大変見応えのある展示となっています。
山口薫の《箕輪城跡》と共に、箕郷の空気を感じながら是非ご覧ください。

ワークショップ「かおるさんへ詩と絵の便り」開催のご報告 2018年10月14日

「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」という展覧会タイトルには、時をこえて山口先生からのバトンを現代の私たちが受け継ぐことがテーマとして織り込まれていますが、本日は「私たちから山口薫先生へ詩と絵を届けよう」というテーマのワークショップ「かおるさんへ詩と絵の便り」を開催しました。

まずは展示室で、絵の成り立ちやテクニックについて山口薫作品から学びます。

展示室で山口薫のデッサンを鑑賞している様子展示室で山口薫の油彩を鑑賞している様子

公民館に移動し、早速制作開始です!

今回は色紙に、自作またはお気に入りの詩を書いたところに、二種類以上の画材を使って絵を添えていただきました。
そのため、参加者持参の画材も含め色鉛筆やクレヨン、パステル、水彩絵の具など、沢山の画材が集まりました。

様々な種類の画材制作の様子1
制作の様子2

山口先生へ想いを馳せつつ、心の中にしまっている言葉やイメージを紐解きいかに表現するか、最適な画材を選びながらどんどん進めてくださいました。

制作の様子3

皆さんの作品作業が一段落ついたところで、上の写真の作品に取りかかりました。
こちらは1枚の色紙に参加者の皆さんで1つずつ好きな詩(言葉)と絵を描いていった合作です。
雲や海、鳥、太陽などとても素敵な温かみのある作品に仕上がりました!

展示中の作品
完成した作品は、美術館1階のラウンジで展示しています!
展覧会へお越しの際は、ぜひ皆さんの力作もご覧になってくださいね。

「学芸員によるギャラリートーク」開催のご報告 2018年10月13日

本日は「学芸員によるギャラリートーク」を開催しました。参加していただいた皆様、ありがとうございます。
ギャラリートークでは1階の第1展示室から、3階の第5展示室まで、各展示室を巡りながらじっくり作品鑑賞をしつつ、解説に耳を傾けていただきました。

第1展示室での資料解説の様子第2展示室での解説の様子

山口薫さんをご存知の方はもちろん、知らないという方も、展覧会をご覧になると山口作品特有の色が見えてくるかと思います。
緑と赤。これは故郷、箕郷の杉林の緑、赤土の赤なのだそうです。
自身の生活に馴染み深い色を用いて制作していく姿勢や、山口薫さんの人柄なども交え、山口薫作品について展覧会担当学芸員ならではの視点で解説が行われました。

第2展示室での解説の様子第4展示室での解説の様子

ギャラリートークはあと3回開催いたします。聞き逃してしまった方、もう一度聞きたいという方、ぜひ美術館へ!
ギャラリートークは初めて…という方もお待ちしております!ギャラリートークの最後では展覧会担当学芸員への質問も受け付けておりますので、お気軽にご参加くださいね。

学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:10月27日、11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」開催のご報告 2018年10月12日

本日は開催中の「山口薫展」の関連事業、対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」を開催しました。

「金曜夜はおしゃべりミュージアム」は、お仕事帰りにもご参加いただける、午後6時30分から約1時間のトークイベントです。
山口薫展中の本イベントでは、対話型アート鑑賞ラボの皆さんをお招きし、ご参加のお客様と一緒に、作品を前にご歓談いただきながら作品を鑑賞していただきます。

考えながら意見を出してくださる様子

作品を見て感じたことをお互いに気軽に口に出していただけますので、自分の視点だけではなく他の方の見方も参考にしながら、より広い視野で作品を楽しんでいただけます。

アート鑑賞ラボの方による作品解説作品を前に意見を出し合う様子

今回話題に上った一部のエピソードをご紹介します。

山口薫が杉林で空を見上げると、青空と杉の枝によるレース模様ができていて、そのレース模様を描きたかったそうです。
つまり、杉自体を描こうとしたわけではないのですね。

風景を描く際に「地と図」を意識してみると、杉と空を見て、多くの方が空を「地」、杉を「図」と考えると思いますが、山口にとって、この時は杉が「地」、空が「図」になっていたようです。

「地」と「図」を自在に入れ替えながら、様々な描き方を試みていた山口薫の作品を前に、「自分ならこう描く、あなたは?」などなど、楽しくおしゃべりしながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。

次回の対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」は11月16日(金曜日)午後6時30分から開催いたします。
ぜひご参加ください。

関連事業

対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:11月16日(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

山口薫先生へのメッセージ 2018年10月8日

開催中の展覧会「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」は、山口薫からのバトンを現在、そして未来へつなぐタイトルとなっていますが、1階エントランスでは「わたしたちから山口薫先生へ!」と題し、メッセージを山口薫先生へ届けよう!というコーナーを設けています。

山口薫展メインサイン
展覧会開始から2週間ほど経ちましたので、経過を見てみましょう!

9月30日のメインサインの様子
1週間経過(9月30日)

10月7日のメインサインの様子
2週間経過(10月7日)

メインサイン右側のアトリエ部分が、かなりシールで埋め尽くされてきていますね。
山口先生の周囲は皆さんご遠慮されているようです。

それでは、いただいたメッセージを一部ご紹介いたします。

来館者メッセージ1来館者メッセージ2
来館者メッセージ3来館者メッセージ4
山口薫の愛犬クマを描いてくださる方もいらっしゃいますね。
メインサインは撮影OKです。
これからご来館される皆さんも、ご来館記念にぜひ、山口先生への想いを記し、記念撮影してみてくださいね。

スライドトークのご報告 2018年10月7日

本日は、スライドトーク「画家・山口薫-山口薫が生まれるとき」を開催しました。
講師は山口薫研究の第一人者で美術史家の黒田亮子さん。

黒田亮子さん
長年山口薫の作品・詩文などの研究をされていらっしゃいます。

山口薫の故郷、高崎市箕郷町の風景写真などのスライドを用いながら、山口薫の風景画を前にした時に誰もが郷愁の思いを抱く秘密を紐解いてくださり、また他の作品でも見られる、普遍性や時代を超える共感についてなど、たくさんのスライドや山口薫の文章から、山口作品に迫るトークを展開してくださいました。

