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市長対談「中小企業などへの支援」

まちの賑わいや地域経済の活性化には、地域で事業を営む人や働く人の力が欠かせません。本市では、魅力的な商店づくりや快適な職場環境の整備などを後押しするため、多岐にわたる中小企業などの支援策を展開しています。今回は、市の制度を利用して事業の発展に役立てている方々と、高崎で働き、暮らす魅力についてお話を伺います。
対談ダイジェスト
中小企業の快適な職場環境づくりを支援

若手経営者と話す機会があって「ものづくりの現場には冷房がない所が多く大変だ」と話しているのを聞き調べてみたら、約6割の現場に冷房が無いことが分かりました。なんとかしなくてはと考え、職場環境改善の補助制度を作りました。高橋さんの会社では、実際に制度を利用してみていかがでしたか。

弊社は工場が広く屋根も高いため、これまで工場全体を冷やすことができませんでした。各自が空調服を着たりスポットクーラーを使用したりしていましたが、今回の補助金を活用して広範囲に冷気を飛ばす大型クーラーを4台導入させていただきました。

働く環境を良くすることはビジネスの力になります。導入後、従業員の皆さんの反応はどうですか。
従業員さんも皆大喜びしています。仕事柄、工場内を移動しながら作業することが多いのですが、工場の中全体が涼しくなったので、非常に環境が良くなりました。
良い環境で働かなければ、良いアイデアや知恵も出せませんからね。今度は農業青年たちから「猛暑の中で働く私たちにも暑さ対策の支援をしてほしい」という声が上がったので、今年度から農業者向けの特別枠を作りました。利波さんは一番暑い盛りの作業はどう対応しているのですか。

これまでは暑い時間帯はなるべく外に出ないようにして対応していました。今回、市の補助金でファン付きベストを購入させていただき、そのおかげで、今までよりも長く外での作業ができるようになり、とても助かっています。

農業を志す若い青年が、猛暑でギブアップしないように市もサポートしていきたいと考えています。
新規就農者は初期投資が多いですから助かります。私も今年試しに購入してみたのですが、暑いので毎日着ています。この制度は続けてもらえるとありがたいです。

市内には約6,000店舗の事業所がありますが「店が老朽化して困っている」という声が多くあって、なんとかしなくてはと思いました。そこで、店を魅力的にするための内装や設備導入費用の半額、最大100 万円を補助する制度を作りました。矢内さんは美容室を経営されていますが、この制度をどのように使われましたか。

長年使用していたエアコンが古くなり、昨年の夏は壊れないか心配しながら使っている状態でした。そこで息子から教えてもらったこの補助金を活用し、最新のエアコンに入れ替えさせていただきました。

新しい設備を入れてみて、お店の様子は変わりましたか。
心地よい環境の中でお客様からも大変好評ですし、何よりスタッフが「今年は本当に助かる」と感謝してくれています。本当にありがたいです。最新型は省エネで電気代もずいぶん違いますし、CO2排出量も減らせます。
資格取得でキャリアアップを目指す

次に人材育成の支援についてですが、企業から「社員に資格を取らせたいが、費用が高くて困っている」という声が上がっているのを聞き、資格取得支援事業を始めました。内田さんの会社では、人材派遣の立場で活用されたそうですね。

うちは製造業へ派遣することが多いのですが、派遣スタッフはキャリアアップしていかないと時給が上がりません。そこで、フォークリフトやクレーンなどの資格を取ってもらうために使わせていただきました。

自社で資格取得制度を持てない企業に代わって市が応援しようという狙いでしたが、人材派遣会社がスタッフ のキャリア形成に活用してくれるとは素晴らしいアイデアです。実際に働く人の生活は変わりましたか。
これまで単純作業が中心だった方たちが、資格を取ることでステップアップして収入も増えます。派遣中に「給料が上がらないか」と相談を受けた際、「じゃあ勉強して資格を取ってみたら?」と提案でき、働く人の生活が少しでも豊かになるサポートができて非常に助かっています。
若者の地元定着を応援する独自の支援

働く人に伸びるチャンスを与えることが大切ですね。一方で、若い世代への直接の支援も重要です。新卒で高崎の企業に就職してくれた若者に「ありがとう」というお礼の気持ちを伝えたいと考え、市内の会社に就職した方に10万円分の「高崎通貨」を交付する制度を作りました。高橋さんは新社会人とのことですが、この制度を受けてどうでしたか。

私は群馬県出身で富山県の大学に進学したのですが、就職のシーズンになって地元で働きたいと思い、高崎に帰ってきました。この制度のことは知らなかったので、もらった時は本当にラッキーだと思ってうれしかったです。

卒業後に東京などの都会へ就職してしまう人が多い中、地元に戻ってきてくれてありがたいです。交付された10万円分の高崎通貨は、何に使われたのですか。
半分は両親のために使いました。大学時代に一人暮らしを経験して生活することの大変さを痛感したので、「今までありがとね」という気持ちを込めました。
高橋さんのように高崎に戻ってきてくれるのは一番望ましい形です。
高崎で育った若者が地元で就職し、結婚して子育てができる環境を作る準備を進めています。まちの発展は、皆さんの活力にかかっていますから、それを支える環境づくりをこれからも支援していきます。






