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市長対談「高崎市児童相談所」

10月に開所した高崎児童相談所。愛称は「ぱすてる」に決まりました。今回は「高崎の子どもは高崎で守る」という強い決意のもと開設した同所について、運営に携わる皆さんにお話しを伺いました。
対談者の紹介




対談内容
市長対談記事の全文については、下記から確認できます。
広報高崎11月号 市長対談「高崎市児童相談所ぱすてる」 [PDFファイル/1.46MB]
ダイジェスト
「高崎の子どもは高崎で守る」強い思い

児童虐待で一人として死なせない、「高崎の子どもは高崎で守る」という固い信念のもと、6年もの準備期間を経て、10月1日に高崎市独自の児童相談所を開所することができました。「行動する児童相談所」を目指して行きたいと思っています。

何度訪問してもドアを開けてもらえない家庭もありますが、ひとつの家庭に対して、みんなで意見を出し合い、団結してやっています。

児童虐待の疑いがある場合は、まず子どもの安全確認を行います。一方的に警察が注意や指導をするのではなく、しっかりと話を聞き、事実を確認することが大事だと考えています。

子供の安全と命が何よりも大事です。保護者の方が主張してくるケースは良くあることなので、弁護士として支える、あるいは共に対応していくという気持ちでいます。
愛称を付けて相談しやすい施設に

児童虐待対応意外にも、子供の育て方で悩む親御さんからの相談にも対応することになりますので、愛称をつけた方がいいと職員から提案がありました。子どもは多様な個性、いわば色彩を持っているので「ぱすてる」に決めました。悩みを抱えているご家庭に寄り添い、ゆったりと相談に乗るような運営をしていきたいと思っています。

子育てに関する幅広い悩みの相談を受け付けており、関係機関と連携をとりながら早期支援に繋げていきます。
子どもたちをたたくことは虐待であり、犯罪であると、価値観をアップデートしていかなければいけません。市全体で「それはだめなんだよ」という認識を広げていくことも必要なのかなと思っています。

警察の指導に対して「分かりました」と言う人がほとんどですが、中には同じことを繰り返してしまう人もいます。児童虐待は、警察と児童相談所がしっかりと情報共有などをしながら双方で関わっていくことが大事だと考えています。
連絡することをためらわないで

虐待を知るきっかけは、学校や市民からの連絡によるところが大きいと思います。児童相談所に連絡するのはなかなか勇気のいることですが、市民の皆さんには連絡を恐れないでほしいです。