スライドトークの様子

制作拠点を東京に構えた後も、常に故郷箕郷を思い、作品に託した山口薫の絵の前に立つと、皆さんもそれぞれに懐かしい風景を思い描き、温かな気持ちが沸き起こるのではないでしょうか。
この秋、山口薫展で、ご自身の故郷に思いを馳せながら、作品鑑賞を楽しんでみてくださいね。

山口薫展では、今後もトークイベントを多数開催いたします。
ぜひご参加ください。

関連事業

1.詩の朗読&トーク「詩人・山口薫-絵のてまえ、絵のうしろ」

詩人・画家、関口将夫の朗読&トーク

  • 講師:関口将夫(詩人・画家)
  • 日時:10月21日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

2.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.ワークショップ「かおるさんと詩と絵の便り」

色紙にお気に入りの詩や絵を描き、かおるさんに届けましょう。
ご希望の方は美術館内に展示します。

  • 講師:美術館スタッフ
  • 日時:10月14日(日曜日)午後1時~3時
  • 定員:20名(予約先着順)
  • 対象:小学生から大人まで(小学3年生以下は保護者同伴)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:9月23日よりお電話にて予約受付いたします。(電話:027-324-6125)

4.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:10月13日・27日、11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

5.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:10月12日、11月16日 いずれも(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

本日より「山口薫展」始まりました! 2018年9月23日

本日9月23日より、「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」展が始まりました。
山口薫没後50年を記念した本展覧会は、山口薫の回顧展であり、山口薫の仲間・教え子など関連作家の作品をあわせてご紹介する、ボリュームある展覧会となっています。

本展覧会は美術館の5つの展示室と、旧井上房一郎邸和室にて作品を展示しています。
本日は、旧井上邸で作品を展示中の、井川惺亮(いかわせいりょう)先生がご来館されました。
井川先生は藝大山口教室の最後の教え子で、現在長崎を拠点に制作されています。

先生の作品を展示している旧井上邸で、作品について解説してくださいました。

井川先生作品解説の様子

また、本展覧会エントランスでは、ご来館の皆様から山口薫へのメッセージをパレット型のシールにご記入いただき、貼り付けていくイベントを開催しており、井川先生にもご参加いただきました。

井川先生シール記入の様子エントランスでの井川惺亮先生

こちらで使用しているパレット型シールは、山口薫愛用のパレットをシールにしたものです。

パレット型シール
本物のパレットは1階にて展示しています!探してみてくださいね。

以前ご紹介した第1展示室では、「未来の教え子たち」の作品として、高崎市立箕輪小学校6年生の作品を紹介しています。
アーティスト・温井大介さんとのコラボインスタレーション作品は、迫力のある展示となっています!
夕方、歩道からは、このようにご覧いただけます。

夕方の外観
ぜひ展示室内で、じっくりご覧くださいね。

「山口薫展」リピーター割引のお知らせ 2018年9月20日

9月23日(日・祝)から始まる「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」ではリピーター割引を行います。
一度ご来館いただいたお客様はチケットの半券をとっておいてくださいね。こちらの半券を受付でご提示いただくと割引料金で入館いただけます!

何回でもご利用いただけますので、複数回じっくりご覧になりたい方、多数ご用意している関連事業に参加希望の方はぜひリピーター割引をご利用ください。

山口薫展チケット

関連事業

1.スライドトーク「画家・山口薫-山口薫が生まれるとき」

山口薫研究の第一人者、黒田亮子氏によるスライドレクチャー

  • 講師:黒田亮子(美術史家)
  • 日時:10月7日(日曜日)午後2時~
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:9月23日よりお電話にて予約受付いたします(電話:027-324-6125)

2.詩の朗読&トーク「詩人・山口薫-絵のてまえ、絵のうしろ」

詩人・画家、関口将夫の朗読&トーク

  • 講師:関口将夫(詩人・画家)
  • 日時:10月21日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

4.ワークショップ「かおるさんと詩と絵の便り」

色紙にお気に入りの詩や絵を描き、かおるさんに届けましょう。
ご希望の方は美術館内に展示します。

  • 講師:美術館スタッフ
  • 日時:10月14日(日曜日)午後1時~3時
  • 定員:20名(予約先着順)
  • 対象:小学生から大人まで(小学3年生以下は保護者同伴)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:9月23日よりお電話にて予約受付いたします(電話:027-324-6125)

5.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:10月13日・27日、11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

6.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:10月12日、11月16日 いずれも(金曜日)午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」準備中! 2018年9月11日

展示替え中の当館では「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」の準備が着々と進められています。
美術館外観はすっかり山口薫展仕様になりました。

山口薫展美術館外観
山口薫展美術館外観2

ガラス壁には山口薫の愛娘あやこさんと愛犬のクマがひょっこり顔を覗かせています。
展覧会に足を運んだ方をお出迎えしているようにも見えます。
通りがかりに目につきやすい位置なので、ぜひあやこさんとクマをご覧になってくださいね。

美術館外観ガラス壁
山口薫の愛犬クマ山口薫の愛娘あや子

第1展示室の様子を少しだけご紹介。
白い壁一面に文字が出現しています!この展示室にはどんな作品が展示されていくのでしょう?

山口薫展展示室

「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」は9月23日(日曜日・祝日)から始まります!

