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市長対談 高齢者福祉なんでも相談センター
令和7年6月で開所して1年を迎える「高齢者福祉なんでも相談センター」。今回は同センターの相談員や民生委員、高齢のご家族がいる市外にお住まいの方と一緒に、高齢者の今後の暮らし方やそれを支える地域福祉、同センターの役割についてお話しします。
対談者の紹介
対談のダイジェスト
センターに寄せられる相談はさまざま
高齢の方やそのご家族が困った時に、どうしたらいいか、誰に相談したらいいかわからない。そんな時に気軽に相談できる窓口を作ろうと昨年6月に開所したのが「高齢者福祉なんでも相談センター」です。山田さんは現在東京でお仕事をされているそうですが、親御さんが高崎にいらっしゃるそうですね。
はい、母が高崎に住んでいます。一人暮らしなので、連絡が取れない時は心配になります。今は健康上大きな問題はないですが、高齢なので病気やけがが心配です。
センターに寄せられる相談は、働く子ども世代からの親の介護に関することが多いです。介護が必要になった時に何から手を付けていいか分からないという方が非常に多いですね。電話での相談も受け付けていますが、最初はこわばった声の方でも、最後は明るく電話を切っていただけます。
民生委員の活動で、生活上の心配ごとの把握のために高齢者のお宅を訪問すると、本当に色々なことで困っているのが分かります。
でも、何かあった時に民生委員に頼れる人ばかりではありませんから、色々な相談に乗ってもらえる相談センターはありがたいです。午前10時から午後8時まで、夜も相談を受け付けていますし、土曜日・日曜日でも相談できますから、とても助かりますよね。
お金に関する相談にも対応
老後の生活の不安として、金銭面を心配される方も多いと思います。ファイナンシャルプランナーによるお金に関する専門相談も設けましたが、やはり、お金に関する相談は多いですか。
老後の資金が心配という方は多いです。私を含めてファイナンシャルプランナー4人で毎週水曜日と、月に1回土曜日に来ていますが、相談の予約はほとんど埋まっています。これだけ多くの方が相談にいらっしゃるのはすごいことだと思います。
なんでも相談して欲しい
私は仕事上、さまざまな自治体の取り組みを調べていますが、高崎の福祉は非常に充実していて、時代の先端を行っていると思います。ぜひ今後もこのような取り組みを続けてほしいです。
もし困ったことがあれば、自分で全部抱え込まないで相談センターを頼ってほしいですね。「高齢者等あんしん見守りシステム」や「介護SOSサービス」などの市の取り組みを皆さんに知ってもらうのは簡単ではありません。相談センターを通じて、そのような取り組みを必要としている人につなげて行きたいと思います。