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吉井いしぶみの里公園に咲く大賀蓮
大輪の大賀蓮(おおがはす) ※見学無料
※写真は令和6年(2024年)6月下旬の様子です。
奇跡の花 大賀蓮
大賀蓮は昭和26年(1951年)、千葉県東京大学厚生農場(現 東京大学検見川総合運動場)の遺跡で発掘された2000年以上前の古代の蓮の実から発芽、開花した貴重な花です。
植物学者の大賀 一郎(おおが いちろう)博士が大勢のボランティアの協力を得て遺跡から3粒の蓮の実を発掘し、そのうちの1粒が昭和27年(1952年)7月、ピンク色の大輪の花を咲かせました。
博士の名前にちなんで「大賀蓮」と名付けられたハスは平成5年(1993年)、旧吉井町に株分けされ、多胡碑記念館が開館した翌年の平成9年(1997年)に「吉井いしぶみの里公園」内の池(約50平方メートル)に植えられました。
蓮池の場所について
- 吉井運動公園駐車場方面(地図右手)からお越しの場合は、階段を上ったところに池があります。
- 多胡碑の覆屋近くの駐車場(地図左手)からお越しになる場合は、多胡碑記念館の正面玄関入口前を通って園路を右に向かい、階段を下りたところに池があります。
- 池周辺や園路は舗装されていませんので、歩きやすい靴でお越しください。
- 多胡碑記念館 利用案内ページ
蓮の開花時期
大賀蓮は、例年6月下旬~7月中旬にかけて見ごろとなります。
水面から顔を出したばかりの蓮のつぼみは、小指よりも細く、とても小さいものですが、20日近くかけて大きく成長します。
開花直前の蓮のつぼみの大きさは握りこぶしほど、花が開くと両手のひらを広げたくらい(直径30センチメートル近く)もあるため、とても見ごたえがあります。
蓮の花は、桜の花のようにいっせいに咲いて満開となるものではなく、一輪、一輪、開いていきます。
咲きはじめは濃いピンク色をしていますが、徐々に薄いピンク色に色合いが変わり、開花して3~4日目には散ってしまいます。
早朝に咲きはじめ、昼ごろには閉じてしまう花が多いため、見学は午前中がおすすめです。
開花状況は年によって異なりますので、詳しくお知りになりたい方は多胡碑記念館にお問い合わせください。
開花前日 | 開花1日目 | 開花2日目 | 開花3、4日目 |
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開花直前のつぼみ |
朝、開花した大賀蓮 1日目昼 1日目夕方 |
2日目朝 夕方 |
3日目昼 4日目朝 |
花には個体差があるため、つぼみがあまり大きく成長しないうちに開花する場合があります。
また、天候によっても花びらの開き方や閉じ方が変わり、強い雨が降ったり、風が吹くと3日ももたずに花びらが散ってしまいます。
朝になると花が開き、昼から夕方にかけて閉じていきますが、花が終わりに近づくにつれ閉じる力を失っていき、ちょっとした刺激で花びらが落ちていきます。
令和6年(2024年)6月13日 | 6月20日 | 6月27日(開花前日) | 6月28日(開花) | 6月30日 |
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