関連事業

1.スライドトーク「画家・山口薫-山口薫が生まれるとき」

山口薫研究の第一人者、黒田亮子氏によるスライドレクチャー

  • 講師:黒田亮子(美術史家)
  • 日時:10月7日(日曜日)午後2時~
  • 定員:80名
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:9月23日よりお電話にて予約受付いたします(電話:027-324-6125)

2.詩の朗読&トーク「詩人・山口薫-絵のてまえ、絵のうしろ」

詩人・画家、関口将夫の朗読&トーク

  • 講師:関口将夫(詩人・画家)
  • 日時:10月21日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

3.著名人ギャラリートーク「先生・山口薫-やるったら、やらなきゃいけないよ」

東京藝術大学山口教室で大津英敏氏が触れた山口薫の教えとは。

  • 講師:大津英敏(画家)
  • 日時:11月18日(日曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

4.ワークショップ「かおるさんと詩と絵の便り」

色紙にお気に入りの詩や絵を描き、かおるさんに届けましょう。
ご希望の方は美術館内に展示します。

  • 講師:美術館スタッフ
  • 日時:10月14日(日曜日)午後1時~3時
  • 定員:20名(予約先着順)
  • 対象:小学生から大人まで(小学3年生以下は保護者同伴)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:9月23日よりお電話にて予約受付いたします(電話:027-324-6125)

5.学芸員によるギャラリートーク

  • 日時:10月13日・27日、11月10日、12月1日 いずれも(土曜日)午後2時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

6.対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」

対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。

  • 日時:10月12日(金曜日)、11月16日(金曜日)いずれも午後6時30分~
  • 定員:先着15名
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
  • 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。

「萩尾望都SF原画展」終了のご報告 2018年9月10日

「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」は連日たくさんの方にお越しいただき、9月9日(日曜日)無事に最終日を迎えました。お越しいただいた方、関心を寄せていただいた方、たくさんの方に支えられた展覧会となりました。

高崎市美術館外観

会場では萩尾先生の作品を隅々までじっくりご覧になる方が多くいらっしゃいました。印刷ではつぶれてしまうような細部の表現が間近で見られるのは原画展ならでは。
最終日も閉館時間が迫る中、名残惜しそうにじっくり鑑賞する姿が見られました。

「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」はまだまだ全国をまわります。次回は宮城県の石ノ森萬画館で開催します!(石ノ森萬画館ホームページへ<外部リンク>

さて、高崎市美術館では、次回展「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」(会期:9月23日(日・祝)~12月2日(日曜日))の準備が始まりました。

詩人であり、教師でもあった、画家・山口薫(群馬県高崎市出身)の没後50年を記念する本展は、群馬県立近代美術館をはじめとする県内所蔵作品を中心に山口薫の油彩、水彩、素描、リトグラフや作家資料を紹介します。学校の教え子たち、影響を受けた画家たちの作品も交え、山口薫先生の面影を偲びます。

山口薫展チラシ画像(表面)

9月10日(月曜日)~9月22日(土曜日)は展示替えのため休館となっておりますので、ご注意ください。
「没後50年 山口薫先生からきみたちへ」は9月23日(日曜日・祝日)から開催いたしますので、お楽しみに!

招待券プレゼント特別企画! 2018年8月21日

9月の「萩尾望都SF原画展」では、招待券プレゼント企画を9月1日、2日、8日、9日の4日間行います!
合言葉を用意しておりますので、以下をご確認くださいね。

9月1日(土曜日)・2日(日曜日)「11人いる!」初出記念日 特別企画!

萩尾望都先生の代表作のひとつ「11人いる!」は1975年9月号の「別冊少女コミック」に初掲載されました。
9月1日は「11人いる!」の初出記念日にあたります。

これを記念して9月1日(土曜日)・2日(日曜日)の2日間、受付で同作主人公の名前を言った方に、即日使用できる「萩尾望都SF原画展」招待券をプレゼントします。

「11人いる!」主人公の名前は…「タダ」!!

「11人いる!」文庫本と「萩尾展」招待券

9月8日(土曜日)・9日(日曜日)「宇宙の日」特別企画!

9月12日(水曜日)は宇宙の日。
これを記念して9月8日(土曜日)・9日(日曜日)の2日間、受付で「9月12日は宇宙の日」とお声がけくださった方に即日使用できる「萩尾望都SF原画展」招待券をプレゼントします。

9月9日(日曜日)にいよいよ最終日を迎える「萩尾望都SF原画展」。
繊細な線、美しい色彩、迫力の原画を間近で鑑賞できる展覧会です。
萩尾先生のつくりだす宇宙をぜひ体感してください。

上記4日間は合言葉を忘れずに、美術館までお越しくださいね!
皆様のご来場をお待ちしております!

記念イベント「萩尾望都トークショー」のご報告 2018年8月4日

本日は「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」高崎展開催記念イベント「萩尾望都トークショー」を開催しました。

高崎シティギャラリー入口ロビーの案内板

高崎まつり開催日ということもあり、高崎の街中は猛暑ながら大変な賑わいの中、抽選に見事当選された約300名の方が会場の高崎シティギャラリーにお集まりくださいました。

対談形式で行なわれたトークショーですが、ゲストはなんと、『YAWARA!』『20世紀少年』など数々の名作で知られる漫画家・浦沢直樹先生!
司会進行には漫画家・評論家の飯田耕一郎氏を迎え、大変豪華なトークイベントとなりました。

トーク中の会場の様子

「萩尾望都SF原画展」は高崎展で5会場目ですが、本展覧会のこれまでの反響や、高崎展をご覧いただいた浦沢先生の感想など展覧会についての話題から、お互いの作品の魅力、両先生の作品のコマ割りの特徴・意図などマンガの技法について等、第一線でご活躍中の先生方の制作の裏側までを紹介する充実した内容に、会場は大盛り上がり。

萩尾望都先生と浦沢直樹先生

特にコマ割りについては、スライドを用いながらの丁寧な説明に、ご来場の皆様は両先生の一言一句を聞き漏らさぬよう熱心に耳を傾けている様子でした。

コマ割りについて話す萩尾先生と浦沢先生

約2時間のイベントは皆様の熱気と大きな拍手で締め括られ、無事に閉幕となりました。

開催中の「萩尾望都SF原画展」では、コミック生原稿を多数展示しています。
一コマ一コマに込められた思いを想像しながら、色々な角度から楽しんでみてくださいね。

夏休みワークショップのご報告 2018年7月30日

7月28日(土曜日)、29日(日曜日)は2日連続で夏休みワークショップを行いました。
両日とも参加者の皆様が楽しんで制作している様子がうかがえました。

7月28日(土曜日)夏休みイラストワークショップ

「オリジナルキャラを描こう」会場の様子の画像
「オリジナルキャラを描こう」会場の様子

講師:藤倉美緒先生の作品の画像
講師:藤倉美緒先生の作品

7月29日(日曜日)夏休みひょうたんワークショップ

「オリジナルキャラに変身」会場の様子の画像
「オリジナルキャラに変身」会場の様子

講師:なかの ひろか先生の作品の画像
講師:なかの ひろか先生の作品

作品紹介

皆様の作品をたくさん写真に撮らせていただいたので、その中の一部をご紹介します。

まずは7月28日(土曜日)に開催された夏休みイラストワークショップ「オリジナルキャラを描こう」の作品をご紹介。
講師の藤倉美緒先生(挿絵作家)にイラストを描くコツを教えていただきました。
静まり返った部屋に、鉛筆やペンを走らせる音がカリカリと響いているのが印象的でした。

