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学芸員のつぶやき(2019年度)
マルク・シャガール展 関連事業中止のお知らせ 2020年2月28日
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月に開催を予定しておりましたシャガール展関連事業を中止させていただきます。
なお美術館は通常開館いたします。
その他最新の情報は当館ホームページ、ツイッターをご覧いただくか、お問い合わせください。
※中止事業一覧
3月1日(日曜日) スペシャル・ギャラリートーク「シャガールの祈りとは何だったのか」
3月8日(日曜日) 学芸員によるスペシャルトーク「映画で読み解くシャガールの秘密」
3月15日(日曜日) 学芸員によるギャラリートーク
学芸員によるギャラリートーク(1回目)開催のご報告 2020年2月24日
本日は開催中の展覧会「マルク・シャガール―愛と祈りと冒険と。8つの版画物語―」の関連事業として、担当学芸員によるギャラリートークを開催いたしました。展示室からあふれんばかりの多くの方にご参加頂きました。
2000点を超える版画作品を残したシャガール。本展覧会では、シャガールの代表的な版画作品から「愛」「祈り」「冒険」の表現について紐解いていきます。
本日のトークでは「愛」「祈り」にスポットを当ててお話ししました。
「愛」でご紹介したのは、『ダフニスとクロエ』の物語。
豊かな色彩表現で知られるシャガールが描く少年少女の初恋物語は、シャガールならではの瑞々しい色彩が鑑賞者を美しく幻想的な世界へと誘います。
リトグラフという版画技法で作られた本作品は、20色以上もの版を使って刷られています。
展示室でBGMとして流している『ダフニスとクロエ』のバレエ音楽や、他の画家による『ダフニスとクロエ』の挿絵の表現など、シャガールの『ダフニスとクロエ』以外にも掘り下げながらご紹介しました。
続いて「祈り」では、シャガールが長い年月をかけて取り組んだ『聖書』をご紹介。
鮮やかな『ダフニスとクロエ』とは一転し、エッチングのモノクロームの世界が展示室を包んでいます。
1956年刊行ですが、1930年代から各地へ取材に出かけて制作に取り組むなど、長い年月をかけて完成した本作品。
ナチス迫害、アメリカへの亡命など、シャガール自身にとって苦労の多い激動の時代でもありました。
シャガールがどのような思いでこの作品を完成させたのか…。ご参加の皆さんは学芸員の解説を聞きながらそれぞれに想いを馳せているご様子でした。
マルク・シャガール展は3月29日(日曜日)まで。
今回ご紹介の作品以外にも「オデッセイ」、「アラビアンナイトからの4つの物語」、「サーカス」など8つの版画集の作品を展示していますので、ぜひご覧ください。
「マルク・シャガール」展、本日より始まりました! 2020年2月1日
企画展「マルク・シャガール―愛と祈りと冒険と。8つの版画物語―」、本日より開催しています!
初日の本日は、早速多くのお客様にご来館いただきました。
展示作品数279点と、見ごたえたっぷりの展覧会となっています。
「聖書」「ダフニスとクロエ」などのストーリーを、シャガールの版画作品と共にお楽しみいただけるよう、会場内にはご自由にお読みいただける書籍もご用意しています。
物語の世界にどっぷり浸りたい方は、時間に余裕を持ってのご来館がおすすめです。
これから行われる多彩なトークイベントでは、シャガールの作品世界などについて様々な側面から深くご紹介していきますので、お楽しみに。
(詳しくは下の関連事業情報をご覧ください。)
本展覧会では、受付横のメインサインで写真撮影可能となっています。
ご来館の際は、ぜひ記念撮影してくださいね。
関連事業
1.スペシャル・ギャラリートーク「シャガールの祈りとは何だったのか」
美術史研究者の大野陽子氏を講師に迎え、「祈りの絵画」としてのシャガールを宗教図像学から読み解きます。
- 講師:大野陽子(群馬県立女子大学文学部 准教授)
- 日時:2020年3月1日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室
- 申込み不要、観覧料が必要です。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:2020年2月24日(月曜日・祝日)、3月15日(日曜日)いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.学芸員によるスペシャルトーク「映画で読み解くシャガールの秘密」
シャガールの生きた時代とは?20世紀初めの視覚革命のインパクトとは?
歴史ドラマやSF、コメディなど様々な映画の場面から、シャガールの秘密に迫ります。
- 日時:2020年3月8日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料
- 申し込み:高崎市美術館(027-324-6125)にて電話で予約受付け中です。
「3は魔法の数字」ダルマのお焚き上げのご報告 2020年1月25日
2019年夏に開催の展覧会「3は魔法の数字」で展示していた、threeオリジナルの高崎ダルマを使用した参加型の作品「四七四六目(よんせんななひゃくよんじゅうろくめ)」。
本日は、展覧会以降保管していたダルマ(以下threeダルマ)のお焚き上げ供養に行って参りました。
福島県からthreeの佐々木周平さんも、お焚き上げ供養を見届けるために駆けつけてくださいました!
高崎市鼻高町の会場へ、たくさんのthreeダルマを乗せていざ出発です!(写真のthreeダルマはほんの一部です。)
トランク手前の段ボールには、会期後半に登場した紙のダルマが入っています。
お焚き上げ会場にはもう多くのダルマが到着していました。砂利の地面に掘られた、大きな穴の中に入れていきます。
(ここから先の会場写真は佐々木さんが撮影してくださいました!)
threeダルマたちも車から降ろして待機します。
大きなダルマに囲まれて、threeダルマが、小さく愛らしく見えますね。
いよいよthreeダルマも穴の中へ。穴の中には大小さまざまなダルマたち。
そんな中、ひときわ大きなダルマが運び込まれました!
今年の1月1日・2日に高崎駅西口駅前通りで開催された「高崎だるま市」で展示されていたダルマです。皆さんの願いがびっしりと書き込まれています。
いよいよお焚き上げ。観音教寺(千葉県芝山町)の河合祖信住職による読経が始まります。
穴の中のダルマに火が付けられると、積み上げられた古いダルマに火が回り、一気に燃え上がりました。
参加者の皆さんの願いが込められた、たくさんのthreeダルマたち。
ご来館の皆様の願い事の成就と、展覧会「3は魔法の数字」を見届けてくださったthreeダルマに感謝の気持ちを念じながら、無事にお焚き上げ終了となりました。
「四七四六目」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
次回企画展は「マルク・シャガール」です! 2020年1月22日
高崎市美術館では2月1日(土曜日)~3月29日(日曜日)、「マルク・シャガール―愛と祈りと冒険と。8つの版画物語―」を開催いたします。
20世紀に最も高い人気を誇った画家の一人、マルク・シャガールは、鮮やかな色彩にあふれた絵画作品で知られ、今なお世界中の人々に愛されています。油彩画と同様に版画制作にも精力的に取り組み、2000点を超える版画作品を残しています。
本展覧会では、シャガールの最高傑作版画との呼び声も高い「ダフニスとクロエ」をはじめ、「アラビアンナイトからの4つの物語」、「サーカス」など、代表的な8つの版画集から全279点を一堂に紹介します。
また、2度の世界大戦を生き延び、作品を描き続けたシャガールの激動の人生にも触れ、人間シャガールについても掘り下げてご紹介していきます。
会期中にはトークイベントを予定しています。
ぜひご参加くださいね。
関連事業
1.スペシャル・ギャラリートーク「シャガールの祈りとは何だったのか」
美術史研究者の大野陽子氏を講師に迎え、「祈りの絵画」としてのシャガールを宗教図像学から読み解きます。
- 講師:大野陽子(群馬県立女子大学文学部 准教授)
- 日時:2020年3月1日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室
- 申込み不要、観覧料が必要です。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:2020年2月24日(月曜日・祝日)、3月15日(日曜日)いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.学芸員によるスペシャルトーク「映画で読み解くシャガールの秘密」
シャガールの生きた時代とは?20世紀初めの視覚革命のインパクトとは?
歴史ドラマやSF、コメディなど様々な映画の場面から、シャガールの秘密に迫ります。
- 日時:2020年3月8日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料
- 申し込み:1月27日(月曜日)午前10時から高崎市美術館(027-324-6125)にて電話で受付けます。
学芸員によるギャラリートーク(2回目)開催のご報告 2020年1月18日
本日は開催中の展覧会「60s→80s」の関連事業として、ギャラリートークの第2回目を開催いたしました。イベント前は美術館周辺の高崎市街地でも雪が降るほどの寒さの中、多くの方にご参加頂きました。
「60s→80s」という展覧会名ながら、20世紀のアメリカのアートシーンの動向を展観できる本展覧会。アメリカ人作家だけでなく、アメリカへ渡った欧州作家、日本人作家もご紹介しており、様々な作風の作品をお楽しみ頂けます。
ギャラリートークでは、展示だけでは伝えきれない部分を、資料も交えて解説しています。
本展覧会でご紹介している日本人作家のうち、磯辺行久さん、佐藤正明さん、福井延光さんは現役の作家です。同じ「1960年代~70年代に渡米、ニューヨークに滞在」という経験を持ち同時代にアメリカの社会運動や文化、アートシーンを肌で感じながらも、全く異なる作風を見せています。
トーク中には三人の近年の作品についてもご紹介。
今回の展覧会を通して、磯辺行久さん、佐藤正明さん、福井延光さんの今後の作品展開にもぜひ注目して頂ければと思います。
「60s→80s」はいよいよ1月19日(日曜日)まで。
1月20日(月曜日)~31日(金曜日)までは展示替えのため休館となります。
2月1日(土曜日)からは「マルク・シャガール―愛と祈りと冒険と。8つの版画物語―」が始まります。お楽しみに!
