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村上鬼城顕彰俳句大会の受賞者が決まりました

ページID:0074335 更新日:2025年10月15日更新 印刷ページ表示

村上鬼城顕彰俳句大会受賞者が決まりました。高崎を愛した俳句の偉人、村上鬼城

幼少期から高崎で育ち、近代俳句に多大な功績を残した俳人・村上鬼城。その文業と人となりを長く後世に伝え顕彰することを目的に、毎年俳句大会を開催。今回は、受賞者と作品を紹介します。

村上鬼城顕彰俳句大会

市内の小中学生を対象とした「第38回村上鬼城顕彰小中学生俳句大会」と「第39回村上鬼城顕彰全国俳句大会」の入選者が決まりました。今年は、小中学生俳句大会に1万679句、村上鬼城賞に200編、全国俳句大会に1,346句の応募がありました。主な入選者を紹介します。

第38回小中学生俳句大会の入選作品

「大会最優秀賞」受賞作品と受賞者のコメント

たけのこをほってもあえぬかぐやひめ (島田千暖・吉井小5年)春に竹の子を使って竹の子ご飯を作り、家族でおいしく食べた思い出があります。竹の子ご飯を食べながら保育園の先生が読んでくれた「かぐやひめ」も思い出していました。まだ竹の子掘りに行ったことがないけれど、いつか家族で竹の子掘りをしたいという想いでこの句を考えました。また、色々な人の句も読みすごい句を友達が考えていると勉強にもなりました。今回、私の句が沢山の人に見てもらい、とてもうれしかったです。おどろいた昼寝がまさか季語なんて (八木隆成・群馬南中3年)この句は、国語の便覧を読んでいて、「昼寝」が夏の季語だと知ったときのおどろきをそのまま読んだものです。 その素直な気持ちがより表現できるように、カジュアルな口語体を使用しました。 自分がこのような素晴らしい賞を受賞できるとは思ってもみなかったので、とてもうれしいです。この賞を励みに、これからも表現することを楽しんでいきたいと思います。

「高崎市長賞」受賞作品と受賞者のコメント

いちごがり朝飯ぬきの八十個(草場奏汰・箕輪小5年)ゴールデンウィークに、いとこ達と沼田の農園へいちご狩りに行きました。いちごをたくさん食べたかったので、気合を入れて朝飯ぬきに決めました。作戦は見事に成功して、目標以上の80個も食べられました。その時の喜びと達成感と、おいしいいちごと腹一ぱい食べられた満足感を俳句にしました。五七五の十七音で情景や思いを表すのはむずかしいけれど、おもしろさもあって好きです。市長賞に選ばれてとてもうれしかったです。春眠に畳のはんこ頬につけ(清水結衣・長野郷中3年)暖かなぬくもりが感じられる春の昼下がり。すやすやと和室で昼寝をしていた弟が、寝ぼけ眼で起きてきました。その頬には畳の跡がくっきりと付いていました。そんな弟の顔を見て、家族みんなが笑顔になり、何気ない日常のひとコマが、心に優しく響いた時の気持ちを俳句にしました。今回、このような素晴らしい賞をいただくことができ、「まさか自分が」と、驚きましたが、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

高崎市議会議長賞

長なわでハイとかけ声白いいき(樫村 悠真さん・東小3年)

笑む姉の車いす押す春の風(林 穂佑生さん・中尾中2年)

高崎市教育長賞

もみまきでぼくのやくわりシートかけ(石井 奏太郎さん・中室田小1年)

春暑し日本の四季は混乱中(河野 夢叶さん・矢中中2年)

高崎市小学校長会長賞

耳すまし巣箱のひなの無事いのる(中島 悠太さん・堤ヶ岡小6年)

高崎市中学校長会長賞

父読み手家族でかるた母無双(矢島 咲奈さん・大類中3年)

高崎観光協会理事長賞

しゅんらいになくおとうとをだっこする(寺澤 恵仁子さん・乗附小2年)

フリースローふるえる足とたまのあせ(萩原 壱虎さん・高南中3年)

高崎市文化協会長賞

かき氷どきどきするよ山くずし(新井 蒼太さん・吉井小6年)

制服と二度目の桜丈も合い(髙野 美羽さん・箕郷中2年)

高崎市PTA連合会長賞

亡き祖父の本を受け継ぐ春の意志(黒﨑 彬嗣さん・桜山小6年)

白球にのせた真夏の意地と意志(浦野 敬斗さん・入野中2年)

高崎信用金庫理事長賞

水とうの氷がなって夏の歌(吉川 枝菜さん・片岡小3年)

大晦日もうめくれないカレンダー(岩井 涼介さん・榛名中3年)

群馬銀行高崎支店長賞

つばめの巣やっと決まったげん関に(塚越 冬真さん・多胡小5年)

新品の靴のかたさよ山笑う(岡本 紗羅さん・塚沢中1年)

第39回全国俳句大会の入選作品

群馬県知事賞

今日の晴れ使ひきつたる花疲(多胡 恵美子さん・安中市)

高崎市長賞

汽笛鳴る山里に春告げながら(小暮 蓮生さん・埼玉県熊谷市)

高崎市議会議長賞

少女には少女の木霊木の芽風(杉岡 壱風さん・兵庫県神戸市)

高崎市教育長賞

見つめゐるうちは木の実の落ちて来ず(大澤 萌衣さん・前橋市)

鬼城生誕160年記念賞

踏めばもう水の色して春の雪(今井 貴一さん・渋川市)

村上鬼城顕彰会賞

燕来て百年の土間生き生きと(古郡 孝之さん・埼玉県さいたま市)

流れゆく水流れゆく落椿(村田 宣政さん・神奈川県相模原市)

白シャツを帆にして海へつづく坂(中澤 ひろみさん・前橋市)

村上鬼城賞の入選作品

正賞

作品表題「手を膝に」(山下 由理子さん・埼玉県さいたま市)

佳作賞

作品表題「母逝きて」(宮内 千早さん・高崎市中尾町)

作品表題「春の雪」(今井 苳子さん・渋川市)

新人賞

作品表題「音」(木村 佑さん・埼玉県所沢市) 

鬼城生誕160年記念賞

作品表題「黒焦げの街」(宮田 勝さん・石川県金沢市)

問い合わせ先

文化課(電話027-321-1203)

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