参加者の作品1参加者の作品2
参加者の作品3参加者の作品4

左側にはステータス表や性格、弱点などキャラクターの個性を設定し、右側にはキャラクターのデザイン画を描きます。
キャラクターのデザインはもちろん、キャラクターの個性については特に頭を悩ませながら真剣に考えていましたね!真剣に考えすぎて時間が足りない!という方も多くいたようです。家で無事に仕上げられたでしょうか?

ここからは7月29日(日曜日)に開催された夏休みひょうたんワークショップ「オリジナルキャラに変身」の作品をご紹介。
講師の、なかの ひろか先生(アーティスト)から色の塗り方やパーツのつけ方などを教えていただきました。
部屋のあちこちに道具やパーツを用意していたので、散策しながら賑やかに制作していました。

参加者の作品1参加者の作品2
上の画像2枚は制作の様子です。職人のような手つきですね!

フォトスポット
今回、なかの先生が左の画像のようなフォトスポットを用意してくださいました。

左は本物のコケを山盛りにしたフォトスポット、右はベージュ色のフェルトとお花を配置したフォトスポットです。

出来上がった作品はこの2つのフォトスポットで自由に撮影していただきました!

参加者の作品3参加者の作品4
物語のワンシーンのような写真が撮影できました!

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
「萩尾望都SF原画展」は9月9日(日曜日)まで開催中です。生原稿でしか味わえない筆跡、迫力を色々な視点からご鑑賞ください。

「萩尾望都SF原画展」火星大接近特別企画! 2018年7月22日

7月31日(火曜日)は、15年ぶりに地球に火星が大接近する日です。
現在開催中の「萩尾望都SF原画展」メインビジュアルにも使われている、『スター・レッド』の主人公・星(セイ)と火星には深い関わりがあります。

これを記念して、7月31日(火曜日)当日に受付にて「火星大接近(※1)」と声をかけてくださった方に、その場で「萩尾望都SF原画展」招待券をプレゼント!
当日のご利用もOKです!

皆様のご来館と、「火星大接近」の声をお待ちしております。

星(セイ)は、フォトスポットにもなっています。

フォトスポット1
※1「火星大接近とは」(参考:火星大接近2018(国立天文台サイト)<外部リンク>)
火星の内側の軌道を公転する地球は、約2年2カ月の周期で火星に追いつき、追い越します。
火星と地球の距離が近づくことを「接近」と言い、その最も近づいたときを「最接近」と呼びます。
特に今年の最接近は、地球と火星の軌道が最も近付く辺りで起こる「大接近」と呼ばれるものになります。

火星の接近は珍しいことではありませんが、今年と同程度の「大接近」が次に起こるのは、2035年、17年後です。

「大接近」の当日7月31日(火曜日)でなくても、6月下旬~9月上旬までの長い期間が、観察しやすい時期となるそうです。
今年の夏は、天体観測と「萩尾望都SF原画展」併せてお楽しみください!

「萩尾望都SF原画展」関連グッズのご紹介 2018年7月22日

開催中の「萩尾望都SF原画展」では、1階のミュージアムショップにて関連グッズを多数販売中です。

萩尾望都展グッズ販売風景1
萩尾望都展グッズ販売風景2

本展覧会の公式図録『萩尾望都SFアートワークス』をはじめとする書籍や、クリアファイル、ポスター、額装付き複製原画、Tシャツ、トートバッグなど、種類も豊富です。

中でもこの時期オススメのグッズは、Tシャツ!
『銀の三角』、『ピアリス』、『阿修羅王』、『ファンタジア』の4つの柄があり、ショップで見本を展示しています。
柄によって、お取り扱いサイズと金額が異なりますのでご注意ください。

  • 『銀の三角』(黒):S~XL (税込3996円)
  • 『ピアリス』(グレー、赤):S~XL (税込3888円)
  • 『阿修羅王』(紺):XS~XL (税込3996円)
  • 『ファンタジア』(ライトグレー):XS~XL (税込3888円)

ユニセックスのサイズとなりますので、特に女性の方はサイズ選びに迷われると思います。
そこで、スタッフが試着してみましたので、参考にしてみてくださいね。

Tシャツ試着(フロント)
フロント
左:『ファンタジア』着用サイズM/モデル身長154cm
右:『阿修羅王』着用サイズS/モデル身長157cm

Tシャツ試着(バック)
バック

着丈も袖も長めなので、どなたでも着用しやすいと思います。
小柄な女性がジャストサイズで着用される場合にはXSが良いかもしれません。

全サイズの見本がございますので、ぜひ店頭でお手に取ってお確かめくださいね。

「萩尾望都SF原画展」が始まりました! 2018年7月14日

本日より、「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」が始まりました!