お子様目線の作品鑑賞 2020年1月16日
本日は高崎市内の保育園の園児の皆さんが、美術館に来館されました。
多様な作品を前に、目を輝かせながら見入っているご様子でした。
小さなお子様ならではの感想が印象的でしたので、一部ご紹介いたします。
第2展示室の抽象表現の作品の前では
「これ、○○(顔がついた機関車のキャラクター)じゃない?」
「この人、体が震えているみたい」
など、何が描かれているのか推理し合いながらじっくりご覧くださいました。
第3展示室の、ロバート・インディアナの「ア・ガーデン・オブ・ラブ」は、「L」「O」「V」「E」の文字を特徴的に用いている作品ですが、
「何て書いてあるかな?」→「らぶ!」
「意味わかるかな?」→「愛!」
「愛って、何かな?」→「恋!」「愛ってなあに?」
と、哲学的な方向へ。難しい問題提起に、大人達も回答に困惑してしまいました。
特に驚かされたのは、第4展示室でご紹介している、「ポーラー・コーディネイツ(フォー・ロニー・ピーターソン)」という作品です。
幾何学的抽象を追求したフランク・ステラの作品で、曲線や直線を用いた幾何学的な画面構成なのですが、「ステラの友人で自動車レーサーのロニー・ピーターソンをイメージして描いた」と説明するなり
「タイヤみたい!」
「ハンドルみたい!」
「これは座るところだね!」
と、作品に描かれた図形のようなモチーフからの印象を、自分の中で想像を膨らませてすぐに口にし始めました。
フランク・ステラは「私の絵画はそこに見えているものだけが存在する、という事実の上に成り立っている。」(※)という言葉を残しているのですが、ステラの目線と子供達の目線はとても純粋で、近いものがあるのではないかと感じてしまいました。
園児の皆様の、シンプルながら的を射ている感想に、「作品を見る目とは?」と改めて考えさせられる時間となりました。
当館は小さなお子様連れでのご来館も歓迎しております。
お子様の感想を聞きながらの鑑賞は、新たな発見もあると思いますので、ぜひご一緒にご来館くださいね。
※:(p19ボニー・クリアウォーター「ステラのジレンマ」『フランク・ステラ展』岩手県立美術館、名古屋市美術館、2003年)
ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」開催のご報告 2020年1月11日
本日はコレクション展「60s→80s」の関連事業、ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」を開催致しました。
開催中の「60s→80s」は、版画作品の展示が多く、またアメリカのポップアートには文字を効果的に取り入れた作品も多いことから、今回のワークショップでは自分のオリジナルロゴをデザインして、版画技法の一つであるステンシルで無地のバッグに装飾をしていただきました。
講師は、アーティストのなかのひろかさんです。
作業工程が多いため、全体の作業説明をしたあと、早速作業に取り組んでいただきました。
今回の主な工程は、
1.ロゴをデザインする
2.ステンシルシートを切り抜いて型(版)を作る
3.型を使いトートバッグに絵具で色を付ける
4.ドライヤーで絵具を乾かす
使用する絵具の色数によって、3と4を繰り返します。
自分の名前などを用いたロゴをデザインして型を制作しますが、小さなお子様には、自分の好きなモチーフをイラストにして型を作っていただきました。
ロゴデザインと言っても、アルファベットか漢字か、またどのようなフォントがいいのかなど、皆さんが悩みながらも熱心に下描きを始め、静かな部屋の中に鉛筆の音だけが響きます。
下描きができたら、続いてステンシルシートに描き写して型作りです。ステンシルシートはトレーシングペーパーのような半透明のシートですが、丈夫で水洗いでき、再利用できます。
なかのさんに相談しながら、続く色付けの工程も念頭に置いて、カッターナイフを使って型を作っていきます。
一つの文字・モチーフに色を何色か使ったり色を重ねたい場合は、型を複数制作するときれいに色付けできます。
こちらのお花は、花びらの赤、中央部分の黄色、茎・葉の緑と、3つの型に分けて色を付けました。
写真は3つ目の茎・葉の型で色付けをしたところです。
色付けは、今回は布用絵具を用意しましたが、アクリル絵具でも代用できます。
筆やスポンジを使って色付けをしていきます。
親子でご参加のグループは、大人がナイフで型を作り、小さなお子様がスポンジで色付けするなど、分担しながら作業してくださいました。
「3.色付け」「4.絵具を乾かす」の作業を繰り返して、完成です!
文字に趣向を凝らしたり、抽象的な模様を入れるなど、個性あふれるすてきなデザインのバッグに仕上がりました!
それでは完成したバッグを一部ご紹介します。
学芸員によるギャラリートーク(1回目)開催のご報告 2019年12月14日
本日は開催中のコレクション展「60s→80s」の関連事業、担当学芸員によるギャラリートークを開催致しました。
大勢の方にお集まりいただき、本展覧会でご紹介している1960~80年代を中心としたアメリカ美術の人気を改めて感じました。
今回の展示は主に年代順に、美術や社会情勢の動向と合わせてご紹介しており、ギャラリートークも時代の流れに沿ってご紹介していきます。
アメリカの美術というとポップ・アートを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、本展覧会ではそのポップ・アートがどのような流れで生まれたのか、また、ポップ・アートを中心とするアメリカ美術が日本人作家に与えた影響などについてもご紹介しています。
今回は版画作品の展示が多いのですが、アメリカ美術の発展には版画の普及など、版画に関する動向が切り離せません。展示室では各章ごとのパネルのほか、コラムパネルでもポイントとなる動向をご紹介しています。ギャラリートークでは資料もご覧いただきながら、より詳しくお話ししていきます。
最後の第5展示室では、1960~70年代に渡米経験をもつ日本人作家4名をご紹介しています。その作品展開は実に様々で、見応えのある展示室になっています。
これからご来館の皆様も、アメリカのアートシーンに思いを馳せながら、ぜひじっくりとご覧くださいね。
学芸員によるギャラリートークは、1月にも開催いたします。
途中参加もOKのイベントですので、お気軽にご参加ください。
受付ではA3二つ折りのリーフレットを数量限定で配布しています。
本展覧会のリーフレット(左)とチラシ(右)
展示室で掲示している各章の文章が掲載されています。展覧会後の復習用にもぜひご活用くださいね。
関連事業
1.ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」
- 内容:自分のオリジナルロゴをデザインし、ステンシルの技法で無地のバッグに装飾します。
- 講師:なかのひろか(アーティスト)
- 日時:2020年1月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(小学3年生以下は保護者同伴/予約先着順)
- 材料費:300円
- 申込み:高崎市美術館(027-324-6125)にて電話受付中です。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:2020年1月18日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント
- 内容:各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているのかはお楽しみ。
福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが! - 日時:2020年1月5日(日曜日)、7日(火曜日)いずれも午前10時~
- 場所:高崎市美術館 受付
- 定員:各日40名(先着順、無くなり次第終了)
ワークショップ講師・なかのひろかさんグッズ入荷のお知らせ 2019年12月7日
ミュージアムショップにワークショップ講師・なかのひろかさんのグッズを入荷しました。
ポストカード(2種):1枚150円
ステッカー(3種):1枚200円
ミュージアムショップの様子
なかのひろかさんの世界を凝縮したグッズ。
展覧会をご覧いただいた後は、ミュージアムショップにもお立ち寄りください。
なかのひろかさん講師のワークショップは以下の内容で、若干名募集中です!
関連事業
1.ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」
- 内容:自分のオリジナルロゴをデザインし、ステンシルの技法で無地のバッグに装飾します。
- 講師:なかのひろか(アーティスト)
- 日時:2020年1月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(小学3年生以下は保護者同伴/予約先着順)
- 材料費:300円
- 申込み:高崎市美術館(027-324-6125)にて電話受付中です。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:12月14日(土曜日)、2020年1月18日(土曜日)いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント
- 内容:各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているのかはお楽しみ。
福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが! - 日時:2020年1月5日(日曜日)、7日(火曜日)いずれも午前10時~
- 場所:高崎市美術館 受付
- 定員:各日40名(先着順、無くなり次第終了)
「60s→80s」本日から始まりました! 2019年12月7日
本日、12月7日より高崎市美術館コレクション「60s→80s ぼくらのアメリカン・ストーリー」が始まりました。
当館コレクションの中から、1960~80年代のアメリカ現代美術を牽引した作家による版画作品、彼らの影響を受けつつも独自の世界を構築した日本人作家の作品等をご紹介します。
アメリカと日本のカラフルなポップ・アートの世界をお楽しみください。
「60s→80s」は明日から! 2019年12月6日
明日、2019年12月7日より高崎市美術館コレクション「60s→80s ぼくらのアメリカン・ストーリー」が始まります。
館内の展示作業も一段落し、明日の開館を待つばかりとなりました。
関連事業のワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」は、ただいま参加者募集中です。(若干名)
参加ご希望の方はこの記事下部の関連事業1をご確認の上お申し込みください。
先日、職場体験の生徒さんにエコバッグの試作品を制作していただきました。
鮮やかな黄色のロゴのエコバッグ。このロゴは生徒さんが全部自分で考えて作りました。
持ち手は肩にかけやすい長さ、当館図録も余裕で入ります。お洗濯もOK!
エコバッグ試作品
エコバッグ試作品(アップ)
ワークショップの他にもギャラリートークや福袋プレゼントを開催いたします。
SNS投稿プレゼント企画もご用意中ですので、展覧会と併せて関連事業にもご注目ください!
関連事業
1.ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」
- 内容:自分のオリジナルロゴをデザインし、ステンシルの技法で無地のバッグに装飾します。
- 講師:なかのひろか(アーティスト)
- 日時:2020年1月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(小学3年生以下は保護者同伴/予約先着順)
- 材料費:300円
- 申込み:高崎市美術館(027-324-6125)にて電話受付中です。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:12月14日(土曜日)、2020年1月18日(土曜日)いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント
- 内容:各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているのかはお楽しみ。
福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが! - 日時:2020年1月5日(日曜日)、7日(火曜日)いずれも午前10時~
- 場所:高崎市美術館 受付
- 定員:各日40名(先着順、無くなり次第終了)
「詩をかたどる展」終了&展示替休館のお知らせ 2019年11月25日
企画展「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」は昨日、11月24日(日曜日)に無事終了しました。
23、24日はイベントを楽しみにご来館された方や駆け込みの方が多く、にぎやかな最終日となりました。
本日11月25日(月曜日)~12月6日(金曜日)は展示替休館となります。
メインサインがポップな黄色になりました。
次回、コレクション展「60s→80s ぼくらのアメリカン・ストーリー」は12月7日(土曜日)から開催。
高崎市美術館コレクションから、1960~80年代のアメリカ現代美術を牽引した作家による版画作品、彼らの影響を受けつつも独自の世界を構築した日本人作家の作品等をご紹介します。
関連事業も予定しておりますので、お楽しみに!
関連事業
1.ワークショップ「オリジナルロゴを作りステンシルバッグを作ろう」
- 内容:自分のオリジナルロゴをデザインし、ステンシルの技法で無地のバッグに装飾します。
- 講師:なかのひろか(アーティスト)
- 日時:2020年1月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(小学3年生以下は保護者同伴/予約先着順)
- 材料費:300円
- 申込み:12月2日(月曜日)午前10時~高崎市美術館(027-324-6125)にて電話受付いたします。
2.学芸員によるギャラリートーク
- 日時:12月14日(土曜)、2020年1月18日(土曜)いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 申込み不要、観覧料が必要です。
3.新年!!お楽しみ福袋プレゼント
- 内容:各日先着40名様に「美術館の福袋」をプレゼントいたします。何が入っているのかはお楽しみ。
福袋を開封して「当たり」が出たら、もうひとつプチ・サプライズが! - 日時:2020年1月5日(日曜日)、7日(火曜日)いずれも午前10時~
- 場所:高崎市美術館 受付
- 定員:各日40名(先着順、無くなり次第終了)
詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。おたより&しつもん最終回 2019年11月24日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」では出品作家、深井先生、山中先生、丸尾先生、木村先生へのおたより、しつもんを多数お寄せいただきました。最終日会場でおたより&しつもんコーナーはこうなりました!
深井先生へのおたより&しつもんシート
山中先生へのおたより&しつもんシート
丸尾先生へのおたより&しつもんシート
木村先生へのおたより&しつもんシート
イラストも入り各先生へのおたより&しつもん、ご回答もにぎやかになりました!
ご紹介していないおたより&しつもんと先生方のご回答は下のデータをご覧ください。
おたより&しつもんをお寄せ下さった皆さん、ご回答下さった先生方、ありがとうございました。
深井隆先生ギャラリートーク&山中現先生とのアーティストクロストーク! 2019年11月23日、24日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」最終日前日と最終日、深井隆先生と山中現先生による最後の関連事業が開催されました。まずは11月23日(土曜日・祝日)、深井先生のギャラリートーク。
旧井上房一郎邸庭園と室内で自作やご自身のキャリアをお話くださる深井先生。「どうして人を作らないんですか?」という質問に「人そのものではなく、空間を作りたいから」とご回答に。トーク終了後のサイン会も和やか。深井先生、ご参加の皆さん、ありがとうございました。
翌11月24日(日曜日)展覧会最終日は、深井先生と山中現先生とのクロストークです。
同時期、東京藝術大学美術学部に在籍したお二人。お話から木彫、木版画という伝統技法に携わりながら、伝統でも「現代美術」でもなく、それぞれご自分の道を歩まれたお姿が印象に残りました。トーク終了後は恒例のサイン会。一時はサイン待ちの行列も…。「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」展覧会、関連事業は全て無事終了です。先生方、ご来館、ご参加の皆さん、お疲れさまでした。そして本当にありがとうございました。
アーティストワークショップ「木のはやい年賀状」が開催されました 2019年11月17日
アーティストワークショップ第4弾、山中現先生の「木のはやい年賀状」が開催されました!
