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市美術館企画展 タワー美術館企画展

ページID:0051408 更新日:2024年12月16日更新 印刷ページ表示

美術館だよりサムネイル画像

市美術館収蔵作品展 美術が奏でる音楽

同時開催「特集展示 岡田菜美/高橋海斗/竹内美絵」

楽器や演奏者が描かれた油彩画やはじける音が聞こえてくるような大胆な色使いの作品など、音楽をテーマにした作品を紹介。音楽を連想させるアートの世界をご堪能ください。また、本県出身の若手作家である岡田菜美さん、高橋海斗さん、竹内美絵さんの特集展示を同時開催します。詳しくは「美術が奏でる音楽」・同時開催「特集展示 岡田菜美/高橋海斗/竹内美絵」ページを確認してください。

豊田一男〈笛を吹く人〉1978年油彩・キャンバス

会期

11月23日(祝日)~12月26日(木曜日)

会場

市美術館(電話027-324-6125)

 

担当学芸員に聞きました。美術は視覚で楽しむものですが、絵画や彫刻から音楽が聞こえてくるような不思議な魅力をもつ作品があります。本展では、音楽を感じさせる美術作品を5つのテーマに分けて紹介しています。私のおすすめは展覧会ポスターにも掲載したマルク・シャガールの木版画『ポエム No.16』で、髪をなびかせながらバイオリンを奏でる女性が、傍らの男性とともに躍動的に描かれています。シャガールには禁欲的なユダヤ教徒の一面もありますが、音楽や演劇をおおらかに享受するイディッシュ語文化圏で育ち、音楽への愛を生涯もち続けました。この作品に鳴り響く音楽と人々の姿は、彼の心の原風景だったに違いありません。

市タワー美術館企画展 水のすがた

水に注目した作品約45点を展示。さまざまな形に変容する「水のすがた」をお楽しみください。期間中、出品作家の原誠二さんや学芸員による作品解説会を行います。詳しくは水のすがた/高崎市タワー美術館ページを確認してください。

室井東志生〈水翳〉2010年 千住博〈ウォーターフォール〉寄託作品

会期

11月30日(土曜日)~来年1月19日(日曜日)

会場

市タワー美術館(電話027-330-3773)

 

担当学芸員に聞きました。さまざまに形を変える水を描いた作品を紹介する企画展です。日々の暮らしや雄大な自然、時には目には見えない何かへの想像力を掻き立てるような水を、画家たちはどのように描いたのでしょうか?迫力ある滝からひんやりとした湿気を感じる作品までバリエーション豊かな水の作品が楽しめます。私のおすすめ作品は「千住博《ウォーターフォール》」です。流れ落ちる滝の奇跡的な一瞬を捉えた作品です。画面の上部から水で溶いた胡粉(ごふん)を流し、滝の成り立ちを作品上で再現しています。近くで見るとこちらにまで水のしぶきが飛んできそうな迫力があります。千住博さんは循環する滝の流れと時間の流れを重ね合わせて「ウォーターフォール」シリーズを描ているそうです。

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