萩尾望都展外観萩尾望都展入口看板

本展覧会は、2016年に出版された『萩尾望都SFアートワークス』の発刊を記念に同年東京・吉祥寺で開催された展示をベースに、新潟県、兵庫県、静岡県、福岡県を巡回した展覧会で、当館開催は5会場目となります。

『ポーの一族』『トーマの心臓』など不朽の名作を生み、多くのファンを魅了し続ける萩尾先生の多岐に渡る作品の中から、「SF作品」に特化した本展覧会。
1975年に発表された『11人いる!』をはじめ、『スター・レッド』、『バルバラ異界』など、従来の少女漫画では例をみない本格SF作品は、女性のみならず男性ファンの心も捉え、今なお私たちを夢中にさせてくれます。

繊細な筆遣いに目を奪われるコミック生原稿、鮮やかな色彩が異世界へと誘うカラーイラストレーションなど、約400点の原画と貴重な資料を展示。
萩尾先生が描くSF世界を旅してみませんか。

本展覧会のフォトスポットは4種類!
エントランスのメインサインと、萩尾先生の作品のキャラクター3人がフォトスポットです。

萩尾展メインサインフォトスポット1
フォトスポット2フォトスポット3

ご来館の際は、ぜひ記念撮影を!
「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」は9月9日(日曜日)までの開催です。
ご家族そろってお出かけくださいね。

関連事業

1.夏休みイラストワークショップ「オリジナルキャラを描こう」

自分だけのオリジナルキャラクターを描きます。

  • 講師:藤倉美緒(挿絵作家)
  • 日時:7月28日(土曜日)午後2時~3時30分
  • 定員:20名(小学生以上・予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

2.夏休みひょうたんワークショップ「オリジナルキャラに変身」

ひょうたんにオリジナルキャラクターを描きます。

  • 講師:なかの ひろか(アーティスト)
  • 日時:7月29日(日曜日)午後2時~3時30分
  • 定員:20名(小学生以上・予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

「水野 暁-リアリティの在りか」終了のご報告と水野暁さんインタビュー 2018年7月6日

大変ご好評をいただいた「水野 暁-リアリティの在りか」は、7月1日(日曜日)に、無事に会期終了を迎えました。
会期中には、11,000人を超えるお客様にご来館いただきました。
ご来館の皆様をはじめ、関心を寄せていただいた多くの皆様、誠にありがとうございました。

最終日、水野さんは1日館内にて、休憩時間も惜しんでお客様との歓談を楽しまれていました。
閉館後に、初日同様、メインサインの前で記念撮影をさせていただきました。

展覧会最終日を迎えた水野暁さん

水野さんは会期終了近くには何度も美術館にお越しくださり、特に6月30日(土曜日)・7月1日(日曜日)は大勢の方のご対応でお疲れかと思われましたが、無事に笑顔で最終日を締め括られました。

会期終了後に、改めて、水野さんにインタビューさせていただきましたので、紹介いたします。

Q.展覧会を終えての感想を教えてください。

「今回の展覧会に向けて、長丁場で準備してきましたので、駆け抜けた感じはありますね。会期中は様々なイベントや、地元の方も大勢来てくださったことなど盛り沢山な内容で・・・。過ぎてみたらあっと言う間でしたが、非常に濃密でとても充実していた時間だったと思います。」

Q.お客様と接する機会が多かったと思いますが、印象に残っていることはありますか。

「単に『きれい』とか『上手い』という感想ではなく、『何て言葉にして良いかわからないけど、感動した』『うまく言えないけど、良かった』という言葉をいただくことが多く、それが嬉しかったです。『うまく言葉にはできないけれど、何か感じたことを言いたい、伝えたい』という気持ちが伝わってきて嬉しかったですし、これまで描いてきて良かったとも感じました。」

Q.関連事業も多く開催されましたが、いかかでしょうか。

「公開制作は、あれほど大勢の方の前で描いたことはないので、新鮮でしたし良い経験になりました。おしゃべりギャラリーツアーでは、こちらから一方的に話すだけではなく、参加者からも質問がたくさんきて、お客様とやりとりができたのが嬉しかったですね、僕も楽しめました。」

Q.今後の作品の展開や展望などは、いかがでしょうか。

「今は真っさらな状態ですね。展覧会を通して、自己確認をできた気がします。今後、自分でもどういう展開になるかわからないのですが、今はひと呼吸おいて、これまでの取り組みを踏まえつつ再スタートできればと思っています。」

Q.展覧会を終えて、制作に関わらず、何かやりたいことはありますか。

「今はとりあえずひと休みしたいですかね、あと旅も良いかな(笑)。でも、展覧会中には制作できていなかったという焦りもあるので、早く制作したい気持ちもありますね。今後どんな展開になるのか、長い目で見守っていていただけると嬉しいです。」

ご本人もまだ今後の展開はわからないとの事ですが、展覧会を終えて新たな一歩を踏み出される水野さんの、今後のご活躍を応援していきたいですね。

さて、美術館では、7月14日(土曜日)より「萩尾望都SF原画展」が始まります!
次回詳しくお伝えいたしますので、お楽しみに。

「水野 暁-リアリティの在りか」ギャラリーツアーご報告 2018年6月24日

開催中の「水野 暁-リアリティの在りか」最後の関連事業、水野暁さんと当館学芸員による「おしゃべりギャラリーツアー」第2回目を開催しました。

数日前にNHKのテレビ番組(関東)で展覧会を取り上げていただいたこともあり、会場からあふれるほどのお客様にお集まりいただきました。

水野さんは、これほど大勢のお客様がどこからいらしたのか、興味津々のご様子。
開始時刻までの数分の間、「県外からお越しの方は?」と自ら積極的にお客様にご質問され、半数近くの方が群馬県外からお越しになったのがわかると、恐縮されつつ嬉しそうに笑顔を浮かべていらっしゃいました。

第1展示室でのトークの様子第1展示室でトークする水野さん

質疑応答も、多くの方にご参加頂きました。
《Mother》の作品を前に、好きな色を尋ねられ、「赤」と「白」を挙げる水野さん。
しかし《Mother》で様々な色を使っていることについては、「直感的に感じた色で描いている」とご説明下さいました。
水野さんは、次から次へと飛び出す質問一つ一つに、真摯に答えて下さいました。

第3展示室でのトークの様子第5展示室でのトークの様子

毎回好評だった本展覧会の関連事業も今回のトークで終了です。
関連事業にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
「水野 暁-リアリティの在りか」は7月1日(日曜日)までの開催です。
7月2日(月曜日)から7月13日(金曜日)までは、展示替えのため休館となります。