木版画でオリジナル年賀状を作ります。制限時間3時間!描いて、彫って、摺って…まずは山中先生のレクチャーから。絵の他に「見当」という目印をつけて摺るときにずれないようにします。版木に転写するときは、絵を逆さに。摺りとられた年賀状は、版木と左右逆さになりますよ。
トレーシングペーパーに描き、シナベニアの版木にカーボン紙で転写します。1時間経過して版木を彫り始める皆さん。2時間経過。山中先生から摺りのレクチャー。
水彩絵具を筆や刷毛で版木に塗り、年賀状を置いてバレンで摺ります。右は完成した方の版木(右)と年賀状(左)。カラフルな中に版木の摺り跡もあって、手作りならではの味わい…3時間で絵、版木、年賀状の完成までとハードでしたが、未完成の方もぜひ、ゆっくりとご自宅で完成させてください。これにて「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」アーティストワークショップは終了。講師の先生方、ご参加の皆さん、ありがとうございました。
「月の光にさわる句会」が開催されました! 2019年11月12日
追加イベント「月の光にさわる句会」(講師:水野真由美さん、俳人・朝日新聞上毛俳壇選者)が開催されました!「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」を鑑賞して俳句を書き、高崎市南公民館に移動して句会です。
まだ日の暮れかかる時間にレクチャーからスタート!水野先生から「五・七・五の言葉の間にある空間を大切に。それが言語空間です。」というお話。なるほど絵画空間にも通じるお話ですね…。
会場を巡りながら、お気に入りの作品やタイトル、風景から句想を練る皆さん。楽しそうですが真剣勝負ですよ!
無記名で一人2句ずつ清書して、全員で一人3句ずつ好きな句を選びます。それでは皆さんの力作から、公開のお許しをいただいた句をどうぞ!
抱きしむる乳房は水のごとくあり 北川 美美
突然の光の手あり冬満月 酒巻 繁子
月の色は十二色ある古い夜 下村ふく枝
冬枯や時のかたちに玻璃のあを 住田 常生
祈る手の光を放ち冬の庭 田中 是宇
冬の空一つの赤を置いて行く 東根 恭二
木に抱かれ冬眠の人水匂う 豊永 充夫
それぞれの月の光を沈む馬 永井貴美子
四角い空モンドリアンの月跳ねる 中川伸一郎
遊ぶとき傾ぐ体や冬木立 水野真由美
木彫、木版画、タイトル、風景…思い思いの句が生まれました。
まさに水野先生の持論「俳句にならないものはない」ですね!
最後は水野先生による全句講評。親身の指導には厳しさも…言葉を変えたり語順を変えるだけで、凛とした佇まいになるから不思議です。
「月の光にさわる句会」皆さんの力作いかがでしたか?
肝心の満月は句会終了後、やっと天頂に。しかし名月を待たずたくさんの句が生まれました。
美術館で俳句…合いますね!想像以上の楽しい句会でした。水野先生、皆さん、お疲れさまでした。
「金曜夜はおしゃべりミュージアム」第二夜が開催されました! 2019年11月8日
対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」第二夜が開催されました!今回も対話型アート鑑賞ラボの皆さんが会場から3点選び、ご参加の皆さんと1点15分ずつじっくり見て、おしゃべりを楽しみました。
1階、丸尾先生《森の声》からスタート!
「歌っているようにみえます」「むしろ耳を澄ませて聴いているのでは?」「盛り上がった肩にもう一人入っているようにも見える」「腕が長すぎるように感じたが、中の人の腕なら違和感がない」「顔と肩が別に見えてきた!中から出ようともがいている?」「森のかたまりと人かも!」人間と自然は共生できるのか!という丸尾先生のメッセージに近づいてきた…
3階ブリッジ、山中先生の《三つのかたち》へ。やはりハードルが高い。
「三つのかたちの上にもう一つ小さなかたちが…」「背景も三つに分かれている」「雪景色に見える」「向うの山へ、小さいかたちが遠ざかっているよう…」「遠ざかる私、手前の三つは世間。それを包む世界。で三つなのか…」絵の背景がぐっと遠ざかり、おしゃべりも奥行が増していきます…
同じく3階、山中先生の箱型オブジェ絵画の壁へ…
「一つ一つが窓、アパートやマンションを見ている感じ」「それぞれの作品で使われる白が重要な気がする」「それぞれが別の宇宙?」「《古い夜》はヒト以前の太古の世界。過去も未来もある壁」「引き出しにも見えるから、大小もさまざま」タイトルと見比べつつ、想像が宇宙規模に膨らんできた!
作品とともに、他の参加者とともに、どこまでも旅していける気持ちになりました。皆さんありがとうございました。
またまた追加イベント!「月の光にさわる句会」のお知らせ 2019年11月2日
そういえば「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」というタイトルなのに、詩歌イベントが何もないなぁ…ということで追加イベントを開催します!今回は句会。展覧会をお題に俳句を詠んでみましょう!題して…
「月の光にさわる句会」
11月12日(火曜日)午後4時高崎市美術館受付に集合し、講師、水野真由美さんによるレクチャー後、自由鑑賞し午後5時30分美術館ラウンジで俳句を書きます。その日は満月…旧井上房一郎邸和室展示の深井隆先生《月の庭》に、月の光がさす(かも)。一度解散、館外で自由に休憩をとっていただき、美術館閉館後の午後6時30分、同じ建物内の高崎市南公民館5階に再集合して句会です。
- 日時:11月12日(火曜日)午後4時~
- 講師:水野真由美(俳人・朝日新聞上毛俳壇選者)
- 定員:先着15名
- 場所:高崎市美術館(展覧会鑑賞)、高崎市南公民館(句会)
- 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
- 申込み:高崎市美術館受付もしくは電話027-324-6125(お問い合わせもこちら!)
無記名で俳句を詠みあって、互いに好きな句を選びます。最後には講師、水野真由美先生による全句講評も!17文字に心の声を託せばそれでOK!どうぞお気軽にご参加ください!
「金曜夜はおしゃべりミュージアム」第一夜が開催されました! 2019年11月1日
昨年度ご好評いただいた対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」が、「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」に帰ってきました!対話型アート鑑賞ラボの皆さんが会場から3点選び、ご参加の皆さんと1点15分ずつじっくり見て、おしゃべりを楽しみました。
最初は1階、丸尾先生《水のかたち》の前で…
「左腕と髪?が一体になって顔を包んでいるハート型に見える」「傷のような穴が儚い感じ」「それが楽器のようにも見えるので、何かがあふれだすようにも見える」「顔の表情がどのようにも読めるので、内側にさまざまな想いがこもっているかも」…などと連想が連想を呼びます。
続いて2階、木村先生《インソムニア》。ハードルが上がった感じがする…
「生い茂る樹木がエネルギッシュで圧倒されそう」「丸尾先生の《水のかたち》の顔にはさまざまな表情を感じたが、こちらは無表情に見えてとても遠い存在」「好きなところを探すと手のひら。差しのべられているよう」「樹木が天に向かっているのに対して、手はとても地上的で、天地に分かれる感じ。仏様のようにも見える」15分経過、後ろ髪を引かれつつ3階へ。
最後は3階、山中先生《ハッピーワールド 4》一見何気ないけれど…
「手前の丸いモノに強い光が当たって、壁に影が伸びている?」「光より影の中に豊かな表情がある。」「影が主役かも!」「影ではなく穴にも見える。そこから丸いのが出てきたような。」「影じゃなくて無限の空間が広がっているようにも見えてきた!」「部屋じゃなくて、広い空間で地平線?」「丸と影が一緒にいる親子のよう。まさにハッピーワールド!」
他の方の目を借りて、キャッチボールしながら作品を旅する感じが刺激的な体験です!
次回は11月8日(金曜日)午後6時30分から。次回はどんな作品が選ばれるでしょうか?
対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」
- 日時:11月8日(金曜日)午後6時30分~
- 定員:先着15名
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
- 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。
先生へのおたより&しつもん続々… 2019年11月1日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」出品作家、深井先生、山中先生、丸尾先生、木村先生へのおたより、しつもん続々お寄せいただいております。
深井先生へのおたより&しつもん
「《垂直の時間に》と《夜気2001》が好きです。何か心の中がシーンとするような…」
「馬の作品がとても魅力的でした。」(中二さん)
「みんなとてもすてきな作品だなぁと思いました。私も《夜気2001》がとくに好きです。」
「とてもよい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。」
山中先生へのおたより&しつもん
Q「平面の作品作りと立体の作品作りどちらが好きですか?」
A「平面作品から始まっているので平面の方に馴れがあります。取り組みやすいのも絵の方です。けれどもどの作品も優劣なく同じ気持ちで制作したいとかんがえています。」(山中先生)
Q「色と形、どちらが先ですか。色の種類が少ないのにとてもきれいだと思いました。」
(中二さん)
A「かたちが先の方が多いようです。木版画はあとから色を変えることが出来ます。油絵などは同時に描いていくことになります。」(山中先生)
「以前火星に旅行したときのことを思い出しました(本の中でですが)。」
「初めて自分が心からおちつける絵に会ったような気持ちです。星を見る人がとてもかわいいです。」
A「感想の言葉とても嬉しく思いました。」(山中先生)
丸尾先生へのおたより&しつもん
「とてもあたたかみのある作品です。心を打たれました。」
「はじめて先生の作品を拝見させていただきました。とても素敵な作品で引き込まれました。」(木村さん)
A「嬉しいですね!」(丸尾先生)
Q「《森の声》《水のかたち》《夢》が一番印象に残りました!チラシで見た時から気になってました。実物を見てみるとさらに迫力があってとても素敵だと思いました!また、木の彫り方でとてもしっかり元気をもらうことができました。
ありがとうございました。どうしたらうまく、木を彫ることができますか?」
(中二さん)
A「木を彫ることは木を削って形を作り出すことですからどこを残してどこを削るということをしっかり頭でイメージすることが大事です。
それからやはり基本は絵です。物をしっかりとらえる力が必要かな!」
(丸尾先生)
「「性」は「心」を「生きる」です。どれも樹を使って表現されている感じが致しました。とても魅力的です。」(松本花さん)
A「ありがとうございます。嬉しいです!」(丸尾先生)
Q「巨人がかわいいですね!キバ?が互い違いに生えている事に意味はありますか?また、手に持っている炎は何を表現しているのでしょうか?」
(Aさん)
A「以前、不動明王を依頼されつくったことがあります。不動明王の牙は互い違いが多いのです。互い違いにすることで一つの顔に変化が現れます。
それがおもしろくて!巨人は東日本大震災のすぐ後に作りました。震災で亡くなった人の魂です。」(丸尾先生)
Q「《森の声》を見ていると本当に声が聞こえてきそうだなと思いました。
先生はどんな声だと思いますか?」(M.S.さん)
A「静かな悲しみと怒りの声でしょうか!」(丸尾先生)
木村先生へのおたより&しつもん
「南木佳士さんの本の装丁挿画がとても美しいです。とてもいいです。
作品をここで見られて感動しました。」
Q「1つ1つの絵が細かくてなんとなく気持ちが伝わってきました。
作っている時の気持ちはどんな思いがありますか?」(中二さん)
A「この作品はこの考えで良いのだろうか。思い込みで曇っているのではなどと心配になります。他者の眼、ひとごとになることが必要かと思います。」
(木村先生)
Q「普通の陶芸用粘土ではタタラ成型してもあれほど薄い板状のものはできないと思うのですが、粘土がどのようなものを使っているのか知りたいです。」
A「粘土はどこにでもある普通のもので、白は特練りA2とB、赤は赤3号、6号、9号。黒泥、半磁器土。焼成はあれこれ試して気に入った色になった温度。器ものではないので何度でも良いかと思います。素焼きの肌合いで焼き締めに近い強度を探りました。」(木村先生)
「詩的な、神秘的な作品たちにいやされました。静かな気持ちになれました。」(Hさん)
皆さんのおたより&しつもんと先生の回答から教わってばかりです!今後もよろしくお願いします。
緊急告知!「金曜夜はおしゃべりミュージアム」開催のお知らせ 2019年10月28日
突然ですがお知らせです!以前おしゃべりミュージアムをお願いした「対話型アート鑑賞ラボ」さんが「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」で対話鑑賞イベントを開いてくれることになりました!
対話鑑賞イベント「金曜夜はおしゃべりミュージアム」
対話型アート鑑賞ラボの皆さんとおしゃべりしながら鑑賞します。
- 日時:11月1日、11月8日 いずれも(金曜日)午後6時30分~
- 定員:先着15名
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費:無料(別途美術館観覧料が必要です)※優待券でご入館いただけます
- 申込み:不要。当日直接美術館へお越しください。
作品解説ではなく対話型アート鑑賞ラボの皆さんと作品をみて感じたこと、気になったことなどを自由におしゃべりしましょう!という内容ですので、ほかの方のお話を聞くだけでもOKです!
美術館で隣のお客様とお話できるなんて、めったにない体験ですよ!ぜひご参加ください!
先生へのおたより&しつもん受けつけます。続き… 2019年10月26日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」出品作家、深井先生、山中先生、丸尾先生、木村先生へのおたより、しつもんを会場で受けつけています!記入用紙や掲示シートに直接お寄せください。
では前回からの続きを…
深井先生へのおたより&しつもん
Q「作品の全て、特に月の庭シリーズでは、山口薫や清宮質文のような、彼岸と此岸とを同時に感じさせるような漂いを感じます。馬のモチーフなどを多く使われる理由、そこに込められた思いなど、ご教示戴けたら幸いです。」
深井先生《月の庭 16の満月(12)》(旧井上邸和室に展示)
A「私の作品をそのように感じて下さってとても嬉しいです。馬についてですが、馬は人間を含めた動物の象徴であり、自分の分身でもあります。一方、馬は歴史の観察者であり、代弁者の役割を担うこともあります。」(深井先生)
山中先生へのおたより&しつもん
Q「作品を見ていると穏やかな優しい気持ちになります。
《オレンジのとなり》にいるのは先生なのか?《ふたつのあいだ》にいるのも先生なのか?
《星と静物》を隅から見ているのも先生なのか?それとも、絵を今、見ている私、なのか?
色々、想像してしまいます。」(ハムチーノさん)
山中先生《オレンジのとなりで》(3階新館に展示)
A「これは絵を描いているうちに絵の中で生まれてきたかたちであり色です。
様々な連想を誘うものです。そこに絵のおもしろさが在ると思っています。」(山中先生)
Q「《白の場所》《古い夜》に使われている中央にある作品の材質は??」(Romuneさん)
山中先生《白の場所》(3階旧館に展示)
A「乾くと固まる粘土です。パジコという会社のアーチスタフォルモです。
そうそう、前にあった質問の透明な粒々は、リキテックスのグラスビーズでした。」
(山中先生)
「今日は朝から雨が降っていたので《空から》に特に見入ってしまいました。
空から落ちているのは原爆の死の雨でもなく、大きな被害をもたらす暴風雨でもなく大地を潤す優しい雨であってほしいと思いました。
山中先生の作品を拝見したのは初めてでしたが、優しさで包まれた作品もあればつき放すような「孤独」を感じる作品もあり、心が揺さぶられました。
《雲の場所》は何だかお母さんが用意してくれるお弁当に見えたんです(笑)。
雲の上に住む神様の食事かな?温かで平和なにおいがただよってくるようでした。」
(かつをさん)
A「おたより楽しく読みました。孤独でも楽しいときが私にはあります。
お弁当箱にも見えますね。様々な名前を受け入れる絵と言えばいいのかもしれません」(山中先生)
Q「画文集、詩画集の世界観、存在感に圧倒され、作品の空気の前にじっと佇んでしまいました。大好きです。
大変すてきな装丁ですが、山中先生は紙面デザインや本の装丁にも凝っていらっしゃるのでしょうか…?(文字と絵、ことばと絵がそれぞれ別のものではなく、ひとつひとつの要素が溶け合って紙の上/本という、かたちの中でひとつの世界を構成しているように感じられたので…)」
A「詩画集、画文集とも串田先生、画廊主と私の三人で相談しながら活字の大きさやレイアウトをを決めていきました。串田先生が文字にこだわり活字をあらたに作ったものもありました。画文集は版画を自分で摺ったので体調をこわし一時中断しました。今では良い思い出です。」(山中先生)
丸尾先生へのおたより&しつもん
「先生こんにちは。《水のかたち》の肩のラインと頭部がハートになっていて、そうか、水の本質は愛なのかと嬉しくなりました。心臓のかたちもハートです。
愛という水が体内をめぐる自分でありたいと思いました。」(田部井妙子さん)
丸尾先生《水のかたち》(1階に展示)
A「そう感じたり思ったりするあなたがすばらしい!
ハートの形は最初からではなく、途中から気づきました。」(丸尾先生)
木村先生へのおたより&しつもん
「渋谷アートファッション専門学校の伝言ドローイングでお世話になりました。
先生の講義が大へん面白くとても勉強させていただきました。
ありがとうございました。鹿など…。動物たちも皆美しく感動しました。」
(山根さん)
Q「木版画の色づかいや独特の透明感、澄んだ空気のようなものが大好きで、時間を忘れて見入ってしまいました。表現する上で、また続けて行かれる上でこれだけは手放したくない、失いたくないと思われるものはありますか?」
A「作品を人に見せるということは言い訳のきかないこと、どのような批判もあまんじて受けるということ。その覚悟と矜持。
近年では作品が自身から離れてゆくように感じます。」(木村先生)
Q「陶と書いてある作品は陶器のように焼いているのですか?
粘土は特別な物ですか?焼く時間、温度はどのくらいですか?」(りつこさん)
A「普通の陶芸用粘土を白2種類、赤2種類、黒泥、半磁器土を使い陶芸用の色練り粉で欲しい色土を作ります。釉薬は使わず土自体の色の組合せです。焼成は1200度くらい。焼成前の乾燥に時間をかけます」(木村先生)
Q「眠りについての作品がとても印象に残りました。《眠りの縁》はちょうど眠りにつくときの夢への深い落下を思います。また《眠り》には夢を見ているときのどうしようもない不安感を感じました。
木村先生は眠りや夢についてどのようなイメージをもっていらっしゃいますか。」
木村先生《眠りの縁》(2階旧館に展示)
A「眠りはあらがえないもうひとつの生きている時間と思います。
眠っている時間が一瞬に感じたり、何度目覚めても時間がたっていなかったり、どうしてこんなことを夢で考えるのか、もうひとりの自身がいるように感じることもあります。作品を見ることはまだ見ぬ自身を探ることです。
夢を見ているのでしょうか。」(木村先生)
皆さんからのおたより&しつもんと先生方の回答いかがでしたか?
まるで詩を読んでいるような気持になります…
会期終了の11月24日まで、おたより&しつもんお待ちしています!
アーティストワークショップ「木をきざむ」が開催されました 2019年10月22日
アーティストワークショップ第3弾は、木彫作家、丸尾先生の「木をきざむ」です。
樟のかたまり(丸太の4分の1ほど)を2グループに分かれて彫っていきます。まずは先生のお手本。
木の重さを確かめてみる場面も。男性でも重く感じますよ。
慣れてきた皆さんに、丸尾先生が「顔を彫ってみましょう」と下書き。がぜんやる気が出てきます。
いつしか全員総立ちに。丸尾先生も半そで姿に。ラストスパートです!
顔が現れてきた!
優しい顔チームの皆さん(左)と…ワイルドな顔チームの皆さん(右)。
最初おずおずとしていた皆さんも、次第に一人の持ち時間が長くなり、槌音も力強くなりました。
お疲れさまでした。ご参加ありがとうございました!
シリーズ講座てつがく堂「高崎ひとがたり」が開催されました 2019年10月20日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」会期中のシリーズ講座てつがく第2弾「高崎ひとがたり」が開催されました。
お話は高崎出身の画家・詩人の関口将夫先生と、やはり高崎ゆかりの出品木彫作家の丸尾康弘先生。
関口先生(左)と丸尾先生(右)
旧知の仲のお二人。和やかな雰囲気で話も弾みます。前半は関口先生が参加された美術運動のお話や、高崎の画家たちを支え、画家たちにも支えられたフカマチ画材・画廊主、故・深町佳昭さんの思い出話など。私もお世話になりました。懐かしいです。
児童画教育をご一緒にされたお二人。子供たちの気づきに寄り添って導くという「啐啄同時(そったくどうじ…ヒナドリが卵の殻を中から叩くのと、親鳥が外から殻を割ろうとすることが同時であるという意味だそうです)」という言葉が印象的でした。後半は外から群馬にいらした丸尾先生からみた群馬、高崎の印象など。
作家同士が良い意味で厳しく切磋琢磨していて刺激的だったとか。お酒を飲んでの激論がいつしか取っ組み合いに!熱いですね、そんな時代!
対談後の茶話(コーヒーサービス)は旧井上房一郎邸庭園で。
ハンドドリップは元コーヒー店マスターの丸尾先生と奥様でアーティストの難波多輝子先生。本格派の香味に酔いしれました。マスター姿の丸尾先生ご夫妻、とても素敵ですね。コーヒーの香りとともに秋風を感じるひとときでした。
詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。先生方の「この1点!」をご紹介しています。 2019年10月18日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」では、全館写真撮影OKですが、選んで1点だけ撮影されたい方のために、先生方におすすめの1点を選んでいただき、メッセージをお寄せいただきました。
おすすめ撮影ポイントですよ!展示順路順にご紹介します。
では深井隆先生(彫刻家)から。
《月の庭》(旧井上房一郎邸和室)
「月の庭シリーズは、禅寺の庭を意識して造ったものです。
庭を前にして私は、世界を、宇宙を、心の中で思い描いています。」(深井先生)
深井先生は以前に
「「月の庭」と題した私の心の庭にいろいろな想いが生まれ、消え流れる。」
と書いています。先生の心の水鏡に映る景色なのでしょうか…
続いて山中現先生(木版画家)。
《いつかの街》(3階旧館)
「キャンバスの真ん中あたりにいくつかの色を並べてみたいとおもい描いていきました。
色の大きさや強さを考えて進めていくうちに家のような形になり気が付くと街の様になっていました。
出来上がってみると子供の時に感じた風景ににていました。」(山中先生)
山中先生は福島県の出身。絵に登場する窓の風景は、故郷の雪景色かもしれないとおっしゃっていました。心の窓からのぞく思い出、でしょうか…
次は木村繁之先生(木版画家)。
《光の手》(2階新館)
「人間像を作るときに顔と同じように考えるのが手です。指先はその人が顕われます。
手だけで人を作ろうと思いました。どのような表情を感じられますか?」(木村先生)
これはどなたかの肖像なのでしょうか?それとも想像?
現在展示中の木版画《片腕》は川端康成の幻想小説が題材ですが、《光の手》にもつややかさあやしさを感じます。
最後は丸尾康弘先生(彫刻家)です。
《水のかたち》(1階)
「樟の丸太から彫り出した作品。彫り出した後、後ろの部分を二ヶ所ノコギリを使ってはずし中をくり抜き穴を開けて表現しました。
自然と人間がどこまで共生できるのか!そんな思いを込めた作品です。」(丸尾先生)
自然は優しく包んでくれるとともに、時に恐ろしい姿、力を現わします。
あるがままの自然に優しさや恐ろしさを感じるのは私たちの心。
《水のかたち》の表情には、その時その時の心が映るように感じました。
先生方の「この1点!」いかがでしたか?ぜひ会場で撮影してください。
そしてSNSで発信された方にはプレゼントもご用意していますよ!