「水野 暁-リアリティの在りか」クロストークご報告 2018年6月16日

本日は開催中の「水野 暁-リアリティの在りか」関連事業「クロストーク│ふたりのキュレーターと水野暁による鼎談」を開催しました。

クロストークの様子
アーティスト・トークに並び、早々に定員いっぱいとなった今回のクロストーク。
講師に水野暁さんと土方明司さん(平塚市美術館 館長代理)、江尻潔さん(足利市立美術館 次長・学芸員)をお迎えし、写実絵画全般や水野さんの画業、作品についてのトークを繰り広げていただきました。

土方明司さん、江尻潔さんクロストークの水野さん

昨年開催され、水野さんの作品《The Volcano-大地と距離について/浅間山-》も展示された「リアルのゆくえ|高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの」展に触れ、「現代につなぐもの」の作品を探していた土方さん、江尻さんが2014年の「1974年ニ生マレテ」展で《The Volcano-大地と距離について/浅間山-》に出会った時のことを「『1974』の感動は忘れられない」と熱弁されました。
「目だけで見ているのではない、五感で見ている」
「モノを見るということは、感覚を総動員して見る」
と、現場に通って描く水野さんの作品を通して、現代の私たちがおろそかにしがちな「見る」という行為の本質に迫ります。

《Mother》について「固まってしまう技法の中であがいている、というのを強く感じた」との指摘に対し、水野さんは「『柔らかい』と言われるが、こだわったところは譲らない」と、自身の頑固な一面を見せます。

「こう見せたい」「ウケけるんだろうか」「売れるんだろうか」という葛藤を抱えつつ「最終的にはそういうところじゃないところへ行きたい」と、描くことへの情熱を穏やかな口調で語る水野さん。

土方さん、江尻さんから、厳しくも温かな声援を受け、終始和やかなトークとなりました。

和やかな雰囲気でお話しする江尻さん、土方さん笑顔で語る水野さん

大好評の本展覧会「水野 暁-リアリティの在りか」は7月1日(日曜日)までの開催です。
写実絵画とは一線を画す、リアルを描く水野さんの作品をぜひ体感してください。

「水野 暁-リアリティの在りか」SNS発信でしおりプレゼント! 2018年6月8日

開催中の「水野 暁-リアリティの在りか」プレゼント企画としまして、館内撮影スポットにて撮影した画像をSNS発信してくださった方に、水野暁展オリジナルしおりをプレゼントします!

5月4日・5日に開催した公開制作の様子を捉えた、本展覧会オリジナルしおり(全4種)です。

しおり4種類

館内撮影スポットはこちら。

水野暁展館内撮影スポット

プレゼント期間は本日6月8日(金曜日)~7月1日(日曜日)です。
この期間以前に発信された方も対象となります。

美術館受付にて、発信内容をご提示ください。
1名様につき1枚、ランダムで配布します。

「水野 暁-リアリティの在りか」は7月1日(日曜日)まで。
来館の記念に、ぜひ撮影してくださいね!

「水野 暁-リアリティの在りか」アーティスト・トークご報告 2018年6月3日

本日は、4月22日に開催した「水野 暁-リアリティの在りか」関連事業「アーティスト・トーク」の大好評を受け、「アーティスト・トーク」をアンコール開催しました。

急遽決まったイベントでしたが、多くの方にお問い合わせをいただき、予約で満席となりました。

アーティストトークの様子トークをする水野さん

二度目の開催ではありますが、前回のアーティスト・トーク以降に行われたラジオ番組生出演の模様など、新たな写真とエピソードを加え、前回参加された方にもお楽しみいただける充実した内容となりました。

本展覧会のポスター等で使用している《La Mirada de La Mancha》(2015-16)の構図の秘密や、お母様を描いた《Mother》(2017-2018)の、モデルを務めている時のお母様の様子など、作品についての裏話のほか、屋外で制作する際の天気や虫、草刈りなどの様々なハプニングを、たくさんの写真と動画で話してくださいました。

展覧会準備直前まで筆を入れていた《故郷の樹》(2015-2018)の無数の梅の枝について、「枝の位置が変わって見えたり、描くのに時間がかかる」と回想しながら、それを「大事なこと」と仰る水野さん。
「自分にとっての外側の世界はどうなっているのだろう」という思いで描いていくため、見え方が変わったり、間違えて描いても、水野さんの作品に「現実」として描き重ねられます。

トークの後は、質疑応答、そしてご歓談の時間となり、水野さんと記念撮影する参加者も。
本日も終始穏やかな空気のイベントとなりました。

6月24日(日曜日)は、どなたでもご参加いただける「おしゃべりギャラリーツアー」を開催します。
水野さんから直接お話を伺える最後のイベントです。
当日はサイン入りポスターのプレゼントもありますよ。
ぜひご参加くださいね。

おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」

  • 日時:6月24日(日曜日)午後3時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 申し込み不要、要観覧料

「水野 暁-リアリティの在りか」ギャラリーツアーご報告 2018年5月27日

本日は「水野 暁-リアリティの在りか」関連事業としまして、水野暁さんと当館学芸員による「おしゃべりギャラリーツアー」を開催しました。

トークイベントの多い本展覧会ですが、実際の作品を前に水野さんがご説明されるイベントということで、会場からあふれるほど多くの参加者の方々でにぎわいました。

第1展示室の様子第4展示室の様子
現場で描くことを軸にしている水野さん。
完成までに時間をかけていることについて、学芸員から「対象を前に重ねてきた時間は、たくさんの瞬間を重ねた結果」と振られると「のんびりしている性格だから」と笑顔で答えていらっしゃいました。

写実絵画の表現方法について、「写真のように正確に描きたいか、現実を描きたいか。自分は現実を描きたい」と語る水野さん。
現実を描くために時には写真を用いるものの、現場での制作に重きを置いているとのこと。
水野さんの制作の秘密にも迫るイベントとなりました。

また、参加者からの質問に一つ一つ丁寧に答えてくださるなど、参加者との距離が近いイベントならではの和やかな時間が流れました。

第1展示室の作品の前でトークする水野さん第5展示室の作品の前でトークする水野さん

「人物だけ、風景だけ、ということはない」と、制作への意欲を語る水野さんの、これからの作品にも期待が高まります。

「おしゃべりギャラリーツアー」は6月にも開催します!
ぜひ気軽にご参加くださいね。

おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」

  • 日時:6月24日(日曜日)午後3時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 申し込み不要、要観覧料

「水野 暁-リアリティの在りか」サイン入りポスタープレゼント! 2018年5月22日

5月27日(日曜日)、6月24日(日曜日)各日午前10時~、「水野 暁-リアリティの在りか」ご観覧の先着30名様に、水野暁さんのサイン入り展覧会ポスターをプレゼントします!