先着順ですのでお早めに!
先生へのおたより&しつもん受けつけます。その後… 2019年10月17日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」出品作家、深井先生、山中先生、丸尾先生、木村先生へのおたより、しつもんを会場で受けつけています!記入用紙への記入の他、壁などに掲示して直接鉛筆で書き込めるようにしています。
深井先生(旧井上邸)、山中先生(3階渡り廊下)、木村先生(2階渡り廊下)、丸尾先生(1階渡り廊下)にある記入場所で直接書き込めます。
先生からの回答はピンク色の吹き出しで貼りだします。
それでは前回の続きから…
深井先生へのおたより&しつもん
「大三島美術館で何度も作品にお会いしました。あの風景と作品は心に残っています。
ここでまた深井先生の作品に会えるなんて!嬉しいです。」(ワタナベエリさん)
Q「深井先生の作品を初めて拝見しました。全てに優しい月明りを感じました。
さめざめとした冷えた空気ではなく、やわらかく包みこんでくれるような月の光です。
とても神聖であたたかい気持ちになりました。
《山の上に立つ人と橋》の銀色の部分が観音様のように見えました。
白衣観音像を意識して彫られたのですか?」(かつをさん)
A「観音様を意識して作りました。」(深井先生)
山中先生へのおたより&しつもん
「初めましてでしたが、好きな作品でした。色のない(おさえた)ものが心に残りました。なんだかいいナァ~。」(ワタナベエリさん)
A「お言葉とても有難く思っています。「なんだか いいな」はとても嬉しい感想です。」(山中先生)
Q「木版画の紙は何を使っているのですか?」(ブッキーさん)
A「おもに越前(福井県)和紙です。それから埼玉県に住んでいるので、小川町の和紙も使います。」(山中先生)
Q「箱型作品の《白い影》の背景に透明な粒々が見えます。材質は何ですか?」
(Mさん)
A「名前は忘れましたが、アクリル絵具のマチエールを作る材料です。
画材屋さんで売っています。」(山中先生)
「モノトーンの作品もカラフルな作品もとても可愛らしく全部好きです!!プロフィールのお写真にうつっているきっちりと整理されたアトリエで先生の制作過程をじっと見てみたいです。」(みずいろさん)
A「制作の過程をおみせすることは難しいのですが、銀座のシロタ画廊の個展「山中現展―アトリエより―」11月5日~11月16日で、版木やドローイングなど制作の準備段階のものをおみせしたいと考えています。」
(山中先生)
丸尾先生へのおたより&しつもん
「太田市在住の素敵なご夫婦に教えて頂き来館しております。
最初は一人で、今日は孫をつれて。美術がとても好きな子供で、ものすごい、言葉にできないほどの感動をあたえて頂いてます。
夫を亡くし、とても淋しかったのですが、夢をいただき元気があふれてきてます。」
(塚越さん)
A「塚越さんの感想有難いですね。そういう感想を聞くとやってて良かったなと心から思います!」(丸尾先生)
Q「版画の色あいとマチエールの美しさにおどろきました。
版画の絵具は何ですか?木彫に使う絵具と同じですか?」(谷口さん)
A「水性ガッシュです。木彫のはアクリルガッシュです。」(丸尾先生)
Q「彫刻家や先生になってなかったら、何をしていましたか?」(大塚彰さん)
(似顔絵を描いていただきました!会場に掲示しています。)
A「フォーク歌手。」(丸尾先生)
Q「《水のかたち》は鼻筋や背中のラインと木目がぴったり合っています。
計算ですか?それとも途中から?」(Tさん)
A「丸太から彫り出しているので最初は木の表面しか見えません。
彫り進むにつれだんだん木目が見えてきます。私の場合、かたち優先で木目を優先することはありません。結果的にそういう木目になりました。」
(丸尾先生)
Q「《巨人》の手にしている炎は、何の表現ですか?心とか魂?」(Sさん)
A「東日本大震災のすぐ後に作った作品です。心とか魂とか。
それで当たっています。」(丸尾先生)
Q「《夢》の口の歯は外から彫ったのですか?それとも内側から?」(Mさん)
A「彫り上げたあと頭をノコギリで切り後ろをはずし、中をくり抜きます。
歯は外側と内側両方から彫っています。」(丸尾先生)
木村先生へのおたより&しつもん
Q「こんにちは。見たことのある作品、初めての作品。高崎市美術館で会えて嬉しいです。もう一度訪れたいです。好きな時間、ホッとできる時間はどんな時ですか?」(ワタナベエリさん)
A「好きな時間は作品を作っていない時間。
ホッとできる時間は八ヶ岳にいる時間です。」(木村先生)
いかがですか?先生方の素顔に触れるようで新鮮ですね!
皆さんも会場で先生方におたより&しつもんしてみませんか!
初回ギャラリートークに台風19号直撃! 参加者は… 2019年10月12日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」ギャラリートーク初日は台風19号直撃の10月12日。
前日、旧井上房一郎邸庭園の深井先生《山の上に立つ人と橋》は、不測の事態に備え一時撤収。
台風19号直撃による旧井上邸休館という緊急事態のまま、ギャラリートーク初日を迎えました。
肝心の参加者はというと…
なんと!お一人参加ご希望の方が!(というかこの時お客様がお一人でした。)
山中先生、木村先生、丸尾先生の作品を1時間ほどでご案内しました。
外は猛烈な雨(写真でお伝えできないのが残念です)。
最後にご感想をうかがうと…
「とらえた線を彫刻でも絵でも表現できるという丸尾先生の考えに触れて、心の世界を表現することは、言葉でも、絵でも、彫刻でも違いはないんだと思いました。」とお話してくださいました。
実は詩を書いていらっしゃるとのこと。
展覧会タイトルに「詩」という言葉をみつけて来館されたそうです。
言葉でも絵でも彫刻でも、心の詩を表現できるのでは?という展覧会の核心にふれていただき(そしてギャラリートーク初日が中止にならずに済んで)、感謝と、ほっと安堵のひとときでした。
悪天候の中のご参加ありがとうございました!
ぜひ展覧会終了間際の紅葉とともに、旧井上邸にある深井先生作品もご覧ください!
記念撮影OK&SNS発信された方にもれなくプレゼントがあります! 2019年10月4日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」では全展示室記念撮影OKです。
(1点ごとの接写はご遠慮いただいております)これから館内の様子をご紹介します!
入るとすぐメインサイン。4人の作家さんのアトリエ撮りおろしポートレートです。
旧井上邸が順路1。深井隆先生(彫刻家)の作品です。《山の上に立つ人と橋》(左写真)の銀色のシルエットは高崎白衣観音のイメージでしょうか?和室にも作品が。《月の庭》シリーズ。暮らしに溶け込むアートも楽しいですね。会期終盤は紅葉も期待できそうです。
エレベーターで3階へ。順路2は山中現先生(木版画家)、木版の代表作が並びます。《三つのかたち》(左の写真右端)は先生もお気に入り作品。木片の立体オブジェ(右写真手前)やガラス絵(右写真奥の壁)なども展示。「垂直と水平にこだわっているんだなあ」(山中先生談)。「線」に注目!
続いて2階、順路3の木村繁之先生(木版画家)。木目の美しい木版画(左写真)。左奥にポスター掲載の《空の林》も。(色が全然違います。ぜひ会場で本物をご覧ください!)陶作品もあります(右写真)。手前の《泉》には水が張られています。右奥の《インソムニア》の光と影も作品の一部です。
1階へ。順路4の丸尾康弘先生(彫刻家)の作品が見えてきます。ほのかに樟(くす)の香りが。いったん入口まで戻って作品を見てみましょう。右写真は奥から奥様、娘さん、息子さんがモデルの《坐像》連作でご家族の肖像コーナー。右端は木版画。同じイメージを彫刻と絵で表現しています。
作品は全部で約200点、彫刻、版画、オブジェなどバラエティーに富んでいます。
詩をかたどる、詩をきざむ出品リスト(PDF形式 208KB)
各フロアを作家さんご自身が展示構成しており、フロア全体の雰囲気や違いも見どころ。
記念撮影→SNS発信された方にはもれなくプレゼントが(無くなり次第終了)!
さらに先着20名様には、くじ引きで特別賞も!
行楽シーズン、そして芸術の秋に美術館内散歩と記念撮影はいかがですか?
先生へのおたより&しつもん受けつけます。なんでも聞いてください! 2019年10月2日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」出品作家、深井先生、山中先生、丸尾先生、木村先生へのおたより、しつもんを会場で受けつけています!作品を見て感じたこと、気になったことなど、4人の先生へのおたよりしつもんを、何でもどんどんおよせください。
これまでのしつもんと答えをご紹介します!
深井先生へのおたよりしつもん
「作品をみていると音楽が聞こえてくるような気がします。」
「そのように見ていただけると、大変嬉しいです。」(深井先生)
Q「深井先生の好きな音楽は?」
A「音楽は多くの分野で好きなものがたくさんあります。バロック音楽(特に室内楽)、ロック(ビートルズ、クイーン)、ジャズ、オールディーズ…」(深井先生)
丸尾先生へのおたよりしつもん
Q「《想い》の手のかたちは何を表現していますか?」
A「東日本大震災の直後に作った作品。その手は大地が鎮まるよう願いを込めています。」(丸尾先生)
Q「なぜ大きな作品の中をくり抜くのですか?」
Q「なぜあちこちにツギハギのような跡があるのですか?」
A「中をくり抜くことで軽くなります。もう一つ重要なのは中と外の収縮率が近づいて、ヒビが来づらくなることです。
作品をノコギリで何分割にして、中を薄くくり抜いた後、歪みを直して接着剤で留めます。ツギハギはそのノコギリの跡。色を着けてわからなくすることもできますが、私は作品の一部だと思っています。儚さを強調したりできるからです。」(丸尾先生)
皆さんからのおたよりしつもんお待ちしています!
先生からのお答えも、このコーナーや会場内でシェアしていきます!
アーティストワークショップ「木をする」が開催されました 2019年9月23日
アーティストワークショップ第2段は、木版画家、木村繁之先生の「木をする」。
知っているようで知らない浮世絵のお話から始まり、参加者のお一人が描いた版木を前に、先生が…
彫る!
馬毛の刷毛で水彩絵具を乗せて…
摺る!
だんだん色が濃く、多く、イメージが鮮やかに変わっていく!
コツを教わったら、今度は先生の金魚の版木で、参加の皆さんが摺りに挑戦!
本格的な道具で初めての木版画体験。いかがでしたか?
この後のワークショップ、クロスクトークにもぜひご参加ください!
関連事業
高崎市美術館シリーズ講座てつがく堂「高崎ひとがたり」
- 日時:10月20日(日曜日)午後2時~
- 講師:丸尾康弘(彫刻家)、関口将夫(画家・詩人)
- 場所:高崎市南公民館、旧井上房一郎邸庭園(コーヒーサービス)
- 定員:80名(コーヒーサービス参加は要観覧料)
アーティストワークショップ「木をきざむ」
- 日時:10月22日(火曜日・祝日)午後1時~
- 講師:丸尾康弘(彫刻家)
- 場所:高崎市南公民館
- 定員:20名
アーティストワークショップ「木のはやい年賀状」
- 日時:11月17日(日曜日)午後1時~
- 講師:山中現(木版画家)
- 場所:高崎市南公民館
- 定員:20名
深井隆と学芸員によるクロストーク
- 日時:11月23日(土曜日・祝日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館内
- 申込み不要、観覧料が必要です。
アーティストクロストーク
- 日時:11月24日(日曜日)午後2時~
- 講師:深井隆(彫刻家)、山中現(木版画家)
- 場所:高崎市南公民館
- 定員:80名
お申込みはすべて高崎市美術館(電話:027-324-6125)まで!
丸尾康弘先生×木村繁之先生のアーティストクロストークが開催されました 2019年9月22日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」アーティストクロストーク。
第1段は木彫作家の丸尾康弘先生と木版画家の木村繁之先生!
丸尾先生(中央)と木村先生(左)に、美術に目覚めた子供時代や受験から学生時代、そしてデビューから現在までお話いただきました。洞窟にこもりお寺にこもった丸尾先生の意外な青年時代。指導教員の言うことは気にしなかった木村先生の独立心…アーティストを目指すには自由が一番大切みたいですよ!
スケッチをきっかけに、作りながら変えていくことや線を用いた表現など、共通点も多いお二人。でも参加者のご質問「制作中のBGMは?」では、木村先生のクラシックに対して丸尾先生のロック。これは大きく分かれましたね。
クロストーク後、美術館ショップにてサイン会を行いました!現在ショップで販売している作品集やリーフレット、絵ハガキ、展覧会図録にサインしながら、ご参加の皆さんとお話も弾むお二人。直接お話を聞いた後で見る作品は格別ですよね。ご参加の皆さんはもう一巡り館内をご覧になっていました。皆さん、丸尾先生、木村先生、ありがとうございました。
アーティストワークショップ「木にふれる」が開催されました 2019年9月16日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」ではアーティストワークショップが目白押し。
第1段は深井隆先生!「木をふれる」。どんな内容だったかと申しますと…
先生から、仏像など時代によって異なる木を使ってきた歴史をかんたんにレクチャー、家のかたちをした木のブロックを一つずつ選びます。先生が使う樟(くす)はもちろん、カヤ、ヒノキ、クリなど香り、大きさ、木肌の色もさまざま。悩みますね、これは…
選んだら、アクリル絵の具(水彩)や色鉛筆、クレヨンなどで好きなものを描きます。
悩んだら先生からアドバイスも。「木の肌を残してあるのがイイね!」(深井先生)
さすが藝大名誉教授、ほめて伸ばす教育ですね!
完成!先生の作品も展示されている旧井上房一郎邸庭園で皆さんの力作を記念撮影!
すてきなおうちが並ぶ美しい町のようです。ご参加の皆さん、お疲れさまでした!
シリーズ講座てつがく堂「高崎ものがたり」が開催されました 2019年9月15日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」会期中のシリーズ講座てつがく堂第1段「高崎ものがたり」がオープン翌日に開催されました!
お話はデザイナーで元東北工業大学教授の山下三郎先生と、出品木彫作家の深井隆先生。
山下先生(左)と深井先生(右)
工芸関連のお仕事で木を扱ってきた山下先生と、木彫作家の深井先生。
松脂が多く使いづらいカラマツ材の使用方法をを語る山下先生。
香りがよく、日本最古の仏像にも使われた樟(くす)を扱う深井先生。
初めてうかがうお話ばかりで興味津々…。
高崎市出身のお二人から、今後の高崎のものづくりについて一言。
「発想の転換を!」「想像力を養うアートが重要、まずは人づくり」と山下先生。
「アートは”モノ”ではなく街と人と暮らしをつなぐ”コト”」と深井先生。
高崎でアートと人のつながりの輪ができるとよいですね。
対談後、敷地内の旧井上房一郎邸庭園で恒例の茶話(コーヒーサービス)。
先生方のご親戚や教え子さんもいらして、和やかな雰囲気に。
コーヒーや、深井先生の作品の樟の香りに包まれた楽しいひとときでした。
山中現先生ご来館!サインをしていただきました 2019年9月14日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」の出品作家、山中現先生が展覧会初日の14日にご来館になりました。
そしてなんと、ミュージアムショップで販売中の書籍『ついていったちょうちょう』『雲の祭日』にサインを入れてくださいました!
サインを入れている最中の山中先生。
『ついていったちょうちょう』のサイン
『雲の祭日』のサイン
限定10冊ずつ、ミュージアムショップで販売中です。
山中先生の関連書籍は画集『SCENE』、絵本『ついていったちょうちょう』、詩歌集『雲の祭日』3種にサインが入っています。
※完売の場合もございますので、ご了承ください。
ミュージアムショップのご案内 2019年9月14日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」ミュージアムショップでは展覧会に合わせた図録、作品集、ポストカードなどを販売しています。
今回はミュージアムショップの様子をご紹介。
詩をかたどる展コーナー
詩をかたどる展図録(表・裏)
『羊の手 CHRONICLE』
深井隆先生の画集です。
『東京藝術大学の彫刻と深井隆』
深井隆先生の退任展に合わせて発行された書籍です。
『SCENE』
山中現先生の画集です。
『ついていったちょうちょう』
『雲の祭日』
山中先生が絵を手掛けている絵本と詩歌集です。
『丸尾康弘作品集』
丸尾康弘先生の作品集です。
『木村繁之先生グッズ』
木村繁之先生の版画作品パンフレット、ポストカード(10種)です。
展覧会をご覧になったあとは、ミュージアムショップも是非のぞいてみてくださいね。
※品切れの場合もございますのでご了承ください。
「詩をかたどる、詩をきざむー祈りの庭へ。」始まりました 2019年9月14日
「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」が始まりました。
本展は木彫、木版など木をめぐる制作を続ける4人の作家をご紹介し、作品に込められた詩の世界に着目しています。
高崎市美術館の5つの展示室と併設の旧井上房一郎邸の合わせて6つの展示空間が深井隆、山中現、丸尾康弘、木村繁之の世界に染まります。
暑さもやわらぎ、少しづつひんやりとした空気を感じるようになりましたね。
秋の行楽シーズンに合わせて、美術館でのひとときを是非お楽しみください。
「3は魔法の数字」終了&図録通販のご案内 2019年9月13日
「3は魔法の数字 three is a magic number」は夏休み中ということもあり、家族連れの方をはじめ、県内外からたくさんの方にお越しいただき、9月1日に無事終了いたしました。
参加型の作品が多く、館内が楽しんでいる声でにぎわっていたのが印象に残っています。
会期後半にミュージアムショップにて販売開始した、展覧会の様子を収録した図録(中綴じリーフレット)の通信販売が始まりました。(通信販売ページへ)
会期始めと終わりで変化していった1階、2階の参加型作品も収録しておりますので、是非ご覧になってくださいね。
ミュージアムショップでも引き続き取り扱い中です!
※展覧会によってはミュージアムショップに置いていない場合もございますのでご了承ください。詳細は高崎市美術館までお問い合わせください。(高崎市美術館 027-324-6125)
夏のワークショップ「フィギュアdeペイントジオラマ」開催のご報告 2019年8月24日
開催中の展覧会「3は魔法の数字」関連事業として、本日は夏のワークショップ「フィギュアdeペイントジオラマ」を開催しました。
講師は群馬県立女子大学文学部准教授の奥西麻由子さんです。
群馬県立女子大学の学生や博物館実習の大学生たちも、サポートしてくださいました。
今回のワークショップは、石膏を敷いた土台に好きなフィギュアなどを設置、自分だけの箱庭のようなオブジェを作るというもの。
奥西さんや本展覧会作家のthreeさんが用意したフィギュアや様々な素材を組み合わせて、オリジナル作品を作っていただきました。
まずは土台のアレンジから。
絵具を塗ったり芝生のような素材を敷いて、実際にある風景のように作る方や幻想的な世界を表現する方など、土台作りから個性があふれています。
夏休み中ということもあり、海を思い浮かべて水色に塗る方も多かったようです。
次にフィギュアや小物の設置です。お気に入りのフィギュアをどう設置するか、悩みながら作業を進めていきます。
木工用接着剤で付けにくい素材はホットボンドを使用。日頃使用している大学生の皆さんに手伝っていただきます。
それでは参加者の力作を一部ご紹介します。
最後に作品を集めて、作品のテーマや作業の感想を発表していただきました。
夏休みの工作にぴったりのワークショップで、親子やお友達同士の参加もあり、参加者の皆さんには終始楽しい時間になったようです。
魚型しょうゆ差しやフィギュアなど、身近なものを使うthreeの展覧会も、夏休みの宿題のヒントにもなったかもしれません。
会期終了まであとわずかとなりました。是非お出かけくださいね。
「3は魔法の数字」は9月1日(日曜日)までの開催です。
9月2日(月曜日)~13日(金曜日)は展示替えのため休館となります。
9月14日(土曜日)からは「詩をかたどる、詩をきざむ―祈りの庭へ。」が始まります。
まもなく芸術の秋を迎えます。次回の展覧会も、是非皆さんでお出かけくださいね。
three×永田ダルマ スペシャルギャラリートーク開催のご報告 2019年8月11日
本日開催の「threeによるギャラリートーク」は、前回のギャラリートークに続き今回もスペシャルゲストとして、永田ダルマの永田嘉斉さんがご参加くださいました!
threeも、川崎弘紀さんと佐々木周平さんお二人のご参加で、作品のコンセプトや制作の裏話など、興味深いトークを繰り広げてくださいました。
左から
永田嘉斉さん(永田ダルマ)、佐々木周平さん、川崎弘紀さん(ともにthree)、当館学芸員
1階~3階の吹き抜けの空間に展示されている「Tokyo 3D」は魚型しょうゆ差しを用いた作品。
約10年前から魚型しょうゆ差しの作品を作り続ける佐々木さん。学生時代、度々上京する機会のなかで、東京の人の多さや無表情で歩く群衆に衝撃を受け、そこからインスピレーションを得て、人=魚型しょうゆ差しに見立てた作品に取り組み始めたそうです。
第1展示室の床面に投映している映像は、渋谷のスクランブル交差点など、無数の人々が移動する映像を加工したもの。
実際の群衆の映像と、人に見立てた魚型しょうゆ差しの影が重なり合うように作られています。
第2展示室では、展示している全だるまの型・素地・原型を担当した佐々木さんと、絵付をしてくださった永田さんによる制作秘話を中心にお話しくださいました。
佐々木さんによれば、四角いだるまが整然と並ぶ展示は、ブロックなどが積み重なるテレビゲームから着想を得たとのこと。だるまのサイズについては、「沢山の人に目を入れてもらいたい(数多く作りたい)気持ちと、小さくして数を増やしたら永田さんの苦労が増すんだなという申し訳ない気持ち」が交錯し、妥協点を見つけて展示のサイズになったそうです。
トーク中には参加者から高崎だるまについての質問も飛び出し、高崎だるまを初めて目にする参加者にも理解を深めていただく機会になりました。
第4展示室の作品「Display」は、もうひとりのthreeのメンバー小出喜太郎さんが、使用するディスプレイの画面サイズに収まるようフィギュアを敷き詰め、佐々木さんがディスプレイの厚みに合うよう削るなどのフィッティングを行っている作品です。
近年のディスプレイは薄型が多く、削っていくとフィギュアの顔が無くなってしまうなど、何度もやり直しになることもあるそうです。また、フィギュアの敷き詰め作業は、threeのメンバーが「終わりの無いパズル」と口々に漏らすほど、気の遠くなるような作業のようです。
ポップでカラフルなthreeの作品ですが、緻密な計算や細やかな配慮がなされている制作の裏側を知る、貴重なトークとなりました。
川崎さん、佐々木さん共に、「参加型の作品にはぜひ参加してください!」とのこと。
第2展示室の高崎だるまの作品と、第3展示室の魚型しょうゆ差しの作品は参加型の作品です。
threeの作品を体感しにぜひご来館くださいね。
夏のワークショップ「threeとつくろう」開催のご報告 2019年8月10日
本日は開催中の展覧会「3は魔法の数字」関連事業として、夏のワークショップ「threeとつくろう」を開催しました。
本展覧会でも展示中の魚型しょうゆ差しを用いたインスタレーションは、threeの代名詞ともいえる作品の一つです。
本日のワークショップでは、色水を入れた魚型しょうゆ差しを使って、壁掛けや置き型にしても素敵なオブジェ作品作りに挑戦していただきました。
講師は、threeの川崎さんと佐々木さんです。
川崎弘紀さん
佐々木周平さん
夏休み中のワークショップということもあり、親子連れでのご参加が目立ちました。
まずは色水作り。
用意した3色の色水と水を使って、自分だけの色を作りながら、しょうゆ差しに入れていきます。
1色からグラデーションを作ったり、全く違う色を作り出したりと、思い思いに色水作りを楽しんでいただきました。
そしていよいよ、オブジェ作り。
穴の開いた板にしょうゆ差しを差し込み、裏側からしょうゆ差しのキャップを締め、固定します。
細かい作業のため、川崎さん、佐々木さんが、各テーブルを回りながら丁寧に説明してくださいました。
必要なしょうゆ差しは約40個!