サインをする水野さん

両日とも午前10時から、受付にてご希望の方に引換券をお渡しします。
展覧会をご覧になったあとで、ポスターをお受け取りください。

※事前に水野さんにサインしていただいたポスターをお渡しします。
※お一人様1枚となります。

5月27日(日曜日)と6月24日(日曜日)は、「おしゃべりギャラリーツアー『水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり』」の開催日です。
ポスターをご希望で、ギャラリーツアーの参加もされるお客様は、当日に限り再入館が可能です。
ぜひご参加くださいね。

おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」

  • 日時:5月27日(日曜日)、6月24日(日曜日)各日午後3時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 申し込み不要、要観覧料

「水野 暁-リアリティの在りか」母の日親子ワークショップ「見て、触って、親子で描きあってプレゼント!」ご報告 2018年5月13日

5月13日(日曜日)は母の日でしたね。
開催中の「水野 暁-リアリティの在りか」では、母の日親子ワークショップを開催しました。

「見て、触って」とは、水野さんがドローイングの際、実際に試みていること。
展示中の《Mother ドローイング》は、見て描いたもの、触りながら描いたものなど、様々なドローイングの蓄積です。

ワークショップでは、まずはお互いを見ずに背中合わせで、日頃見ている家族の顔を描いていただきました。

背中合わせで相手の顔を描いている様子

実際の細かいパーツは思い出せなくても、日頃どんな表情をしているか、自分の中にある家族のイメージを形にしていきます。

続いて、触りながら描くことにチャレンジ。
水野さんがお手本を見せてくださいました。

目をつぶって男の子の手を握りながら絵を描く水野さん
参加者の男の子の手を握り、目をつぶって「温かいね」「柔らかい手だなぁ~」と、触覚だけをたよりに描いていきます。

触覚で描いた男の子の手を見せる水野さん
見て描いたものとは違う仕上がりの見本を見せながら「うまく描けなくていい」と、参加者の背中を押してくださる水野さん。

参加者の皆さんは、親子と言っても最初はそっと手を握りながら、慣れると次第に足や耳、顔を触りながら描き進め、親子の距離も縮めていかれました。

手を握りながら描いているところ足を触りながら描いているところ

最後はお互いの顔をじっくり見ながら、プレゼントする作品を描いていきます。
色々な方法で何枚も描いてきた皆さん、お疲れかと思いましたが、集中して真剣に描いてくださいました。

描いてきた作品はすべて壁に貼り、それぞれの家族が描いた作品をみんなで鑑賞しました。
それでは、参加者の皆さんの作品をご紹介します。

参加者の作品1
参加者の作品2
参加者の作品3参加者の作品4

「水野 暁-リアリティの在りか」アーテイスト・トーク アンコール開催のお知らせ 2018年5月11日

4月22日に開催した水野暁さんによるアーティスト・トークですが、大好評につき6月3日(日曜日)にアンコール開催します!
前回は申込日初日より多くの方にお申込みいただき、早々に満席となりました。
前回参加できなかった方、ぜひご参加くださいね。
もう一度お話を聞いてみたい!という方も、もちろんOKです。

4月22日のアーティスト・トークの模様は、4月22日の学芸員のつぶやき「『水野 暁-リアリティの在りか』アーティスト・トークご報告」をご参照ください。

ただいま美術館にて予約受付中です。
以下詳細をご確認の上、美術館までお電話くださいね。

関連事業

大好評につきアンコール開催 アーティスト・トーク「水野暁が自身の作品/制作について語ります」

  • 日時:6月3日(日曜日)午後3時~
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

「水野 暁-リアリティの在りか」公開制作のご報告 2018年5月4日、5日

ゴールデンウィーク中の5月4日、5日は、旧井上房一郎邸で、水野暁さんによる公開制作を行いました。

水野暁さんによる公開制作の様子
初日の4日は午前中から段々と風が強くなりました。
水野さん曰く「こういう強風の時は描きませんね」との事。
職員と一緒にイーゼル・キャンバスがあおられないようしっかりと固定し、準備を整えてくださいました。

セッティング中の水野さんと職員

今回のイベントでは二日間かけて、80号サイズキャンバスと、他2点のキャンバスに、油彩ドローイング作品を仕上げていただきました。
80号キャンバスに、下描きなしで迷いなく筆を進めていく姿に、お客様も興味津々のご様子でした。

80号のキャンバスに描く水野暁さん1
80号のキャンバスに描く水野さん2

制作の間強風と闘いながら描く水野さんを、お客様も寒さに耐えながら見守ってくださいました。

5日は前日とは打って変わり、陽射しの強い中での制作でしたが、4日同様多くの皆様にお越しいただきました。

5日の公開制作の様子

日頃から、音楽を聴きながら制作されることが多い水野さん。
公開制作でも、集中して描けるようイヤホンで音楽を聴き、休みなく手を動かしていらっしゃいます。

5日、80号の作品を仕上げる水野さん

また、途中お客様をモデルにドローイングする場面も。

5日、見学のお客様を描く水野さん

今回のイベントで制作した作品は、5月11日(金曜日)より旧井上房一郎邸内にて公開の予定です。
完成作品を観に、ぜひいらしてくださいね。

「水野 暁-リアリティの在りか」公開制作のご案内と注意 2018年4月30日

ゴールデンウィークが始まりましたね。
開催中の企画展「水野 暁-リアリティの在りか」では、お出かけに最適なこの時季にぴったりの関連事業を開催します。
5月4日(金曜日)、5日(土曜日)いずれも午後2時より、美術館併設の旧井上房一郎邸庭園にて、水野暁さんによる「公開制作」を行います!
80号サイズのキャンバスを持ち込んでの油彩ドローイングです。