親子でご参加の皆さんは、役割分担をしたり、配置についてディスカッションしつつ、時間とも戦いながら作業を進めてくださいました。
できあがった作品と、大量に作ったカラフルなしょうゆ差しは、金魚すくいの袋に入れてお持ち帰りいただきました。
それでは参加者の皆さんの作品の一部をご紹介します。
美術館第2展示室では、参加型の魚型しょうゆ差しを使った作品を展示しています。
壁一面の穴に魚型しょうゆ差しを差し込み、ご来館の皆さんで作り上げる作品です。
写真は7月中の様子。会期終了頃にはどのように変化しているでしょうか。
美術館にお越しの際は、是非ご参加くださいね。
three×永田ダルマ スペシャルギャラリートーク開催のご報告 2019年7月27日
本日は開催中の展覧会「3は魔法の数字」関連事業として、「three×永田ダルマ スペシャルギャラリートーク」を開催しました。
threeの川崎さんによる各展示室の作品解説をメインに、2階第2展示室で、本展覧会にご協力いただいた高崎だるま職人の永田嘉斉さん(永田ダルマ)と合流、川崎さん・永田さんお二人からだるま作品の解説をしていただきました。
永田嘉斉さん
川崎弘紀さん
展示室壁面に並ぶだるまは2373個、そのすべての絵付けを永田さんが担当しました。
年間大量のだるまを作っている永田さんも、これだけの数のだるまが並んでいる状況を目の当たりにする機会はなかなか無いとのことで、最初に展示室に入った時には圧倒されたそう。
通常だるまは丸みを帯びた起き上がり小法師のような形をしているのに対し、今回の作品では壁面に隙間無く並べるため、四角く、壁面に接する面は平らな板張りの形になりました。
そのため、下地の胡粉塗装作業では、通常の方法では胡粉を塗るのが難しく、慣れるまで時間がかかったそうです。
「『高崎だるまはかっこいい』というのが制作の原動力になった」と語る川崎さん。永田さんも、眉が鶴、髭が亀と、縁起の良い生き物をお顔に表現する高崎だるまの表情の魅力を語ってくださいました。
そのほかの展示室でも、川崎さんが丁寧に作品解説をしてくださり、またご参加の皆さんからも次々とご質問をいただいて、終始和気藹々としたイベントとなりました。
8月にも、threeによるギャラリートークを予定しています。作家さんから直接お話を伺える機会に、ぜひお越しくださいね。
関連事業
threeによるギャラリートーク
- 日時:8月11日(日曜・祝日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です
7月27日(土曜)スペシャルギャラリートーク開催決定! 2019年7月23日
開催中の展覧会「3は魔法の数字」関連事業の、7月27日(土曜)の「threeによるギャラリートーク」は、本展覧会にご協力いただいている永田ダルマの永田嘉斉さんをゲストにお迎えし、「three×永田ダルマ スペシャルギャラリートーク」を開催します!
高崎だるまの若手職人として活躍中の永田さん。本展覧会のために、大量のだるまの絵付けをしてくださいました。
スペシャルギャラリートークでは、高崎だるまを用いた作品にまつわる秘話を、three・永田さんそれぞれの視点からたっぷり伺います!
事前申し込み不要、当日は直接美術館へお越しくださいね。
関連事業
three×永田ダルマ スペシャルギャラリートーク
- 日時:7月27日(土曜)午後2時~
- 講師:three、永田嘉斉(永田ダルマ)
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です
threeによるギャラリートーク
- 日時:8月11日(日曜・祝日)午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です
「3は魔法の数字」展グッズのご紹介 2019年7月19日
美術館内ミュージアムショップでは、threeオリジナルグッズを販売中です!
クリアファイルやポストカードなど、展覧会の余韻に浸るのにぴったりな、カラフルな展示風景写真を楽しめるグッズがありますが、スタッフのおすすめはこちら!
three個展の高崎展オリジナルグッズ、高崎だるまをモチーフにしたステッカー(写真右/1枚300円)です。
サイズ、輝き方・・・、お父さんお母さん世代の方には、昔懐かしいお菓子のおまけシールを彷彿とさせるかもしれません。
高崎だるまは「縁起だるま」とも呼ばれていますので、こちらのステッカーにも、開運パワーが秘められているかも?!
そしてもう一つ、おすすめのグッズは、魚型しょうゆ差しのピンバッジ(1個1300円)です。
threeの代名詞ともいえる作品の一つが、大量の魚型しょうゆ差しを用いたインスタレーションです。本展覧会でも、小さなしょうゆ差しがあっと驚く大型作品になっています。
現代では目にする機会が減ってしまった魚型しょうゆ差し。ご来館の思い出とご自身の懐かしい思い出を重ねて、お手にとってみてくださいね。
ご来館の際はぜひ、ミュージアムショップへもお立ち寄りください。
「3は魔法の数字」展がはじまりました! 7月12日プレイベント・7月13日ギャラリートーク開催のご報告 2019年7月19日
7月13日(土曜日)より、「3は魔法の数字 three is a magic number 14 アートユニット3とつくるポップでカラフルがいっぱいの世界」展が始まりました。
1986年福島県生まれの3人が2009年に結成したアートユニットthreeは、国内外数多くのグループ展に参加するほか、2010年より個展「three is a magic number」を定期的に開催。14回目の個展となる本展来会では、threeの代名詞ともいえる魚型しょうゆ差しを用いたインスタレーションやフィギュアを用いた作品、来館者と完成させる参加型の展示で、来館者の皆さんにも作品を身近に感じていただきながらご鑑賞いただけます。
13日の初日に先立ちまして、プレイベント「トーク&ライブ「今いるココから」」を、展示替え中の館内展示室で開催しました。
threeの川崎弘紀さんと、ゲストには群馬を拠点に活動するロックバンドRaiji&Chipsの小林賴司(こばやし らいじ)さんを迎え、お二人のトークと、小林さんによるギター弾き語りのライブをお送りしました。
小林賴司さん
川崎弘紀さん
会場は、高崎オリジナルとなる高崎だるまを用いた作品の展示室で、壁一面のだるまを背に行われました。
共に30代で、美術・音楽と異なる分野ながら作品制作に情熱を持って活動するお二人に、本展覧会の作品の感想や活動上の共通点など、時間の許す限りお話しいただきました。
小林さんは、トーク中・トーク後に、合計3曲を弾き語りで歌唱してくださいました。
ご参加の皆さんは、トークに熱心に耳を傾け、演奏を聴きながら美術と音楽の融合空間に浸り、展示もご覧いただいて、イベントを楽しんでいただけたようでした。
翌日、初日の13日には、three川崎さんによるギャラリートークを開催しました。
各展示を一緒に巡りながら、作品のコンセプトなどを解説してくださいました。
前日のトーク&ライブの会場となっただるま作品の展示室では、だるまの素地作りから展示作業まで、大量のだるまを使用する作品ならではの苦労話など、ぱっと見ただけでは気づきにくい裏話を交えお話しくださいました。
threeの作品は、ポップでカラフル。作品を見ていると元気をもらえます。参加型の展示もありますので、是非お気軽にいらしてください。
また、今後もthreeさんによるギャラリートークを予定しています。制作についてなど、作家さんから直接伺える機会に、ぜひお越しくださいね。
関連事業
threeによるギャラリートーク
- 日時:7月27日(土曜日)、8月11日(日曜日・祝日) いずれも午後2時~
- 場所:高崎市美術館 展示室内
- 参加費・申し込み不要、美術館観覧料が必要です
アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男―内なる世界と外への視線」開催のご報告 2019年6月16日
本日は開催中の展覧会「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」関連事業として、アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男―内なる世界と外への視線」を開催しました。
講師は、元群馬県立近代美術館学芸員の染谷滋さんです。
染谷さんは、日本近代美術の研究者であり、とくに群馬県の近現代美術について調査を続けています。
学芸員として1980年代に群馬に来県された染谷さんは、生前の松本・豊田両氏と仕事を通じてお会いになったそうです。
作品画像や新聞記事などの資料を使用したスライドに、染谷さんご自身の知見なども織り交ぜ、内容の濃いトークとなりました。
松本・豊田両氏についてのみならず、群馬における戦前戦後の美術界の動きといった、今回の展覧会では紹介しきれない背景なども、豊富な知識を元にお話しくださり、ご参加の皆さんも熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」も残すところあと1週間。6月23日(日曜日)が最終日です。
是非、お越しくださいね。
6月24日(月曜日)~7月12日(金曜日)は展示替えのため休館となり、併設の旧井上房一郎邸も閉館となりますのでご了承ください。
ワークショップ「絵のなか探検隊!立体モデルAOKITに入ってみよう」開催のご報告 2019年5月12日
本日は、昨日のアート・レクチャーに続いて青木世一さんを講師に迎えたワークショップ「絵のなか探検隊!立体モデルAOKITに入ってみよう」を開催しました。
展覧会会場で展示中の「3D AOKIT 《錬金通りにて》の立体再現」は、絵の中に入り込む体験ができる作品。ワークショップでは、牛乳パックを使った仮面とビニール袋を使った衣装を制作し、記念撮影を行いました。
まずは、展示室で松本忠義の《錬金通りにて》と、「3D AOKIT《錬金通りにて》の立体再現」を鑑賞。どのような仮面・衣装を作るか、イメージを膨らませていきます。
続いて仮面作り。牛乳パックに型紙を用いて線を引いて切り抜き、ベースとなる仮面を作って、様々な素材でデコレーションを施します。
ビニール紐や色紙、羊毛など、色も質感も異なる素材を組み合わせながらデコレーション。試着したり鏡を見ながら調整していきました。
マントなどの衣装に使用するビニール袋には、マジックで模様を描いたり、ビニール紐をたくさん取り付けてみたりと、想像を超えた個性的な衣装ができました。
最後に、展示室で扮装して記念撮影!ワイルドやエレガント、カラフル、モノトーンなど、参加者それぞれの感性による衣装の一部をご紹介いたします。
展示室のAOKIT横には、各種扮装道具をご用意しています。来館記念に、ぜひ皆さんも作品の世界に入り込んで撮影してくださいね。
アート・レクチャー「AOKITはこうして誕生した―フェルメール、ゴッホを”再現”すると見えてくる」開催のご報告 2019年5月11日
本日は、開催中の「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」で、松本忠義の《錬金通りにて》のAOKITを展示中の青木世一さんによるアート・レクチャーを開催しました。
講師の美術家、青木世一さんは、絵画を3次元の造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」の制作者として、美術系テレビ番組への出演や各地でのワークショップ開催など、大変活躍されています。
本日のトークでは、これまでに制作されてきたゴッホ、フェルメール、与謝蕪村の絵画作品の模型制作にあたって感じた疑問点、着目した点、それらを踏まえて制作を進める中で導き出した答えや発見など、名画に秘められた謎について、実際のテレビ番組の映像も交えて解説してくださいました。
また、東京藝術大学在学中は鍛金を専攻し金属の作品を手掛けた青木さんが、ベニヤ板・紙を主な素材として扱うようになった経緯や、AOKITの誕生、現在の活動に至るまで、これまでの制作活動を振り返りながら詳細にお話しくださいました。
イベント終盤の質疑応答では、本展覧会の展示作品「3D AOKIT《錬金通りにて》の立体再現」の制作を通して感じた松本忠義の人柄についての印象も伺うことができ、松本作品鑑賞の参考になる興味深いトーク内容となりました。
展覧会中は、6月にもトークイベントを開催予定です。
ぜひご参加くださいね。
6月の関連事業について
高崎市美術館(027-324-6125)にてお電話で受付中です。
アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男 ― 内なる世界と外への視線」
日本の近代美術の研究者であり、とくに群馬県の美術史について詳細な調査を続ける染谷滋さんに、戦後高崎の美術を牽引した松本忠義と豊田一男の作品と制作について語っていただきます。
- 講師:染谷滋(元群馬県立近代美術館学芸員)
- 日時:6月16日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
5月の関連事業のお知らせ 2019年5月5日
開催中の「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」では5月の関連事業を2つ開催予定です。高崎市美術館(027-324-6125)にてお電話で受付中です!