旧井上房一郎邸は、建築だけでなく庭園も井上房一郎氏生前の様子を保つよう日々管理しており、高崎駅近くながら静かで自然あふれる庭園となっています。

旧井上房一郎邸外観

5月初旬は新緑やツツジを楽しむことができ、ゆっくり過ごされるお客様も多くいらっしゃします。

旧井上邸庭園のツツジ旧井上邸和室からの新緑の風景

公開制作は屋外での開催です。
雨天の際は旧井上房一郎邸の特徴でもある深い軒の下で制作予定です。

旧井上房一郎邸の軒
(掲載写真は全て2018年4月28日撮影)

荒天時などやむを得ず開催を中止する場合は、当日午前中にツイッター及びフェイスブックにてご案内します。

この季節に注意していただきたいのが、日焼け対策と虫対策!
旧井上房一郎邸庭園には木々が茂り、日影が多くありますが、見学に熱中している間に日焼けしてしまうかもしれません。
また、そろそろ虫たちの動きも活発になってきました。
ハチや蚊などの対策も兼ねて、ぜひ長袖長ズボンでお越しくださいね。

公開制作で制作した作品は、後日旧井上邸内にて公開予定です!
お楽しみに!

「水野 暁-リアリティの在りか」アーティスト・トークご報告 2018年4月22日

開催中の企画展「水野 暁-リアリティの在りか」関連事業として、本日はアーティスト・トークを開催しました。
水野暁さんご本人によるトークイベントということで、早々に定員に達した今回のイベント。
会場は開始前から皆さんの熱気に包まれていましたが、イベントが始まると、水野さんの穏やかな表情とお声に、一気に和やかな空気となりました。

トーク中の会場の様子
トーク中の水野暁さん

幼少期のエピソードや写真、影響を受けた作家、今回の展覧会で展示されている作品についての制作裏話など、大変興味深いお話をしてくださいました。

中でも、本展覧会で初公開の最新作《Mother》(2017-2018年)の制作の様子をまとめた映像を鑑賞できたことは大変貴重な機会となりました。
およそ1年をかけて、その時々のお母様の動き・表情を捉えて描き留めていった《Mother》。
公開中の完成作品に至るまで、腕や足だけでなく顔まで、キャンバスの上で様々な表情を描き重ねていかれたことがわかりました。

長い制作期間の間見つめ続けた対象、空気、時間・・・。
水野さんが体感したものすべてを、現実として作品に閉じ込めていかれる様子を目にしたその後に改めて実際の作品をご覧いただくと、また違った感覚を覚えるかもしれません。

トークの後は、質疑応答後に参加者とご歓談の時間となり、水野さんは笑顔で応じてくださいました。

ご歓談される水野暁さん

今後も水野暁さんご本人によるイベントを開催していきます!
予約不要のイベントもございますので、ぜひ気軽にご参加くださいね。

関連事業

1.クロストーク「ふたりのキュレーターと水野暁による鼎談」

定員に達したため受け付けを終了しています。

  • 講師:土方明司(平塚市美術館 館長代理)、江尻潔(足利市立美術館 次長・学芸員)、水野暁
  • 日時:6月16日(土曜日)午後2時~
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)

2.公開制作「旧井上房一郎邸において水野暁がドローイングを行います」

  • 日時:5月4日(金曜日)、5月5日(土曜日)各日午後2時~
  • 場所:高崎市美術館施設内 旧井上房一郎邸
  • 申し込み不要、要観覧料

3.母の日親子ワークショップ「見て、触って、親子で描きあってプレゼント!」

  • 講師:水野暁
  • 日時:5月13日(日曜日)午後1時~4時頃
  • 対象:小学生と保護者
  • 定員:15組(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申し込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

4.おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」

  • 日時:5月27日(日曜日)、6月24日(日曜日)各日午後3時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 申し込み不要、要観覧料

「水野 暁-リアリティの在りか」本日から始まりました! 2018年4月15日

本日4月15日(日曜日)から、企画展「水野 暁-リアリティの在りか」が始まりました!
午前中はときおり小雨が降るような天気でしたが、午後には日が差し、たくさんのお客様に足を運んでいただきました。

水野暁さんも朝から来館されました!
お忙しいスケジュールの中、展覧会準備に連日当館へ来てくださった水野さん。
数か月前のメインサイン撮影時よりも精悍なお顔立ちになったようにお見受けしますが、疲れた表情を見せずお客様と歓談されるなど、終始穏やかに過ごしていらっしゃいました。
会期中の関連事業には、水野暁さんが毎回いらっしゃいます。水野さん本人からお話を伺えたり、制作の様子をご覧いただける機会に、ぜひお越しくださいね!

水野暁展メインサインと水野暁さん

関連事業

1.アーティスト・トーク「水野暁が自身の作品/制作について語ります」

定員に達したため受け付けを終了しています。

  • 日時:4月22日(日曜日)午後3時~
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:定員に達したため受け付けを終了しています。

2.クロストーク「ふたりのキュレーターと水野暁による鼎談」

  • 講師:土方明司(平塚市美術館 館長代理)、江尻潔(足利市立美術館 次長・学芸員)、水野暁
  • 日時:6月16日(土曜日)午後2時~
  • 定員:80名(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

3.公開制作「旧井上房一郎邸において水野暁がドローイングを行います」

  • 日時:5月4日(金曜日)、5月5日(土曜日)各日午後2時~
  • 場所:高崎市美術館施設内 旧井上房一郎邸
  • 申し込み不要、要観覧料

4.母の日親子ワークショップ「見て、触って、親子で描きあってプレゼント!」

  • 講師:水野暁
  • 日時:5月13日(日曜日)午後1時~4時頃
  • 対象:小学生と保護者
  • 定員:15組(予約先着順)
  • 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
  • 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
  • 申込み:お電話にて予約受付中(電話:027-324-6125)

5.おしゃべりギャラリーツアー「水野暁と学芸員がナビゲートする展覧会めぐり」

  • 日時:5月27日(日曜日)、6月24日(日曜日)各日午後3時~
  • 場所:高崎市美術館 展示室内
  • 申し込み不要、要観覧料
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