どんなことをやるのかな?という方のために、内容をご紹介します。
5月11日(土曜)アート・レクチャー「AOKITはこうして誕生したーフェルメール、ゴッホを”再現”すると見えてくる」
絵画の3次元モデル「AOKIT」の開発者である青木世一さんならではの視点で、フェルメールやゴッホなどの絵画に潜む秘密についてレクチャーしていただきます。2次元の絵画を3次元で再現することで、誰もが知っている名画から見えてくるものとは?
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
青木世一 3D AOKIT《錬金通りにて》の立体再現(美術館1階で展示中)
5月12日(日曜)ワークショップ「絵のなか探検隊!立体モデルAOKITに入ってみよう」
本展出品作品である松本忠義の《錬金通りにて》に描かれている幻想的な人物のように、仮面やマントでコスプレして、絵画の立体モデル「AOKIT」に入ってみませんか?
大人はもちろん、小学校低学年のお子様にも楽しんでいただけます。「AOKIT」は写真撮影可能ですので、展示している絵画作品の中に入り込んだ面白い写真をたくさん撮ってくださいね!
AOKITに入る前に、みんなで牛乳パックの仮面をつくります!どんなものができるでしょうか?
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月12日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(予約先着順)
- 対象:小学生以上の方(小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
- 持ち物:1リットル牛乳パック2本分(美術館でも多少用意します)
仮面作りには牛乳パックを切り開いたものを使用
牛乳パックでつくった仮面(見本)
5月に入り、気持ちの良いお出かけ日和が続いていますね。
ゴールデンウィークにお出かけ疲れしてしまった方もいるかもしれませんが、ぜひ高崎市美術館で自分だけの時間をゆっくりお過ごしください。併設の旧井上房一郎邸も気持ちよく過ごせるスポットですよ。
皆様のご来館をお待ちしております。
6月の関連事業について
高崎市美術館(027-324-6125)にてお電話で受付中です。
アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男 ― 内なる世界と外への視線」
日本の近代美術の研究者であり、とくに群馬県の美術史について詳細な調査を続ける染谷滋さんに、戦後高崎の美術を牽引した松本忠義と豊田一男の作品と制作について語っていただきます。
- 講師:染谷滋(元群馬県立近代美術館学芸員)
- 日時:6月16日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
フォトスポット画像をSNS発信してプレゼントをもらおう! 2019年4月27日
本日から1階フォトスポットで記念撮影し、SNSで撮影画像を発信していただいた方に先着で展覧会限定の紙製ブックカバーをプレゼントしています。(無くなり次第終了となります)
フォトスポットのひとつ「AOKIT(アオキット)」では絵画の世界に入り込んだような、面白い写真が撮影できますよ!
自分の写真をSNSに発信するのはちょっとはずかしいな…という方のために、「AOKIT」横に被り物や色々な衣装をご用意しましたので、そちらの様子をご紹介します。
青木世一 3D AOKIT《錬金通りにて》の立体再現
2019年
AOKIT横にあるコスプレ衣装
黒いマントと白いお面、赤いカツラを着用しAOKITの中へ。お客様にも楽しんでいただいているようです!
写真やコスプレは苦手…という方は中に入ってみるだけでも楽しい体験ですので、ぜひお試しくださいね!
「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」開催とフォトスポットのご紹介 2019年4月14日
本日4月14日より、「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」が始まりました!
高崎を拠点とした画家、松本忠義と豊田一男の、生誕110周年を記念する本展覧会では、二人の画家人生を約90点の作品・資料を通してご紹介していきます。
また、絵画を3次元の造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」で知られる美術家・青木世一さんが、本展覧会開催に合わせて制作した最新作、松本忠義の代表作品《錬金通りにて》(1984年)を立体再現したAOKITを展示しています。
このAOKITと、本展覧会メインサインが、フォトスポットになっています!
青木世一 3D AOKIT《錬金通りにて》の立体再現
2019年
1階受付横 メインサイン
美術館から徒歩約5分ほどの、百貨店前の通りを描いた、松本忠義《錬金通りにて》(1984年)。
展示中のAOKITでは、模型の中に入り、絵画の世界に入り込む体験を楽しんでいただけます。
左上の写真は、展示替え期間中のAOKIT設置完了時に、青木さんが中に入って記念撮影してくださったものです!
5月12日開催のワークショップでは、このようなマスクやマントにデコレーションを施してオリジナルのマスク・マントを作り、変身して記念撮影していただきます。
展示をご覧になった後は、高崎の街中散策を楽しみながら、描かれた風景を探してみてはいかがでしょうか。
旧制高崎中学校(現・群馬県立高崎高等学校)で出会ってから生涯親しく交流した松本忠義と豊田一男。
二人と友人になったつもりで、メインサインでの記念撮影もおすすめです。
関連事業も以下のとおり予定しておりますので、ぜひご参加くださいね。
関連事業
1~3の関連事業はいずれも予約が必要です。4月8日(月曜)午前10時より、高崎市美術館(027-324-6125)にてお電話で受付けています。
1.ワークショップ「絵のなか探検隊!立体モデルAOKITに入ってみよう」
松本忠義の風景画《錬金通りにて》(1984年)を実物大ブースに立体再現した青木世一さんを講師に招き、絵の中に入り込む体験を楽しみます。自作の仮面やマントで変身して、絵画の世界に入ってみませんか。
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月12日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(予約先着順)
- 対象:小学生以上の方(小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
- 持ち物:1リットル牛乳パック2本分(美術館でも多少用意します)
2.アート・レクチャー「AOKITはこうして誕生した ― フェルメール、ゴッホを”再現”すると見えてくる」
絵画とは3次元を2次元にする芸術。青木世一さんは独自の発想から生み出したAOKITによって、フェルメールやゴッホの名画を3次元に”再現”します。絵画空間を立体再現すると見えてくるものとは?
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
3.アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男 ― 内なる世界と外への視線」
日本の近代美術の研究者であり、とくに群馬県の美術史について詳細な調査を続ける染谷滋さんに、戦後高崎の美術を牽引した松本忠義と豊田一男の作品と制作について語っていただきます。
- 講師:染谷滋(元群馬県立近代美術館学芸員)
- 日時:6月16日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展のお引越しが済みました! 2019年4月10日
皆さまにご来館いただきました「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展も3月31日に無事終了し、次なる巡回先、宮城県の東北歴史博物館さんにイス(とか)たちも旅立っていきました。今回の展示資料はもちろんイス(とか)たちですから、梱包すると引っ越しそのものの様相に
さようなら、そしていってらっしゃい!愛しのイス(とか)たち!
引っ越し先の東北歴史博物館学芸員、KさんとEさんが3日間手伝ってくださり、トラックとともに宮城へと帰っていかれました。Kさん、7月13日(土曜日)から9月1日(日曜日)までの東北歴史博物館さんでの開催に、アピールを一言!
「タウトさん、剣持さんが仕事をした商工省工芸指導所は仙台にありました。東北会場では工芸指導所オシでご紹介します。高崎会場で展示されなかった東北ゆかりの資料も公開しますよ!」
しばしのお別れですが、7月には東北で愛しのイスたちに再会できます!はじめましての品々も…ぜひお運びください!
それから会場で皆さまからお寄せいただいた「どのイス(とか)おすすめ?」。
123件のおすすめをいただき、ご好評のうち会期とともに終了しました。たくさんのおすすめありがとうございました。
前回までにご紹介しきれなかったその後の「おすすめイス(とか)」を、最後にご紹介します。
繰り返しのお知らせですが、「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展は、
東北歴史博物館(宮城県多賀城市/2019年7月13日~9月1日)、
パナソニック汐留ミュージアム(東京都港区/2020年1月11日~3月22日)
へ巡回しますので、各会場でイス(とか)たちと再会されてはいかがですか?
ただいま展示替えを行っています! 2019年4月9日
高崎市美術館・旧井上房一郎邸は、ただいま展示替え期間のため休館しています。
4月14日(日曜日)からは、「生誕110周年 松本忠義・豊田一男2人展+AOKIT/3Dになった絵画世界/by青木世一」が始まります!
高崎を拠点とした画家、松本忠義と豊田一男は、2019年で生誕110周年を迎えます。
群馬県立高崎中学校(現・県立高崎高校)の同級生として出会った二人は、よき友、よきライバルとして切磋琢磨しながら、まったく異なる世界観の表現へと向かいます。本展覧会では、戦後高崎の美術に大きな足跡を残した両画家の人生と制作を振りかえります。
また、絵画を3次元の造形に移す模型モデル「AOKIT(アオキット)」で知られる美術家・青木世一さんが、松本忠義の代表作品《錬金通りにて》(1984年)を立体再現!絵の中に入り込むという新しい体験を楽しんでみませんか。
関連事業も以下のとおり予定しております。
これからの行楽シーズン、ぜひ当館へお越しくださいね。
関連事業
1~3の関連事業はいずれも予約が必要です。4月8日(月曜)午前10時より、高崎市美術館(027-324-6125)にてお電話で受付けています。
1.ワークショップ「絵のなか探検隊!立体モデルAOKITに入ってみよう」
松本忠義の風景画《錬金通りにて》(1984年)を実物大ブースに立体再現した青木世一さんを講師に招き、絵の中に入り込む体験を楽しみます。自作の仮面やマントで変身して、絵画の世界に入ってみませんか。
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月12日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 調理室
- 定員:20名(予約先着順)
- 対象:小学生以上の方(小学3年生以下のお子様は保護者同伴でお願いします)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
- 持ち物:1リットル牛乳パック2本分(美術館でも多少用意します)
2.アート・レクチャー「AOKITはこうして誕生した ― フェルメール、ゴッホを”再現”すると見えてくる」
絵画とは3次元を2次元にする芸術。青木世一さんは独自の発想から生み出したAOKITによって、フェルメールやゴッホの名画を3次元に”再現”します。絵画空間を立体再現すると見えてくるものとは?
- 講師:青木世一(美術家)
- 日時:5月11日(土曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)
3.アート・レクチャー「松本忠義と豊田一男 ― 内なる世界と外への視線」
日本の近代美術の研究者であり、とくに群馬県の美術史について詳細な調査を続ける染谷滋さんに、戦後高崎の美術を牽引した松本忠義と豊田一男の作品と制作について語っていただきます。
- 講師:染谷滋(元群馬県立近代美術館学芸員)
- 日時:6月16日(日曜日)午後2時~
- 場所:高崎市南公民館 5階 講義室
- 定員:80名(予約先着順)
- 参加費:無料(展覧会を観覧される方は別途美術館観覧料が必要です)